はい、準備完璧です！（選んだのは数日前に購入した花柄の袖なし膝丈ワンピース。一張羅の一発目の出番としては十分すぎるくらいだろう。勿論彼女に当日夕方の予定を差し出して並び歩く。繋いだままの指先をゆっくりと振って笑った。）海入りましたよ！一回肩まで入れたのでなかなかの進歩だと思います。あは、毎日朝食楽しいですよね！朝が楽しいと良い一日が始まりそうな気がしますし。　終わっちゃいますねぇ……。テスト勉強！もちろんですよ、一緒に頑張りましょう。（近況私情約束ひっくるめてお返し。到着した店内見上げて「え、すご…」と語彙力を一切失った感想呟きながら席へ。メニューを見てはしゃぎ、食事が届いてはしゃぎ、一口食べてまたはしゃぎ。テンション高いまま食べ終えた後、バースデーソングとともにケーキが運ばれてきたなら大きく開いた口を両手で覆い隠す。店員の顔、ワンホールケーキ、そして目の前の彼女の顔と幾度となく視線を動かして漸く状況を把握した時には周囲が沸いてまた目を丸くした。）ありがとうございます！全く気付いてませんでした、えっ　わ、ありがとうございます！（軽く立ち上がりぱたぱたと辺りに向けてお辞儀してから蝋燭を吹き消す。また大きな拍手が起きたから両手を上げて万歳で答えるくらいには気分は最高だ。そのまま満面の笑みで最高のサプライズを起こしてくれた彼女を見遣る。）はい！一緒に楽しいことたくさんしましょうね、紘ちゃん！（数値化できない楽しさをいっぱいいっぱい積み重ねようじゃないか。夏が終わって、そのあとも。）