しまの二学期いちばんいただきっ!!!

おまたせ~~~!!!しまぁ~~先生につかまりそうになった!にげた!!(学期が変わり、一新された席順の端から端にビューーンしたと思いきや、一旦トイレに駆け込み戻ってきたら廊下の窓から身を乗り出した。そこに正座の彼女はいるだろうか。顔をくしゃっとゆがませ若干の泣き言に似た遅刻の内訳をそえるも、報告したいのはそんな日常茶飯事ではない。見せつけるように頭を勢いよく上げ、)見て!いつものしまとオソロ!(ピンと毛先を手の甲ではらう。前髪はいつもどおりながら二つ結びを三編みの仕上げ。トイレで作った即席ヘアスタイルだから、はみ出る毛だったりところどころ雑さが目立つけれど、今日へのワクワクを伝えたかった。大人女子(になりたい)の放課後は早いので、動きやすさ重視したリュックの持ち手をきゅっと握ったらゴーゴー遊園地して、)――アガる~~!ね、ジェットコースター??(落陽にはまだ早い空が2人を歓迎しているはず。遊園地以外にもモールやらスパやらが構える複合施設の入り口に降り立てば、くるくるとスカートの裾をはためかせ、期待にかがやく双眸に級友を映じた。)
入江小糸 09/03 (Thu) 01:14 No.643
(荷物をリュックに纏めてきちんと正座して時が来るのを待つ律儀さも笑ってほしくて、窓から覗いた顔ばせに送った視線で訴える。「なんか悪いことした?」は大仰に眉根寄せてみせたとて、痺れる寸前の両足が地についたところで少女の毛先が喜悦を教えてくれるならこっちだって負けてないとばかりに口端が歪んで笑みが落ちた。)うれし。わたしとおんなじ髪型ならきっと先生から逃げ切れるわ。(夏のいちにちは長いから、有り余る力と比例するみたいにふたりの時間を過ごすべくして辿り着いた遊園地。はじめて訪れる地に雀躍のかんばせは隠す術もなくキラキラ回るメリーゴーランドに視線奪われた矢先のこと。)しょっぱなからいっちゃう?わたしのくち塞いでくれる?(ごくんと音鳴らして息呑んだ癖に、爪先は彼女の同意得られたらジェットコースターに向かうべくして階段のぼる一歩。乗り場の説明を一瞥したなら、彼女の視線奪いたくてみてみてとばかりに手招き。)これ、乗ってる最中の写真撮られるらしいで。どっちがヤバイ顔してるか勝負しよ。(一本だけ立てた人差し指に勝算のない勝負事を乗せてくるりと回しては、「どう?」の問い掛けひとつ。)
巽志真 09/04 (Fri) 00:06 No.650
したことないからわからん!ってしまの方が怒られて正座させられてるみたいじゃん~~わははっ!!(ちょっぴり雨模様から晴天にすぐ変わったような明るい笑い声を響かせる。)よっしゃじゃあ毎日三編みする!!(オリジナルの彼女からお墨付きもらうなら軽率に路線変更を決めて。日が昇る時間をぜんぶ満喫できる気しかしない場所で、あくまでもかろやかに苦手をアピる言い草は好ましくって得意げな笑みをさそう。)いっちゃうまかせて!鼻もふさぐっ(本当にやるかやらないかは置いといて、最初からクライマックスな件については躊躇いない追随が承諾の証だった。そうして視界で動くみてみてには反応はやく、なになに。要点を知って、しかも勝負事とくればぱあっと瞳の輝きを増して、)やる!しまのヤバイ顔楽しみすぎるな~~どういう系なんだろな~~~負けたらソフトクリームおごりね!!(即答にペナルティも付け足すのは、もう上がっちゃってるけど自分の気分をもっと上げるため。「こわいなら1番後ろがいいんだって!」ちょうど空の機体が目の前にやってきたタイミングで目当ての最後部にさっと駆け寄り、)んふふっ、お手をどうぞおじょうさん!(先んじて座りニッと笑って、隣の席へリード目論む手を下から差し出そう。)
入江小糸 09/05 (Sat) 23:51 No.661
わるいことしたことない?わたしは…  あ。忘れ物して下校時刻過ぎたあと、夜の学校に教科書取りに忍び込んだことある。(響く声が晴れ渡る放課後にぴったりで、つられて此方も晴天のかんばせで今日から秘密じゃなくなったことを宣う。魂の抜け道をすべて塞ぐ所業を瞼裡に描けば、随分無様な巽がそこにいたから、それは勘弁とばかりに先手打って鼻翼を指先がつまんで濁声。)それは窒息死の未来。(大仰に片眉下げたところで、来ないと高を括った未来は扠置いた。彼女の双眸の煌きに反射するように眼鏡の蔓を押し上げたなら、)とかゆって、入江も実はヤバい顔してるかも。魂吸われた?みたいな。よっしゃ。ソフトクリームでもサーティワンでもなんでもござれ。(不得手を自覚している癖して大口叩いたのは、彼女と過ごす喜悦のお陰で恐怖心が麻痺した所為に過ぎず。)そうなん?確かにいちばん前は「あ~~もうここで死ぬ~~」って思うから、いやでもやっぱり怖いもんはこわ、(独白に似た台詞を紡ぎ切ることがなかったのは、差し出された掌を眼差しが捉えたから。重ねたぬくもりに今は甘んじて、怖がりな性分が機体に腰を据える。)わ、  待って動き始めた、えっ  あ゛あぁぁ……こわい……(音立てて急勾配を登る機体に尻すぼみの声音。落とした視線が先刻のぬくもりを欲しがって、彼女の手がそこにあればきっと無理してでも繋ぐはず。さて、頂上はきっともうすぐ。)
巽志真 09/06 (Sun) 20:52 No.671
(呼吸をするようにうそぶくも、ある意味悪気の無い所業は悪ではないとの持論もあるからして。「うっそ!!最高じゃん!ワルしま~~!!」見た目に反して『夜の学校』『忍び込み』と、悪さMAXのワードを口にする彼女に興味そそられ目を丸めてはお墨付きを。)あっは!ふたりでヤバだったらも~それが真顔ふつうの顔だよ!!右手にソフトクリーム、左手にサーティワン~~??(乗り場を目指しながら豪語は続く。捕らぬ狸の皮算用よろしく左右の手を掲げ、食べれるかも不明なエアーアイスを持ったふりして笑みを深めた。)しま死なんで~~!!クラスみんなかなしむ!(座席を選びとりつつ眉尻さげるも軽い口調で冗談の域を出ない。後部座席で腰のベルトをしっかり締め隣も指差し確認、異常なし。さて、レールと車輪が独特な音を奏でるなら級友の様相をよそに興奮のまま頬肉が上がっていく。触れた指先を受け入れきゅっとむすんで、文字通り天にも昇る心地で口を開き、)来た来た来た来た~~~!!ねっ、しま(鈍い金属音を響かせて機体が止まった。同時にちょっと彼女に頭寄せて耳元にささやく。)ジェットコースターって、1番うしろが1番こわいんだって。(急転直下。)ワーーーーーーッ!!!!(落ちる感覚と、刹那慣性の法則でてっぺんに残ろうとする身体が相反し浮遊感となる。まだ手は繋いだ状態、口角は上がりっぱなしで)目、あけてっ!  これは、ガチ!!
入江小糸 09/09 (Wed) 01:59 No.691
わるいことした15の夜。尾崎豊リスペクト。(知ってる?と問うて首傾ぐより先に鼻歌混じる。ワルのお墨付きは何故だか誇らしくって、心なしか威張り歩き。勝負ごと嗾けた張本人の癖して、エアーアイスを彼女の手元から強奪の素振りはふたりとも揃っての未来を傲慢に願う。みんなが悲しむさまをまなうらに描いたのちの瞬きは哀愁帯びて「入江も悲しんでくれる…?」は冗談ほとんど、本気もちょびっと。隣の彼女と反して臓物の落ち着かない感覚と地上から離れていく景色に血色を失ったから、彼女の声が耳柄打てばもう、聴覚しか機能しないかも。)えっ?  うっ(刹那、落ちる。)そーーーーーーーー!!?!!?(叫び声は悲痛を存分に孕んで、視界はシャット。つながった指先だけが唯一の生きた心地、もう隣の相好を確認する余裕などなし。)ゔっ… 目ぇ………(恐怖心に打ち克てそうもないから、開いた視界はうっすらと。斯くして空中時間幾許か、減速とともにカラカラと機体の金属音がゆっくり響けばあっという間にスタート地点。すなわちゴール。)………………。生きてる…………。(漸く出た声音は静かに、(主に自分の)安否確認。力いっぱい握りしめてた指先を見遣る眼差しはスローモーションに彼女のかんばせを捉えた。「もしかして騙したな………?」は力ない一言。うっすら眦に海が浮かぶ。)
巽志真 09/09 (Wed) 20:14 No.696
ほんとだ~~~!!知ってる!ブオンブオン!(有名しかないヒントたちを貰ってひらめいたならバイクを運転する両手つきを作る。堂々たる数歩を見せる彼女と、並ぶ姿は掛け声ゆえに間抜けさが勝った。まぼろしに乗っかってくれる手を知って同調によろこぶから、アイスを奪われたってくすくすと笑声がふえていく。「悲しくて悲しくて、どうなるんかな…?」首かしげて着地点見失った冗談は埋葬。)あははははははっ!!!!(落ちるジェットコースター。絶叫のとなり、奇っ怪な笑い声を同乗するだれよりも大きく放ち、)閉じるほうがこわくなっちゃうんだよ~~!はいっチーズ!!(風圧に髪をぜんぶ後ろに持っていかれながら、彼女の反応があればちゃんと調べた怖くない対策を今さら口にする。今がシャッターチャンスかどうかは知らないけれど、空いた手をピースにして掲げた。)しま~~??(のんきな問いかけは地上にて。叫びにより乾いた唇を舌でしめらせては、ずっと体温感じていた相手の表情を覗き見て、)  うんっ!!(顔を綻ばせるのは彼女の気づきによる。――しかし。「しま、ぴえん?」合った瞳の潤みが見えた。)なんか飲む??それか写真みてみる~~??(すこし姿勢落として、下よりじっと見つめて様子をうかがう。)
入江小糸 09/11 (Fri) 00:26 No.726
(どんだけ威張り倒したところで端から見たら制服の女子高生に違いないけれど、それでもふたりの世界なら雀躍の勝ち。そっと静かに埋葬された冗談を「悲しくなったら蘇るわ」と自身と共に墓ほりおこしてハッピーエンド。鼓膜を打つ笑い声のでどころを確認する勇気も持ち合わせていないから、遮った視界も加味されて恐怖心は倍々増。写真撮影の掛け声に反応出来ぬ上肢はアームを握りしめる力だけを強める不格好で締めくくりだ。漸く辿り着いた地上に違和感すら覚えて、行き場のない空いた片手は乱れた前髪を整えるけれど意識はどこかにしばらく飛んでったから些か無造作に。覗き込まれた相好も、その頃には表情中心に寄せておこ顔するくらいには復活モードだから)ぴえん超えてぱおん。(片腕を鼻先にくっつけてゆらゆら。滲んだ涙は眦で乾くの待ち。)喉かわいちゃった。し、写真も見たい。写真見たら飲み物とアイス……。(平衡感覚取り戻した体躯はさっきの小さな意趣返しを求めて、ウリウリと彼女の両頬を摘まむ程度。撮影した写真を確認すべくして、液晶の下に立ち並べば)あ。あれかな。  うわ。わたし顔ヤバ。半目で口開いてる。(一番後ろの特等席で、アームにしがみつく半目のおさげ。巽を発見。お隣は──)
巽志真 09/12 (Sat) 13:09 No.747
(それはもう大層勝手ながら、目の前で泣かれちゃったってやさしく薄紫の宝石を拭う手なんて持ち合わせていないのだ。しかしどうせ迎える未来なら、明るい方が良いので過ぎた行動を危ぶみちょっとだけ眉を下げるけれど、)あはっ!ぱおん最高~~~!! 叫んだもんな~っ、飲むし食べる!ソフトクリーム…アイスキャンディーも捨てがたいってやつ!(いつもを思わせるジェスチャーに出会えば、口角眉尻目尻上げられるものぜんぶ上げて破顔。調子づいてゾウさんを真似するように上半身を左右にゆらゆら。動きが止まるのは、やり返しの手があったから。つぶれた頬を離してもらえたら「っぱ!おこったつみしま~~!」とまたすぐ口開く幼稚に反省の色は皆無だった。満場一致でまずは写真を見ようと該当のコーナーに足を運び、彼女の声に導かれ発見したベストショットは、)ふふっ、んふふふやばぁ ブッ どんなしまもうつくしま……、(笑い声を手でおさえきれないまま同一人物を見比べる。にやにやが止まらないでお隣は――)あたし!!だははハゲてるみたい!!!!ピースきめてんのに!前髪、死!!(特等席その2、ポーズをとるも風圧に蹂躙された一応笑顔。)ま、こんなもんよ~~!思い出!ねっ、(言い草だけはさわやかに、依然アーチの目を向けて。そうして彼女の肩越しにドリンクコーナーを見つける頃、)おとなはコーヒー?(ちょんちょんとその肩をつつく。)
入江小糸 09/15 (Tue) 07:27 No.813
(頬摘まむ強さも然程のものではないから、直ぐさま満足とばかりに指先が離れる。名前擬えたそれには「ほっぺた潰してもかわいいりえでむかつく」の一言。頬膨らませたとてハリボテのかんばせが伝うから怒気は微塵もない。)このタイミングでうつくしまは、思ってへんやろぉ。(鼓膜揺らす笑い声には眉根寄せたジト目をお返し。けれど風の威力で前髪吹き飛んだ少女の様相を捉えたら、けろっと眦下げて同じく破顔。)あっはは ハゲてもかわいいりえ ふふっ(隣り合うふたりが可笑しくて、今一度彼女に目配せ。視線かち合うこと叶えば、「でも入江、ちゃんと笑ってるやん、ヤバ」は半目の己と見比べて純然たる感心をごちた。斯くして肩に指先触れた故に知る彼女の視線の先、いの一番渇きを解したいのは言うまでもない。)もちろんわたしは大人やから。(鼻鳴らして一歩そちらのコーナーに近付いたところで、唇尖らせての前置きは言い訳100%。)でも喉渇いたときはグビグビいきたくない?……という訳で、やっぱりオレンジジュース。(注文カウンターで先刻のおとな発言を覆したなら、「入江は?こども?おとな?」。愉悦を隠しきれない口端がいたずらに持ち上がる。)
巽志真 09/16 (Wed) 22:05 No.844
(攻撃も、無反省の煽りも、そこに引きずる本気度合いは何もないから軽やかに言葉が交わされていく。「うわははやった~!」と顔面に浮かべる喜びをさそったのは、芳しい響きより穏やかでない彼女の物言いで。恨み言にも聞こえる指摘をもらえば眉毛と目とを離して、)うへぇ?思ってる思ってる~~!!(どこかの誰かが言った。人はウソをつくとき同じ言葉を繰り返すと。写真の少女ふたりは見事なマヌケ面。ちゃんと隣で、平面ではない現在進行系で笑む級友がいるなら、)んふふっ、ハゲてるあたしでも友達でいてね!(似たような笑声をもらしては今後ともよろしくお願いしますを投げる。「プロ意識出しちゃったな~~!なんの?」ヤバを前向きにとらえて鼻高々をつくりながらも急に冷静な自問ひとつ。ゴキゲンのまま純粋な問いを彼女にささげたけれど、)ま、まさか……、(期待感じゴクリとつばを飲んでその動向を見守って、)あははっ!!いきた~~い!!いいでしょう!(こんな裏切りなら何回されたっていい。大きく口開けて笑い、続ける注文は、)入江は~~、お……お、  おそろい!しまと~~!(結局オレンジ100%。途中眉をちょっとしかめた難しい顔をしつつ心を決めた面持ちは晴れやかだった。)しまの考えるおとなっぽいポーズやって~~!!(左手にプラカップ、右手にスマホを持ったら並ぶ自分たちにインカメ向ける。いっぱいの文字のやりとりであっためた、やりたいことは詰め込んででも彼女とやってしまいたい。無い胸を張って、うっすい尻を突き出して、悩殺ポーズをキメたつもり。おとなりさんは、今度こそ正真正銘の、うつくしま?)
入江小糸〆 09/19 (Sat) 01:58 No.891
うそっぽ!(指摘するみたいに人差し指を彼女の頬にプスッと埋めた。さりとて彼女の嘘見抜いたところで、現今の雀躍が本物だからそれがすべて。宜しくお願いされた未来は同様の願望抱いてる癖して天邪鬼に眉根を寄せた一言は意趣返しだ。)ハゲてる入江?え~。どうしよっかな~。(此方こその一言は一拍だけ開けて、「もちろん」。突如登場した冷静な様相には瞬き二回で睫毛揺らして、)笑顔がかわいいりえ?それともジェッコにつよいりえ?(は、プロ意識の答え合わせ。満点とれるかな。)やった。おそろい。(プラカップに突き刺したストローから100%の甘酸っぱい摂取した喉元は漸くひりつきから解放されて、画面に映るふたりを見たらすっかり快晴みたいな面持ち。リクエストとあらば全力出すけれど、せいぜい16歳の小娘が眼鏡を指先で押し上げてみたり、髪の毛をファサッと指先で靡かせたりする程度。とはいえ思い出としては一等賞のたのしまがそこに記録されるなら気分は上々。)おとなっぽいりえもいっぱい記録せんと。はい、チーズ。(斯くして遊び尽くした放課後。太陽が落ちたとしてもふたりの笑い声が響くならジェットコースターの恐怖なんて忘れ去る都合の良さだって持ち合わせてるから、これからもよろしくしたいって本音がこの一言で伝わりますように。)小糸と遊ぶの、めちゃくちゃたのしいりえ。
巽志真〆 09/20 (Sun) 22:24 No.919
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