1億光年振りに仁希を見れた。

あ、でもうち仁希の浴衣姿見たよ、この廊下で。志真と一緒に居たでしょ?そうだ入れ違い!教室戻ったときに。(ラインにて予告し夜が明け数時間後、「行こ」と彼女の席に姿を現した際の一言目。帰り支度が終わっていないようであれば手伝う指先は身勝手に机上の文房具類を取って、彼女の通学鞄に投げはしないが躊躇わずにほいほい入れる。主観で整ったと判断出来たら鞄を人質みたく廊下に足を向けるけれど、その間止めの言葉が掛かれば振り返って準備を待とう。とかく放課後デート楽しむ準備に抜かりなければ、廊下での談笑はつい先日終えたばかりのあさま祭を振り返った。タイミングによるすれ違いは神を憎むに値するけれど、彼女にあらまし明かす様は軽い笑声を伴って。削がれなかった踵で向かう先は未決定のまま昇降口を抜け、スニーカーで正門も通ってしまえばこれと言った事柄ないのに弾む心地に嘘もなし。)どこ行こっか。放課後うちとやることメモ書いてあったりする?今日はどんなことメモしたの?(正門出て数歩の場所にて立ち止まり、彼女の手首を掴むなりその掌に本日の書き起こしを拝見しようと眺め見る。冗談と願望が半々。)
秋山紘 09/21 (Mon) 22:24 No.941
えーっ。なんで声かけてくれなかったの?見られ損だ。紘はどんな浴衣着ていたの?(不満たらしい悲鳴は殷賑極める放課後の教室で。几帳面に整頓した鞄の中へ帰り支度を手伝う粗雑な指先へ、「こらっ」と咎める物申しはけれど形ばかり。人質の鞄はそも役割を果たさなければ取り返す必要もなく「鞄持ちしてくれるの?」と逆手に取った笑声がおほほと廊下に溶ける筈。ローファーの爪先を打ち付けて下校路を辿れば数日前とすっかり季節のうつろいを感じさせる秋風が香ばしく揃いのシャツを揺らす。)書き始めたら99999回遊んでも足りないくらいになっちゃって、びっくりした!だから今日はすこしだけ。(おりこうさんに着こなしたシャツを捲りあげたら当然の如く鎮座する文字列は「放課後 紘」「バナナジュース」「アイス」「公園で焼き芋」「おそろのにおい買う」「候補は金木犀かアールグレイ」とまあ願望100のメモがお目見えする筈。)どれからする?あたし的には焼き芋買って公園で童心に帰るか、秋からあなたとおそろいのにおいになりたいっていう願望を叶えるのがおすすめ。(掴まれた手首をくるりと引っ繰り返して問い掛ける。どれでもかれでもお決まりワープ!はきっと同じタイミング。)
小田仁希 09/22 (Tue) 19:13 No.951
(おあずけしたくせ人差し指で切り取った思い出をすぐさま呼び起こし、画面斜めに傾けては見てみての声が踊った。写真見せたくらいで解消されるような欲じゃないと断言は、同じかそれ以上にいつだって彼女に向ける貪り足らずの情動を揃いだと疑わないから。メイドよろしく鞄持ちも靴箱辺りで彼女の肩にそうっと戻し、次なる指先の餌食は華奢な手首であった。)あ、控えめだ。ふんふん、ふん。うん?公園で焼き芋…?(落とした目線は内容求めれば再び青やかなひとみを向くけれど、丁度彼女の声と重なったから肌擦りながらより出す沈黙を生む。)金木犀の香り、めちゃくちゃ好きなの。仁希の辛抱たまらんっておねがい、うちが叶えましょう!仁希のことだから、焼き芋落ち葉集めるとこからやるよってなりそ~。買って食うだけじゃ物足りないなって。(該当部分の文字を指の腹でとんとん軽く叩くみたいに示しつつ、一先ず二番手とした秋の味覚への彼女の気概は想像でいてまあ現実味も多少。そうしてワーーープ!した駅直結商業ビル。人も多く、他校の学生と何度もすれ違いながら目的の店までのちょっとした道でふと問う。)メモしちゃうのって、小さいころから?気付いたら書いちゃってるの?忘れちゃうかもって不安から?(続け様の質問は軽く、知りたいという積もりに動き。)
秋山紘 09/23 (Wed) 20:49 No.958
(かわいいの感想よりずるいと先立つ台詞は可憐極まる浴衣姿を己だけが見られていない過日への不満。「来年はまつりいこうね」と攫った小指でげんまんしたら漸く溜飲を下げる心地で目元をやわらげた。)やったー!おそろの金木犀香らせて「え、あいつら同じ匂い?まさか…?」ってざわざわさせよう。これぞまさに匂わせクソ女だね。(今は無味無臭の手首の内側を指先で擦って破顔一笑。「それどんなイメージ?あたしゃDASH村出身か」と半眼にてそのけったいな印象を蹴散らして、ワープ!お決まりお手軽ふたりだけの特権を行使したら殷賑塗れる商業施設の片隅。フロアマップへ一瞥をくれてから目的地へ爪先を向ける。)これ?むかしお稽古ごとたくさんしてたんだけど、多すぎてわけわかんなくなっちゃって。曜日と時間と持ち物とか書き始めたのが最初。(猿腕の両手を前に出したら今日の課題から見かけて気になるケーキ屋の名前に親しくなった他クラスのLINEIDまで雑多なメモ帳がお目見えするか。通りがかりに焼菓子店を通ったら)あ、あたしもういっこやりたいことあった!紘の手作りおかしが食べたいったら食べたいったら食べたい。(と卒然たる三歳児ターンで希求。軈てフラグランスの類を多く扱うショップの前に屹立したら)インスタで見たことあったな、金木犀のかおり。紘って普段は香水とかつけるの?(手始めに近くの棚からムエットをつまんで。)
小田仁希 09/24 (Thu) 19:13 No.963
(絡めた小指に願う未来の絶対は彼女が感じさせてくれるもので、浮かべた表情は先取りおそろ。SNSにアップしても炎上しない保障あってもなくても、存分に金木犀振り撒く決意は強いが足取りはすこぶる軽かった。)お稽古ごとってなんだかお嬢さまって感じがするね。まあ仁希は淑やかよりもやんちゃだけど、うん愛らしい。そうだ!帰りに文具屋さん寄ろっか、いいこと思い付いた。聞きたい?お楽しみにしたい派でしょ仁希は。(響きだけの率直を笑って塗り直し、彼女の持つ純粋さに触れた一言はゆう免目当ての下心が見え隠れる滑り良さ。閃きとほぼ同時の提案を口にしつつ、関心奪えたかと探るこころも自惚れに溺れた矢先、新たに追加された彼女のお願いを耳にするなり笑いがあふれる。)そんなのすぐ叶っちゃう。あ、でもどうせなら出来たて食べて欲しいし今度うちで遊ぼーよ、ね。あ!はいはーい!うちのしたいこと一つ!泊まってけ!(3歳のおねだりも無事通り、事細かい予定に展開した口が形変えてターンチェンジの挙手は天井目掛けた真っ直ぐ伸ばす。お誘いを通り越した命令はまるで次なる彼女の反応を前もって確かめたように迷いのない清々しさ。)出掛ける時に覚えてたらつけるけど、ほとんど忘れてる。でもやっぱりすれ違う時にふわっと良い匂いさせて、誰しも振り返らせたい欲はある。(願望明け透けさせながら彼女の鼻先にてぱたぱたさせるムエットはサボンの香り。)にきにき、おそろで買ったら沖縄つけてこ?
秋山紘 09/26 (Sat) 22:36 No.970
試しに今お嬢様笑いでもしたろうかなと思ったけど、悪役エセお嬢みたいになっちゃったからやめた。聞き   !え、クラス1せっかちなあたしがお楽しみに出来るって思ってる?(せっかちで短気な性分を存分に孕んで先走り挙手した左腕がそのまんま秋山の頬をぐりぐり。言えよオラオラと指先が不埒を働くも期待した分だけの感興は裏切られる予感がしないから、「ぜったい忘れないでね」と念押しすることだけは忘れなかった。)いいの?いく!いつ?明日?明日はないか、沖縄終わってから?パジャマ持参してもいい?あたしブラウニーとクッキーが大好き。(想像するだけで爪先から3cm浮いてしまいそうな提案へ前のめりの台詞は矢継ぎ早、天高く掲げられた掌を取ったら出鱈目ステップは躊躇いなく。)わかる、「今の子すげーいい匂い…トゥンク」されたい願望あるよね。でもどうする、99人のどうでもいい男に響いても1人の好きな子に響かなかったら。(さいあく、と縁は無いが夢はたまに見る未来像を描いてはうえ~っと渋面。「あ、いいにおい!」と爽涼な甘さへ鼻先をひくつかせたら勢い余って「ぶえっくしゅん!」と親父臭いくしゃみをしてから)もちろん!沖縄楽しみだね、もう何しようとか何したいとか決まってるの?(鼻啜ったのちもひとつ手に取るムエットをぱたぱた仰いだらふわんと香る金木犀。)これは?(どうと秋山の鼻先へ近づけながら手に取るパケにはワンダーハニーのピュア金木犀とやらの印字。)
小田仁希 09/28 (Mon) 19:17 No.975
(見当違いにより遊ばれる頬から空気抜けようとも口は頑なに結んだ後、あとの楽しみにしてくれたなら自信ありげに浮かべた笑みで頷く。そうして早速覗けた慌てん坊の側面に笑いが転がり、現実見る思案を挟み。)沖縄行ってからにしよっか。うん、なに持って来ても大丈夫だし忘れちゃってもうちので良ければ……おんなじくらいだし。…仁希のお口に合わなかったら……、合わせてきてね。(唐突な間で落とした目線は、鎖骨の下を交互に見比べるよう移動を繰り返したなら自己解決。後ろ向きは言葉だけであり倣って弾む足取りあれば然程問題視していない事も明確。彼女の舌が合わせるとは無茶振りと真面目が半々。)どうでもいい男の嗅覚を奪って好きな子にくっつける?(一件落着いかずとも夢見がち思考の共有がなにより大切。そんな折、鼓膜震す音がくしゅんなら満点であったのに。「鼻水出てるよ」のからかいを放ちつつ、沖縄での匂わせ決行となるから緩む口元に予定を乗せた直後、ふわり掠めた香りに浮かぶ表情は満悦。)好き。これ好きやっぱり金木犀好き。買お!!これが良い。(言うなり手に取って購入前の最終確認で彼女の窺いはチラ見程度に、好きばかりが重なるお揃い目前であればレジへの直行は抜け駆けするような速さ。そこから距離置かぬ場所にあった文具屋にてハイマッキーのピンクと黄色の購入は流れ作業。黄色の一本だけを彼女に見せて)これね、うちとの予定専用のペン。とりあえず…沖縄で打ち明け花火、っと。(事細かな記しの上から躊躇なく黄色いペン先で書き起こした。)
秋山紘 09/29 (Tue) 22:02 No.981
たしかに「おんなじくらい」だね。(同じく鎖骨の下あたりへちらりと悪戯な一瞥をくれたら秘めやかな笑声と共に「合わないわけないから大丈夫。飼いならして。」とそも無茶振りにもならない無茶振りは飲み下す選択肢しか無かった。)それ賛成。染まってもらおっか。(傲慢たらしい物申しを乙女のわがままって甘ったるいオブラートで包んだらそれらしい響きを呈しているが然し、オヤジ臭いくしゃみを笑われたらずっと鼻水を啜る傍ら睥睨をよこして「あたしの鼻水は賢者の水です」とトンチキ理論をぶちかます。即決即断で購入に至る揃いの香りは異を唱えるまでもなく、「やった。忘れないように持ってかなきゃ」とショッパー片手に携えて店を出てからは流れるように誘われる爪先は少女の言いなりとなろうか。目前差し出された黄色と秋山とを交互に見遣ってから、目弾きをひとつふたつ。)ふ  はは、ねえそんな嬉しいことするの?真っ黄色にしてして♡(似合わぬハートマークはぎこちなく弾んで秋山のでこあたりにこつんと飛んでいくことだろう。面映ゆさを飲み込まんと唇の端を噛み締めても無駄な足掻き、迎え撃つ相槌も弾んじゃう始末で書き付けるさまを映じる。)打ち上げ花火と、あとは沖縄から帰ってきたらお泊りだね。あとは――…、黄色が消えかけたらまた足して、そんで、  あれ、ピンクは?(確か二本購入してなかったかと視線を持ち上げて問い掛けるのは興味未満の与太話。その間にも腕に黄色が増えていけば満悦至極の笑みを浮かばせ、燥いだ心持ちのまま新しく迎え入れたとっておきの日常をもう暫く消費させて。)
小田仁希〆 09/30 (Wed) 19:53 No.984
(お返しの目線に対して形ばかりに腕を交差させ恥じらい作りつつ、口の語りは一歩先を行く。)安心したからお礼にタバスコクッキー作ったげる、上手く出来るかな。うちの味を知っちゃったらもう市販のお菓子食べれないね、かわいそーに。(つらつら並び立つ言葉と猫愛でる手つきのように彼女の顎先をくすぐる指が、存分に浮つく。狂暴交じっても彼女が良しとしてくれるならそれを二人の大正解とする重めの甘さはもう当たり前となっているが、それでも賢者のなんたらには「誰であっても鼻水は鼻水…」すこぶる冷静に返した。)嬉しかった?色が違えば目立つでしょ、うちとの約束がどれだけあるかぱっと見て分かるしなんか…、それイイなって。あははおねだりしてきた!(拒まれる可能性は微塵も、けれど声にして嬉々が届けられるなら頬を緩めて企み至った心境を伝える。自分勝手に過ぎない欠如した理性は一生戻って来なくていい。砂糖まみれの語尾受けて漏れた笑声が彼女の肌に歪な短い線を残したって気に留めず、全身真っ黄色に染める自信あるもの控えめに制服で隠れる範囲までを蝕んだ。そして、いそいそと彼女の鞄に必須とさせた黄色を押し込む最中、片方の行方を知りたがる目線と合うならそれは彼女に手渡す。)ピンクはうちの仁希専用のペン。だから書いて!沖縄で打ち上げ花火って。(現した腕を押し付けるみたく見せての促しは急かし混じり。全く同じ文面を注文して無事に彼女の手書きによって完成したなら)ここにも隠れたお揃い作りました。共依存っぽい…って言ってみたけど、基準わかんないや。そーだ、これね油性なの、落ちなかったらごめんね。(特別重要でない物言いでインクの肌への依存性は高い事実を付け足す。新品で刻んだ季節は秋、一緒に薄れゆくペンが書けなくなるのに冬を越す必要なんてない。)
秋山紘〆 10/03 (Sat) 00:54 No.991
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