秋吉、手作りの虹がどんな仕上がりになるか…楽しみね。

(事前に言われた言葉を額面通りに解釈し、スマホをパンツの後ろのポケットに突っ込んだのと一緒にポケットティッシュを入れた以外は正真正銘の手ぶらで、別荘の庭までやってきた。濡れてもいい格好ということで、上は某テーマパークに行った時に購入した、ミントアイスモチーフの薄っぺらくてすぐ乾きそうな素材のTシャツ、下は明るい水色のデニムショートパンツ。いくら濡れても大丈夫なビーチサンダルでばっちり装備を整えて到着すると、予告通り彼はまだ来ていない様子。)準備、やっぱり私も手伝えばよかったわ。……ていうか作れば確かめられる気になってたけど、本当に分かるのかしら…?虫眼鏡くらい持ってくれば…いや、そもそも荷物に入れてなかったけど…。(など一人ごちつつ、スマホを開いて時刻とバッテリーが問題ない事を確かめておく。電池マークは赤になっていなければ全てセーフだ。)
御子柴ともり 07/26 (Sun) 04:04 No.51
(吸水速乾の白いポロシャツとハーフパンツにビーチサンダルはサマリン島にて専ら遊ぶ時用のユニフォームとして打順高めにリピートしている装い。一足先に到着している待ち合わせ相手の後ろ姿を見つければ、物音静かに庭の水撒き用の蛇口に別口のホースをセットし、トリガーに手を掛けシャワーヘッド構え──)くらえっ!(ギュッと思い切り握れば、同等の圧力でヘッドから彼女の足下目掛けて水を発射。弾道改め水流はターゲットを射抜くことは出来たかどうか。気付き目が合ったところで眦くっ付けてご機嫌に笑いながら駆け寄れば)お待たせしました!晴れてよかった〜!これは綺麗な虹がつくれますよ♪(雲一つない夏らしい濃い青の空を見上げてから、再び彼女へ)マリリンさんに水撒き用のシャワーホース借りてきました。はい御子柴さん持って持って、ぎゅって握ったら強く出て〜弱く握ったらやわらかいのが出ますよ。(合流早々彼女の手を取ればシャワーヘッドを握らせ、早速水流ビームの発射方法を教示しようとするがさて叶うかどうか)
秋吉かもめ 07/27 (Mon) 22:05 No.73
(スマホに意識を向けていた少女の背中は当然の如くがら空き。物音や気配にも何らの注意を払っていなければ、背後からの奇襲が大成功となるのも必然。)うっ、ぎぇっ!?(潰れたカエル顔負けの野太い悲鳴を上げ、いきなり勢いよく冷えた足元を察して反射的に飛び上がる。水流は見事すぎるほど的確に少女の足元に命中し、ビーサンの足元をびしゃびしゃに濡らしたはず。)もー!やられた!不意打ちはずるくない?……って、もう乾いてきてる、すごいわ南国…。もちろん、プロ顔負けの綺麗な虹を作るわよ!(プロの虹がどんなものかはさておき、一面の青空を眩しそうに目を細めて賛同した。)でかした、ありがとう!はいはい、でもちょっと待ってね、力加減の練習しとかないと心配だ……あれっ!?…やわらかく、ないわね…?(彼に渡されるままシャワーヘッドを握り、御子柴の中では弱めに握ったつもりが、どう考えても弱い部類に入らぬ勢いで水流ビームが飛び出して辺りを思いっきり濡らした。)
御子柴ともり 07/29 (Wed) 02:33 No.95
(良反応を得られたならドッキリ冥利に尽きる。思わずお腹を抱えて笑うものの、そこには素直にからかいが成功したことへの喜び以上の意図は含まず。シャワーヘッドを握ってもらえば飛び出る水流は殊の外強く、反射的に声を上げて数歩後退り)…御子柴さんってもしかして握力強い人ですか?それとも不器用?今度腕相撲でもしてみま… あーー!虹!(辺り一面びちょ濡れにした彼女の周り、指差した一点には早速虹未満の淡い色彩がぼんやり浮かんでは、消えた。)見ました!?今みたいな感じですぐできるんですよ!虹って!光の具合とかバランスがいろいろ大事みたいですけど、天候相手にそこらへんは考えてもキリがないので、とにかく!水を撒きまくりましょう!(拳を握れば、再び水流に発射OKの合図を送った。勢いも方角も全て彼女の思うがままに?)
秋吉かもめ 07/30 (Thu) 18:29 No.114
そんな風に思った事はなかったはずなんだけど…知らないところで、まださっきの動揺を引きずっているのかしら…。不器用なのも否定できないけど。腕相撲なら喜んで、秋吉だったらコロッと倒せそうな気がするの、……えっ!?どこどこ!?(まさかこんなにも早くに出来るとは思ってもみなかったから、大急ぎでそちらに目を向けてみると――虹が消えかけるその一瞬だけ、本当に滑り込みセーフで見る事が出来た。)見た…と、思うけど…ほとんど消えかけだったわ…。本当にすぐ出来ちゃうのね、びっくり…でも、やる気出たわ!とにかく水を撒きまくればいいってことね!そういう分かりやすいの好きよ!(となると、最初は緩めの力で柔く水を出して遊んでいたが――すぐに物足りなくなって強めに握り出し、宣言通り四方八方に水を散らしまくる。日本でやったら通報とお説教間違いなしのレベルで好き勝手に暴れてみるけれど、肝心の虹は生まれるか。)
御子柴ともり 08/02 (Sun) 03:39 No.147
えっ?それはちょっと聞き捨てなら……(非力に見られている可能性を察すれば不満げに顰めた眉も直ぐ、一層やる気が漲った様子でシャワーヘッドが水を吐き出すなら、虹作りという名の水遊びスタート。水を弾き光る芝生の上で調子良く柔い水流を撒けていたのはほんの数分足らず。彼女の退屈に気付かなければ、不意に勢いを増した水を太ももから下に思いっきり被弾し)うわ!!あははっ!ちょっ、御子柴さん!!いいねーー!その調子っ♪(濡れた箇所なんて気にも止めず大笑い。はしゃぐ声色で数歩距離を取り尻ポケットから取り出したのは、充填完了している水鉄砲。)当たれ!(構え、銃口を向ける先は彼女の腹部。発射した威力は彼女の武器に比べて段違いに弱いが、果たして届くかどうか。虹なんて既に気にしちゃいなかった、けど)楽し〜〜!御子柴さん、ほらっ!虹見つけて!どこ!?あっあった!(敢えて急かすように言葉を詰めながら、そこ!と指差し彼女の意識が少しでも其方に逸れたなら、隙をついて今度は頬を狙い発射。)う、そ♪
秋吉かもめ 08/03 (Mon) 18:37 No.167
えっ?どこが?(聞き捨てならないと思われている箇所すらすぐに思い当たらずぽかんとする少女はシャワーヘッド向けられても文句は言えないが、一先ず無事に水遊び&虹作りバトルスタート。早々に弱い水流に飽き足らず暴れ出す少女は傍迷惑もいいところだが、思いがけず上手い具合に彼を狙い撃ち出来たなら、先ほどの仕返しとばかりの顔でにんまり口角をつり上げる。)だんだんコツが掴めてきて、調子がぐいんぐいん上がっている感じがするわ…!そりゃりゃっ!(己もそうだったように、この日差しの下で濡れた箇所は瞬く間に乾くに違いない。が、撃つ方に夢中で防御を疎かにした――結果。)んぉっ、そう来たか…!でも当たらな……っあ、掠った…!(咄嗟の瞬発力に任せて腹を凹ませたが、残念ながら動いた位置が悪く、脇腹を水滴が掠めて湿らせていった。)うん!そうね!楽しい!こんなに乱射できるなんて…もう、ものすごく気持ちいいわ!……えっ、どこどこ!?(突然の報告に手は止まり、意識は完全に明後日の方へ。隙だらけの頬を水が直撃したなら、言わずもがな飛沫で水浸しの顔。)つめった、……っむぉー!涼しいけど…謀ったわね!?とりゃっ!(正直、主軸は彼への攻撃に移行してしまい、虹づくりはそっちのけ。今は仕返しに躍起となり、次は彼の顔に狙いを定めてホースを差し向ける。)
御子柴ともり 08/05 (Wed) 02:03 No.191
(突発的に始まったものの数分足らずのシャワーホースVS水鉄砲の乱射バトルが、別荘の庭もろとも自分達をあらかた水浸しにした頃。彼女の放った激流が頬を強襲した後、滴る水を拭いながらまるで赤ん坊のようにきゃらきゃら笑いながら)いやー面白かった♪日本でもこれくらいびちょびちょになるまで遊べたらいいのにね〜!御子柴さん普段これだけぐちゃぐちゃになるまで遊ぶことあります?(濡れて張り付く前髪を避けて白い額をお日様の下に晒しつつ、恐らく同じような状態であろう彼女を見て投げ掛けた疑問符には「おれは日本ではあんまり!」と自分の話も添えて)…あっ。そういえば、虹の色ですけど(恰も今の今まで忘れてたかのような素振りで口を開けば、)6色っていうのは迷信らしいですよ。この島のフルーツとか鳥とか花の色を6つ集めて空に打ち上げて出来たのが虹です、っていう言い伝えがあるみたい!(双眸で曲線を描くように笑顔を浮かべて、種明かしをした。)ちょびっとだけ騙すようなことをしちゃいましたね。怒った?
秋吉かもめ 08/05 (Wed) 15:53 No.194
(二人の様子を傍から見ていて、これが水遊びでなく虹作りの過程と見破れる人はどれほど居ようか。既に本人もそれを何度も忘れかけている。直感で狙いを定めて放ったビームは思いの外しっかり彼の頬に命中してしまい、こんなに強くするはずじゃなかったと密かに狼狽したのは内緒だが。)我ながらさっきのはちょっとやりすぎたと思うんだけど…痛くなかった?…本当にね、小っちゃい子なら微笑ましい目で見られるんだろうけど…私たちぐらいの年齢になると、日本じゃドン引きか冷たい目で見られるだけよね…高校生だって子供みたいに遊びたい気持ちは持ってるのに。ないわね、ここまでぐっちゃぐちゃになったのは…小学生ぶりくらい?(同じ問いを投げようとしたら、親切にも先回りされた答えにからりと笑って「そうなの?秋吉なら日本でも変わらなさそうなのに」と素直に意外そうな声を落として。)んっ!?…あぁっ、そうよ虹よ!メインは虹だった!……えぇっ!?嘘でしょ、そんなオチなの…?でもまだ完全に迷信と決まっても…6色の可能性だって…(と無駄な悪足掻きを試みたが、ご機嫌な種明かしの前に最後は陥落。)怒っ…ては、いない…怒るより、ショックというか…夢をぶち壊さた気分だわ…。(と言っている傍らで、さらりと夢を見せるように小さな虹が架かっている事に少女はまだ気づかない。)
御子柴ともり 08/07 (Fri) 19:41 No.225
(勢いのある水流を楽しそうに振り回していた一面とはまた別に、気遣われた自分の頬に手を当てれば軽やかに笑いながら)遠慮なしで来ましたもんね…!?どう?赤くなってないですか?もしなってたら御子柴さんにやられたって言っちゃおっと♪(気安い冗談の語尾は言葉とは裏腹に機嫌良く弾む。小学生振りだと聞けば、想像は当然ランドセルを背負う彼女の姿へ膨らみ)小学生かぁ…御子柴さんってどんな子でした?昔から成績は良かったのかな。そういえば運動もできますよね!(それはいずれも自分と比較しての感想。「ちょびっと不器用ですけど♪」付け足したのは今日新たに得た生の印象として、勿論他意もなければ笑顔で。意外そうな声を受け、やや苦笑い気味にはにかめば「日本でやるとすぐ怒られちゃうから…」と、風土の違いに甘えている旨を返した。)……ぶ、ぶち壊された!?(どうやら思いの外突き刺さってしまったらしい。ぶち壊しちゃった!と驚きまん丸目を瞬かせれば、慌てる素振りでどうにか彼女のショックを少しでも上書きせんと辺りを忙しなく見回して──あ!!)あっみっ御子柴さん!ほら!虹!虹あるよ!あれ!?もしかしてこれは〜……いち、に、さん…6色では!?(彼女の傍らに小さくかかる虹を指差し、ドキドキしながら見守る先。光の屈折で生まれたそれは大変淡く脆い。果たして少女の瞳に映るのは何色の虹?)
秋吉かもめ 08/09 (Sun) 15:41 No.257
もう少し手加減する気はあったんだけど…手はそう思わなかったみたい。んー…?大丈夫そうよ、今のところ。まあ自分が蒔いた種だからどう言われようと引き受けるけど。(多少の誤解は招きそうな予感もしながら、されど必死に止めるよりは目の前の手軽な遊び道具に夢中。)変わってないってよく言われる…気になると、試さずにはいられない子供だったわ。勉強も運動も、コツを掴めば意外とできたのよね。(しかし不器用なのも当時から成長見られぬ事実だけに「そこは進歩したかった…」と悔しげに呟くも、諦めるなんて選択肢は最初から皆無。返されたご尤もな回答には「そりゃ、そうね…日本は秋吉にはちょっと窮屈なのかも」と勝手に一つの結論を得た顔をして。)ええ、割と。だってついさっきまで普通に本気で信じてたんだから…。(まさか大前提から覆されるとは想定しなかった少女は素直に白状し、)えっ、どこ!?今度は本当よ、……あった!いち、に、……6色!たしかに、私にも6色に見えるわ…!(うっすらと7色目みたいな色が見えかけているのはそっちのけで興奮露わに彼を見遣る。)なんだ、嘘じゃなかったのね…!あっ、記念の写真…(ともたつく間に淡く儚い虹は幻みたいに消えてゆくだろう。)
御子柴ともり 08/11 (Tue) 04:44 No.294
あっ、いいですねその言い訳!おれも今度つ〜かおっと♪(幼い頃から変わらないと話す彼女を見、膨らます想像はされど途中でモヤがかかったのでやめた。今と変わらないらしい過去の姿を上手に予想できるほど、そもそも現在を知らなかった事実に当たる。「要領が良いんですかね?でも不器用?」一面に収まるものではないと諒解を示すように一人頷けば)ちなみに、おれはどんな子供だったと思いますか?(御子柴ともり視点を知りたがって、変わらぬ笑顔で反転した問いを投げた。)次からはもっと大事に扱いますね…御子柴さんのこと……(思いの外繊細だったこともまた今日初めての気付きとなろう。クラスメイトに対してご機嫌を窺うような下がり眉を覗かせるが、それも笑顔を取り戻さんとした策が無事に上手くいったようなら一安心。)よかったですね♪(消えゆく6色の虹を収めたのは彼女の淡紫だけ。「今見たらあの写真も6色に見えるかもしれませんよ!」先日送られてきた未加工の虹の写真を改めて画面に表示させれば、どうですか?と彼女へ向ける。これもまた審議が入るかどうか、終わる頃には芝生の水滴も空へ飛んでいくだろう。)
秋吉かもめ〆 08/12 (Wed) 18:25 No.320
ど、どうぞどうぞ…著作権フリーにしておくから、好きなだけ。自作発言も可。(と冗談めかして偶然の産物で出来上がった言い訳をしれっと譲渡して。自身の小さい頃の写真は流石に持っていないので分かりやすい説明は叶わなかったが「そう、それ…勉強のできる馬鹿だって何人かに言われたわ…」と通常より小声で明かす。)えっ?うーん、……びっくりするぐらい、今のまんまの秋吉しか浮かばない…実は昔はワルで近所の悪ガキの大将してたとか、そういう過去は持ってないわよね…?(出来るだけ彼の印象から遠そうな子供時代を想像しようとしたが、こちらも知識量の上限が思ったより早めに訪れたので悔しさまじりの白旗を。)い、いいわよ…これぐらい雑な方が落ち着くから…というか言うほど雑でもないし…大事に扱われるとそわそわしそう。(笑みを失うのも一瞬なら、取り戻すのもまた一瞬。それほどに単純で適当な扱いが似合いの少女である。)うん!撮れなかったのはちょっと悔しいけど…でも真実をこの目で確かめられた喜びに比べたら全然安いものね。(写真撮影にはあえなく敗れたが「そうね、そうかも!…どれどれ?」親切にもタイミング良く示される写真の虹にじいっと見入り、「6色…?でも微妙に7色っぽいところもあるのよね…怪しいけど、ギリギリ…6色?」だなんて答えの見えぬ問いを延々と論議しているうち、濡れた服も髪も顔も、嘘みたいにからっからに乾いていたはず。)
御子柴ともり〆 08/14 (Fri) 04:29 No.344
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