かも!隠れミッキーを多く見つけた方が勝ちだ!

(休日の舞浜駅の賑わいようを久々に体感している。ここじゃどうしたって障害物にしかなれないから、改札を抜けたあとはなるべく人混みを避けスペースを求める足取り。「ランドまではリゾートラインで行こう!」と業務連絡を秋吉とのトークルームに送信し自ら指定したゲートウェイステーションへ進む。無事現地集合を果たせたら第一声は「おはよう、かも!」だし、彼が先に到着していたようなら「待ったか?すまない、着ていく服が決まらなくて…」と彼女面かと問い質したくなるような台詞が落ちる事だろう。楽しみだな、今日はいっぱい遊ぼうなと上機嫌を隠せないままモノレールへ乗り込み、辿り着いたランド前。ゲートをくぐってにこやかなキャストに手を振ったら、自分たちはもう夢の国で息をしている。)かも!最初はどこへ行こう!?あ、マップマップ!これだ! ハッッまずは写真だっただろうか!?(半年以上のブランク故か早々に興奮気味のまま秋吉へ捲し立てる。連動して慌ただしい手元はマップを出したり畳んだりしたが、)いや違う!最初は被り物を買いに行かなければ!行くぞー!(サングラスだけの寂しい頭じゃ夢の国は始まらない。秋吉の手首を引っ張って売り場へと走り出した。)
橘鷹銀河 09/06 (Sun) 00:55 No.663
(トークルームにたくさんの赤いビックリマークを飛ばして暫く。舞浜駅から指定されたゲートウェイステーションまで鈍足を走らせるが、到着は二番手だった。多少乱れた息を整えながら交わす挨拶はしかし笑顔満面。既にディズニーコーデで全身固めてきている他のお客さんや流れる音楽の軽快さに輝く瞳を彼方此方見回す姿は初心者丸出し。間も無く降り立った先、ゲートを潜ったらそこはもう夢にまで見た場所だった。)わぁ……っ!!すごい……(大きく吸い込んだ空気はなんだか甘い。重なる問いに答える余裕なく一人感動に浸る自分の傍ら、やがて手首を引かれるがまま走り出せば被り物を販売しているワゴン車にすぐ到着。)銀河くん銀河くん!見てっ!似合う!?(ベイマックスのカチューシャにプラス、レンズがミッキーの形をしたレインボーカラーのラメ入りサングラスを装着。口元はいつもより深いV字を描き)おれこれ買おっ♪ ……ねえねえ、さっきから何かいい匂いしませんか?なんだろう……あ!ポップコーンだ!!(すんと鼻を鳴らして周囲を見回しながら。互いに買い物も終え、装備万全の状態にて今度はこちらが彼の手首を掴んで引っ張れば、コンポタポップコーンの売店前へ。)かわいい!見てくださいっ入れ物がっチップとデールだーーーっっ!!!(煌めく瞳が傍らとチプデを往復するたびに頭上のベイマックスが振り回される。)
秋吉かもめ 09/08 (Tue) 10:29 No.682
(まるでこの場に初めて訪れたかのようか感動と高揚をふたりで味わいながら、大はしゃぎのショッピング。写真で見たのと全く同じものが秋吉の頭にくっついてるのを見てわははと大きな笑い声をあげては、飛び抜けて華やかになった目元に笑声もいっそう濃くなる。)ははは、ギラギラだ!すごく良い!キミは派手なのも似合うんだな、かも!(手放しに褒め倒しては既に愛用してるサングラスを装着しているにも関わらず自分も試着。)僕もこれを買う!せっかくだから女子高生たちのようにお揃いをしよう!…ん?いい匂い?確かに映画館で嗅ぐ香りと冬の風物詩の混ざったような匂いが… うわっ!!(買い物を終える頃にはレックスに頭を食われ、付け替えたギラギラサングラスが癖×癖の浮かれポンチが生まれている。いちはやく秋吉が気付いた食欲そそる香りの正体に納得するより早く手首を引っ張られては、連れられるままポップコーンの売店前。)ほ…本当だ!チップとデールだ!!カゴに入っているぞ、可愛なかも!!(同じ温度でバケットに大興奮してはレックスの頭も大ぶりにゆれる。振り回されるベイマックスを気の毒に思い手のひらで掴んで押さえつつ)それにしてもコーンポタージュ味があるとは驚いた!買おう!!(迷わず購入を決意するが、後ほどトイストーリーのバケットを発見し荷物を増やすのは余談である。)さあ、最初は何から乗ろうか!やはり絶叫系からか!?
橘鷹銀河 09/09 (Wed) 12:17 No.692
(似合うと褒められて喜色満面、大満足に持ち上がる頬は興奮で紅潮。)お揃いでシンデレラ城の前でしゃがんで写真♪ワルそうにしよう!(揃ったサングラスを掛けて得意げな顔を向けた先、緑頭の友人への提案は頭上のベイマックスを揺らして遊びながら。)かわいいな!!!あははっ!買おう!(真似して言葉を続けてみれば、自分でもおかしくて笑ってしまう。頭に手が乗った感覚に肩を揺らすまではいかずとも、驚いたように傍らを見上げれば「いきなり頭撫でられたかと思ってびっくりした」と噴き出す一歩手前の笑い堪えた顔で。斯くして首からそれぞれチップとデール、トイストーリーのバケットを提げた二人が次に向かう先は)やはりな!絶叫系でいきましょう!………(マップを開きながら勢いよく同意するも、そこから再び顔を上げて)言ったっけ?おれ、ディズニーランド!ほぼ初めてです!だから一応たくさん予習はしてきたんですけど〜……なんだっけな…スペース、スペース……あの宇宙の…スター?ちがう…(覚えてきたアトラクション名の一つを記憶から搾り出さんと唸ること数秒。)宇宙の急旋回のジェットコースターありますよね!?なんだっけ!?それ乗りたいんですけど!あと滝から落ちるやつも!どこかわかる?(迷う!!!と豪語していた彼にマップを向けてみるが果たして。)
秋吉かもめ 09/10 (Thu) 12:07 No.703
ははは、ヤンキー座りだな!?僕は生まれてこの方グレたことがない。楽しみだ!(未知に踏み込む時はいつだってワクワクしている。シンデレラ城前で輩然として振る舞うさまを想像したら場違いすぎて笑えた。悩ましい体躯を揺らす頭上のベイマックスを視界におさめたまま、「真似をしたな?」と糾弾する気もないのに冗談交じりで突き詰めたり、白いかたまりへつい手を出してしまった事へのリアクションに「僕は彼氏か?」と同じく笑いを堪えたり、移動のさなかでさえ楽しさは尽きない。)なに!?初耳だぞ!!ならキミのディズニーランドの思い出の第一号は僕が華々しく飾らせてもらおう!勤勉なキミに乾杯!(名誉ある第一号に就任できた喜びをグラスに見立てたチプデバケットをガツンとぶつけた直後、予習による5ミリ程度の知識から繰り出された大雑把な呼称に愉快そうな笑い声があがる。)あっはっは スペースマウンテンとスプラッシュマウンテンだな!その2つは僕も外せん!あとはビッグサンダーマウンテンもな!どこかは分からん!!!(堂々と晒した役立たずは何一つ誇れやしないのに、その上でマップを受け取る。「夢の国のプロたちに聞けばいいさ!」と物怖じも人見知りもしない性分だけが唯一役に立った。人に道を訪ね歩くこと暫し、宇宙をモチーフにしたトゥモローランドへ足を踏み入れると分かりやすく双眸が輝く。「ベイダー卿はいないのか!?」と散々騒いだあと、ひときわ行列の目立つアトラクションを発見。)かも!あれじゃないか?宇宙の急旋回ジェットコースター!
橘鷹銀河 09/12 (Sat) 13:48 No.750
ぼくもーーっ!!(グレたことのないヤンキー座り初心者二人のツーショットはきっと新鮮でいっぱい。バケット同士をぶつけて乾杯を交わしながら進む足取りは目的地へ辿り着く為の指針もないのに随分軽い。)銀河くんって全然頼れないのに一緒にいるとなんだか安心しますね!どうしてだろう?(一見失礼な物言いも足し引き合計すればとんとんか。堂々とした振る舞いを見せるクラスメイトの後ろを必死についていけば、世界が宇宙になるのはすぐ。)わーーー!ロケットだーーっ!あとであれも乗ろ!うわーっ!バズだっ!!(騒ぎ声はお互いにきっといい勝負。服の裾を掴んであっち見てこっち見てと遠慮なく引っ張りながら忙しなく見回す視線は、やがて一際大きな建物を捉えたところで爛と煌めき大きく頷いて列に並ぼう。番が回ってくるまでは束の間のお喋り。まずは彼にとっては前回にあたる思い出について)卒業旅行はお友達とですか?(搭乗時の注意事項を知らせる映像を見れば頭上のベイマックスを一旦下ろし)おれ、夏休みにみんなとサマリン島まで旅行して以来、前よりももっとたくさん友達と遊ぶようになった気がします!遊ぼって誘いやすくなったのかな〜。銀河くんはどう?
秋吉かもめ 09/15 (Tue) 02:44 No.810
む!こんなに金の力があるのに頼れないと言うのか!しかし頼れないのに安心するとは不思議なことを言うな、キミは。まあそれはきっと僕が人生を楽しんでいるからだろう!(頼れないを特に引き算とも感じなかったのは彼がけして貶すために選んだ言葉じゃないと分かるからだ。しかし推察したその理由には何の因果関係があるのか甚だ疑問でしかないことを口走りつつ「金も持ってるしな!!!」の二度目のアピールの方が乱暴ながらに納得できるかもしれない。背中に彼の足音を感じつつ宇宙に踏みいれば、無邪気に興奮するその姿を見て笑い声をあげた。裾を引かれるままあちらこちら、秋吉が見てというたび視線を運んだものに同じ温度で高揚できてしまうから、結局はおあいこだ。目下の目当てであるアトラクションの待機列に並んだら、じわじわと進みながらの雑談。)ああ、そうだ!特に遊んでいたヤツらと一緒に行ったよ。高校に入ってからはめっきり連絡を取らなくなってしまったがな。(彼の動作に倣ってレックスを頭から剥がし抱える。)同じ屋根の下で過ごしたわけだし、確かに距離は近くなったな!僕は…サマリンへ旅行に行ったことで純粋にちゃんとした友達が増えたよ。だから当然声をかける頻度も増えた!あとは、あの時を楽しかったのピークにしたくないからだろうな!(暗に満足しないを紡ぎ、こうして会話を続けていれば搭乗までの待ち時間などあってないようなもの。指定されたゲートから秋吉をコースターに押し込んだ。)さあかも、無限の彼方へ行く準備はできたか!!
橘鷹銀河 09/16 (Wed) 21:30 No.843
(二度押しされれば最初こそおかしそうにただ笑っていたけれど、とある一つの可能性にはっと気付けば声をひそめて)……でもあの。そんなこと言って、もし今後絶世の美女が銀河くんのお金だけを目当てに近寄ってきちゃったらどうします…?ちゃんと追い払えますか…!?それとも……(級友の未来を案ずるように窺う顔全面に『無理そう』の四文字を色濃く浮かべ。相槌合間に抜け殻となったレックスの口に手を入れて遊びながら、やけにしっくりきたキーワードに再び顔を上げれば)ちゃんとした友達!わかりますっ!なんとなく知ってるな〜っていうんじゃなくてね!印象も変わりませんでしたか? あ、でも銀河くんはなんとなくの頃からあんまり印象も変わらないな♪(押し込まれるまま搭乗完了。安全バーを下げたところで「さあいくぞーっ!」拳を突き上げいざ宇宙へ。ほぼ暗闇の中、瞬く星空に見惚れた数秒後、急発進急加速急旋回が始まれば喜び大はしゃぎの悲鳴。途中指差す先にて、ミッキー!と叫ぶが隣の彼には聞こえただろうか。ほんの数分で終わった宇宙旅行はあまりに名残惜しかったので、コースターから降りた瞬間からワンモアを求めた。)あとで!もっかい!ね!! さあっ次はっ滝ですよーーーっ!!!(彼が追いつくのを待たずに走り出す方角は目的地と真逆だが、この二人に最短距離は不要であるはず。)
秋吉かもめ 09/17 (Thu) 16:28 No.858
(突如打って変わって神妙な雰囲気が訪れれば首を傾ぐ。ひそまる声に耳を寄せて、告げられた可能性にハッ…と口を覆った。)絶世の…美女だと……っ!?くっ…!金を搾り取るだけ搾り取られて…捨てられるのか…?いけない、僕好みの美女というだけでその辺の判断力が死に絶えるのは想像に容易いっ…!どうしたらいいと思う、かも!?(助けを求めて見やった級友の顔にありありと浮かぶ素直な所感。それを見てもなお助言を乞う双眸はそのままであった。レックスの口に突っ込まれる手は戯れにムシャムシャと捕食するように挟みながら)ああ、変わった!こういう一面があるんだなとか、笑ったらこういう顔なんだなとかな。…む!僕も印象が変わったと言われてみたかったのだが……まあいい、かももあまり変わらないぞ!無邪気なヤツだな〜と思っていた。裏表がない証拠だな。(意外性のある男に憧れたものの秋吉から折り紙付ききの“ちゃんとした友達”を貰えたような心地がすれば悪い気はしない。こうして一緒に出かけるような仲になる前の秋吉のことを同じように思い浮かべた時、揃いの所感を浮かべた。コースター搭乗後のはしゃぎ様ときたらアトラクション1つ目から喉を潰す気かという勢いで、降下や旋回のたびに「あっはっはっは!」と大笑いを悲鳴に混じらせる傍ら乗車中の撮影ポイントで満面の笑顔とピースサインは忘れない。瞬きの間に終わった宇宙の旅に物足りなさを感じるのは橘鷹も同じなので、)ああ、もっかいだ!!次こそはミッキーを見つける!!(指差した先のミッキーも一瞬で過ぎ去ったものだから、捉えられなかった事を悔いた男はリベンジに燃えた。「あっ 待て!」滝に気持ちを切り替えた秋吉の背中を追い駆け出す足取りに躊躇いなど微塵もない。遠回りをしたっていい。退屈知らずのキミへ、確かな信頼だった。)
橘鷹銀河〆 09/18 (Fri) 23:17 No.887
やっぱり……(哀しき予想が的中し、未来の彼を憂う呟きはしっかり発音された。そこから突然対策をこちらに求めてきたから、えぇ?!と困惑を露わにし)ど、どうしたら…?!えーー!?そんなの僕だって知りたいのに…えっとえっと、そしたら…わかった!はい!いくら搾り取られても困らないくらいお金持ちになるっ!!お金がなくなったら捨てられちゃうから、そしたらなくならないくらいビッグなお金持ちになろう!!よし解決!!!これでもう大丈夫ですねっ!(挙手し、咄嗟に出た解決法は我ながら割と手応えがある顔で。レックスに食べられる手にきゃっきゃと笑いながら、引っ込めたり突っ込んだり遊びつつ)えー!おれもそのままですか!?(駄々をこねるように不満げな声を上げたところで一度言葉を区切れば、むっと眉根を寄せ)怒ったらこんな顔っ。どうですかっ。おらっ。(“笑ったらこういう顔なんだな”に対抗すべく作った顔は、我ながら普段あまりやらない表情だからこそ所謂特別の押し付け。アトラクションを一つ終え、外していたカチューシャとサングラスを装着し直せば走り出す先、たまたま園内を歩いていたチップとデールを見つけるや否やすぐさま方向転換。写真を撮ってもらって満足した後、アイスが食べたくなって右へ、風船が欲しくなって左へ。パレードが始まって立ち止まった足は、偶々視界に入った水飛沫でまた当初の目的地を思い出すことになろうか。自由奔放な足取りは、されど相方が橘鷹銀河だからこそ十二分に気にせず振り回せた。おはようからおやすみまで、まだまだキミを手放すつもりはない。)
秋吉かもめ〆 09/20 (Sun) 20:15 No.918
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