橘鷹、おれの部屋にもシールは必要?

橘鷹、そう言えば放送部の方は良いの?(文化祭前日。粗方準備を終えて解散となった時分には、既に日は傾き始めていた。部の出し物があるのなら無所属の己よりも時間要するだろうと踏んで、「放送部何かあるんだっけ?」と首傾げた。斯くして二人、学校を後にしたのなら)まだ残ってると良いね。橘鷹は何かこれが欲しい、って言うのはあるの?……あるなら、ちょっと、…余計なお世話だけど、予め使うお金を決めておいた方が良いんじゃない?(少額なのを良いことに次々硬貨を突っ込みそうな男を横目に忠告。はたと彼の荷物へと視線を向けて)泊まる準備してきた?うちの親、たぶん帰ってくるの11時近いし、わざわざ挨拶とかは良いんだけど、一応明日文化祭で早いから友達泊めるって言ってあるから、(暗に口裏合わせを求めた意図は伝わるか。いつの間にか秋らしい夕風の中、ズラリ並ぶガチャガチャが前方に見えてきた。)
奈尾秀実 09/12 (Sat) 20:35 No.762
ああ、大丈夫だよ。一瞬で終わったからね!各学年の出し物や部活動のパフォーマンスの宣伝とか、BGMを流したりとか、駆け込みの放送依頼に対応する予定だ!当番制なのでシフトと、あとは各放送内容の確認だけだったよ。(夏の真ん中にいた頃から比べ幾分か短くなった日の長さ、LINEでの言葉どおり彼に先を越されていたものの明かりが橙色になる手前には集合が叶う。問いには元気に答えながら校舎に背中を向けて)ああ、本当にな!あの後調べたんだがどうぶつの方のフィギュアと、ビスケットのマグネットもあるらしい。あわよくばそっちも欲しいな!……僕?全部欲しい!が特に欲しいのはマンボウ!こういうのは出るまでやるものじゃないのか?(彼の予想通り躊躇なく硬貨を突っ込む気でいた男はキョトンと目を丸くする。欲しいものを欲しいだけ買うのが常のため、「ほずみーならいくらに決める?」と具体例を求めた。やけに荷物を詰め込んできたボストンバッグを肩にかけ直し)ああ、勿論だ!Switchも持ってきたしお土産もたくさん……なにっ!?遅いとは言っていたがそんなに遅いのか…。なら疲れているところに声をかけるのも悪いな…、…?朝から何か準備なんてあったっけ?(察し能力ゼロの男は首を傾げるものの、前方に見えてきたガチャガチャの群れを見つければ「あ!あそこだな!!」と一目散に駆け出した。視力2.0のサーチ後、その中のひとつに勢いよく飛びつけば)いたーーー!いたぞほずみー!あったー!(お目当てのたべっこ水族館フィギュアを発見。大興奮である。)
橘鷹銀河 09/13 (Sun) 17:55 No.782
あ、そっか。迷子の放送とかもあるのかな。…橘鷹子供の相手得意?(ちびっ子を相手取る姿が想像できず首傾げては、「橘鷹がシフトの時に覗きに行こうかな」と、普段ならまず入らない場所へのハードルも明日の文化祭を思えば低くなった。事前調査への余念のなさを語り口で実感しながら、DUCKとDOGの一件が頭によぎる。)アニメとか漫画の話もそうだけど、調べたこと、それだけ覚えれるってことは記憶力は悪くないはずなんだけどな……。ああ、色が好きそうだなって思ってたのかもしれない。……出るまでやるのは富豪かオタクかなんじゃ……。(口に出してからそのどちらにも当てはまりそうな事実に気付いてしまえば、だからか…と小さく呟くまでがひと繋ぎ。「……3回分?」「あ…でもあれ、全部で5種類なんだっけ?」と首傾げつつ回数で設定試みるも、全5種の情報前にすれば迷いも生じるから堅実一辺倒とは言えやしない。)早ければ10時くらいかな。いや、友達泊めたことないから、何か理由つけた方が良いかなって思って……、じゃなくて、え?今お土産って言った?(大荷物の内訳に一抹の不安が過って真顔。何せこの男の最低単位が“箱”で有ると知っている。一歩遅れた駆け足で大興奮の男と合流すれば)良かった。…おれヤドカリが良いな。先にやってもいい?(財布から小銭取り出し、ひと声かけてから投入。カチカチとハンドル回しながら先行望んだのは曰く、)1回目って、絶対に被らないからちょっと気楽に引けるよね。(コロンと出てきたカプセルの中身は殆ど真っ白。)
奈尾秀実 09/16 (Wed) 08:22 No.837
やれ菓子を寄越せやれ遊べと群がってくるから相手をすることも多いぞ。ほずみーは子供を遠くから見てそうだ!(幼児を相手にする姿を想像できなかったのは一緒でそんな印象が口をつく。文化祭当日の訪問は大歓迎だと無邪気な破顔の裏、覗きに来たら放送室へ引きずり込む企みは当日のお楽しみだ。)…なんだと!?僕なんて泊めまくりだが!?理由なんてもっと一緒に居たいからでいいんじゃないのかっ!?(相手によってはロマンスに満ちた台詞になろうが少なくとも男相手には多大なる違和感を齎すし下手したら親に誤解される。土産に対しての反応には「ああ、持ち運ぶ事を考えてあまり大きな箱では持って来れなくて…」と些か残念がった伏し目で彼の不安を回収する展開。先刻の課金制限の話で「全5種類だから5回!」を譲ろうとしなかったためせめて先行は譲ったけれど、精神的負担を避けたがった心理を見て相変わらずだなと笑った。奈尾と密着するのも構わず転がり出てきたカプセルに食いつくが飾り気の無い純白に開ける前から中身を察し、)…シロクマか!?一回目に出たものってなんとなく運命も感じるよなぁ(そうして次は自分だと、揚々とした指先が小銭を投入し迷いなき豪快さでハンドルを回して)…む!これはっ!!(カプセルの中身の無垢な白さは残酷だった。)ぶっ…あっはっは!!おいおい、早速ダブだと!?運命か!?(よもやシロクマしか入ってないのではあるまいかとカプセルトイマシンの中を覗き込む。目当てのピンクや黄色は視認できたが、愉快そうな笑いは収まらないまま。)
橘鷹銀河 09/17 (Thu) 21:54 No.869
あ、言われてみれば戦隊モノとかの話題でも盛り上がれるのかな、って思ったけど、そもそも懐かれやすいのかな…。おれは、そうだね。少人数なら良いんだけど、群がられると、ちょっと……(眉寄せ語るラインは経験則により、「踏みそうって言うか…」はさして長身とは言えぬなりからしたら足りぬ言い分かも。突っ込みたい所だらけの物言いにポカンと口開け、まずは)とっ、泊めまくりなの…?うん、…うん、結構すごいこと言われてる気がするけど、究極そうなんだろうし、うちの両親が厳しい訳じゃなくて、おれが勝手に気にしてるだけなんだけど…。(ツッコミ放棄して究極論として受容してしまえば、異を唱えるでもなし。思いつきのような「じゃあ明日はおれが泊まりに行こうかな」は、否が返って来ないだろうと踏んで思惟巡らせた末の一言だ。)愛着湧くの分かるよ。…夢も希望もないこと言うけど、色がはげなさそうで良いかもね。(頭突き合わせ覗き込む白に珍しくポジティブを口にするも、先刻より勢いよく転がってきた気がするカプセルの中身に「えっ」と単音落ちる。)そっ…、んなことある?(これはダブりとマシンを覗き込んだ意図に対して。豪快な笑いにつられ笑いで眦下げて、もう一回。)……あ、良かった。橘鷹、出たよ。(パカッとお目見えしたピンクのマンボウを、掌に転がして差し出した。欲しがっている人の物になった方が良いだろうとの行動原理も、マシンをチラ見して)自分で出したい?なら、応援するけど、おれは交換するでもいいよ。(自引きへ執着する可能性を思った。)
奈尾秀実 09/19 (Sat) 02:31 No.894
…ふ…踏みそう?(奈尾の言い分は思わず復唱。「ほずみー、子供を蟻か何かだと思っているか…?」と友人の思わぬ一面(盛大な勘違い)に両手で口元を覆った。一方開いた口が塞がらない、といった様子の奈尾を見ては不思議そうに首を傾け)すごいことか…?僕は理由なんて気にせず家に引きずり込んでいたので世間は違うのかと驚いてしまったよ。ほずみーは本当に気にしいだな!まあそれがキミらしくもあるが!というわけで僕の家には…、(根本的に考え方の違う二人であるからこんな感性の相違も今に始まったことではないはず。“というわけで”から切り出した言葉を言い終わるより早く思いつきが紡がれれば喜色で顔貌明るくさせながら「それはいい!是非来てくれ!」と躊躇ない即答である。これで明日の奈尾には橘鷹家によるもてなし地獄が決定した。彼の前向きな発言に笑って確かにと同調しては、今度は相反するように橘鷹が「これじゃあ汚れの方が目立ちそうだ」と心配ごとを口にする。改めてカプセル開き中身を確認した時に色がはげなそうでいいな、と同じ所感を口にしたのは戯れに近かったか。その傍らで二週目に挑戦する彼がこぼした言葉にぱっと顔をあげて)何!?出た!? …ほ、本当だ!マンボウだ!!(奈尾が目当てとしているヤドカリのことかと思ったが手のひらの上には自分が求めていたマンボウ。彼の言葉に腕を組み少々思案したのち自引きへのドリームも捨てきれず、己も二週目へ突入  したものの)……こ、これは…!!  ヤドカリ!!!(カプセルを開けて手のひらに転がした時、堪える気もない大笑いが弾けた。こうなってしまえば「交換してくれほずみー!」とヤドカリを差し出す他なく、目当てのもの+お揃いのシロクマが戦利品となれば男は大勝利と言わんばかりの満足顔。)思ったよりも早く終わってしまったな… もう家にお邪魔してもいいだろうか?早くほずみーの部屋が見てみたい!(人を家に呼ぶ事は多かったけれど人の家に泊めてもらう経験はあまりなかったように思う。もてなしたり与えたりするだけが人間関係じゃないと思えるようになったのは、きっと彼のおかげだった。)
橘鷹銀河〆 09/20 (Sun) 01:37 No.913
えっ。……蹴りそうなら分かる?蟻まではいかないけど、動物園のふれあいコーナーで寄って来る動物とかも、下手に動いたら潰しちゃうんじゃないかって思うんだけど…。(平素会話の中で戸惑うのは決まって自分だったから、よもやの反応に戸惑い返し。自分より小さなものの扱い方に迷うのは、もしかしたら末っ子の弊害なのかもしれない。)一応言うけど、普通引き摺り込む事はしないと思うよ。(恐らく言葉の綾ではないのだろう表現を取り沙汰し、笑い混じりに指摘する無遠慮さは彼に対してだからこそ。期せずして同調の気配を感じれば、「明日はおれが大荷物だ」と即答に応じてすぐ。つと数ヶ月前の参観会を想起したらば、「橘鷹のご両親って、ちょっと派手な感じだったっけ…」と朧気な記憶が過ぎった。息子の奔放さを目の当たりにしている現今以て、明日のニア異文化交流まで予期すれば、擡げた手土産の悩みは暫時頭の片隅に追いやってしまおう。言われて気付いた汚れの懸念に俄に目を瞠っては、「全然考えなかったな…」といつもなら真っ先に浮かぶはずの可能性に思い至らなかった事実に、いっとう驚いたのは当の本人だったかもしれない。伝播するポジティブがあるのなら、その一端をこの男が担っているのは明白な事実だった。)……えっ?うわ、…えっ?ヤドカリだ……。(再度ハンドル回し始めた彼の挙動を隣で見守っていたものの、大笑い付きで見えたヤドカリの姿に目弾きするのが最初。じわじわ込み上げる実感そのままに、「運が良すぎない?」と強運を笑い合っては、交換して手中に収めた白と緑のチェーンを指先に引っ掛けながら頷いた。)うん、いいよ。…別に普通の部屋だと思うけど、たぶん橘鷹の部屋よりは狭いんじゃないかな。…帰ったら何する?ご飯、ピザとか頼むのでも良いかもね。(たった数時間でこなすにはきっと選択肢があり過ぎる。明日の夜に設えた延長戦を踏まえても、溢れんばかりのやりたいことが広がるなら、歩き慣れた道を往く歩調もいつもより自然速度が上がった。)
奈尾秀実〆 09/22 (Tue) 02:28 No.946
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