(きっと、東京駅で京葉線に乗り換えた瞬間が夢の国の序章のスタートだ。浮かれた様相の友人家族カップルの高揚感の傍ら、人の波に乗るようにして改札を抜けたのが定刻10分前のこと。さて彼女と合流叶うのが何分後かは知れぬけれど、見知った顔を前に柔らかな笑みが浮かぶはず。)おはよう、秋山さん。理想的な一日のスタート、切れそう?(遅刻に心配はしても怒りを覚えやしない性分だからこそ、彼女の心境を思えば問い一つ。白いTシャツにライトグリーンのオープンカラーシャツを羽織り、黒のテーパードパンツの先にあるコンバースが自然共にゲートを目指した。)あのさ、これはそう見えないって事じゃなくて、純粋に教えてほしくて聞くんだけど、って言うのが前置きで。…今日の秋山さんの、可愛いのポイントは何処?(過日の可愛くしてきたい発言が過ぎって、改めて傍らの姿を盗み見た。前提あったとて真逆の意味合いに伝わってしまいそうだとの危惧が唇割って、「的はずれな所を褒めるのもなって思って」と内実晒した。)何からしよう。買い物か、何か乗るか、食べるか?(無事ランドの地を踏みながらの指折りはYou Can Flyのメロディをバッグに、いつもよりボリューム高め。)