チーチッチチーチッチチー(某映画の真似して口遊むMACK THE KNIFEは、日曜朝女児向けアニメのピンクキャラのお面下でやや篭ってしまったが本人はどこ吹く風。薄水に金魚泳ぐ浴衣と、金魚と同色の兵児帯はリボン結びに、七色は頭頂部付近で一纏めの団子ヘアにした店番スタイルの儘)ばーーーんっ(蛍光緑の水鉄砲玩具の引金に指掛けてみたところで出てくるものは喧しい銃声もどきのみ。お面を後頭部へスライドさせ、ぴえんアイメイク施した双眸が悪戯にニヒと細まって)ココの時間だよこーちゃん♪ハイッ今日のココ何点?(最早お決まりとなりつつある採点し合いっこの為両腕を軽く上げて袖見せるモデルポーズ気取ったなら、当然とばかりに「行こ!」と踵返して教室を抜けようか。殷賑な廊下にあっても負けない声音が、「もうなんかした?」「軽音部のステージ見た?」だの他愛無い会話重ねながら訪ったのは体育館。一学年上のクラスが催すスポッチャ風アクティビティエリアを前にワクワク隠せず)ココさ、あれやりたいの!!(指差したのはローラースケートだった。勿論未だに纏うは浴衣、彼の反応や如何に。)