伊鶴の寝起きは7億の価値がある の?

(電話越しでも向こうの状況に何となく察しが付いたもの、寝起きの北村伊鶴をそう簡単に逃すまい。宣言した10秒からもう10秒要し、20秒後に彼女が滞在する部屋の前に到着。コンコンガチャガチャ。二度扉を叩いてから間も置かずにドアノブを二度回す。朝のホラーになれば良い。)いづちゃんおはよう。もう支度しちゃった?着替えちゃった?寝癖は…?(彼女との時間で換算した際、大いに前借状態だろう呼び名を馴染ませるよう紡ぐ。単純な問い掛けも重ねる毎にたゆたう未練はふざけが8割。返事待たずに来てしまったが、もちろん隔たる扉を強行突破の考えはないから彼女が開けるまではそこに背を預けて顔の見えない会話を楽しもうと。黙って待つの選択は浮かばなかった。)伊鶴、本当に寝起きだったね。それと慌ててた。うん可愛かった、滅多に見られないでしょ?声ガラガラだったけど水は飲んだ?今日の朝食はうどんっぽい。そばもあるかな。いづちゃんまだ??(モニコも大寝坊も、ハンモックも全て目的であるから語る口調は緩やか。しかし最後はやっぱり急かしの問いが飛ぶ。)
秋山紘 08/24 (Mon) 20:35 No.496
(寝起きの頭で朝支度の優先順位をそう迅速に決め動くことは出来なかった。結論、モーニングコールの悪魔によるノック数度とドアノブドッキリに、ギャ!と短く鈍い悲鳴を上げた女は薄っぺらい白のキャミソールに寝間着のショートパンツ、ヘアバンドで髪を上げた状態で、丁度洗顔を終えた顔をタオルで拭いていた所。今にも開きそうなドアを恐怖に見遣りながら)ぁあっきやま…?!モニコとホラー勘違いしてない!?なんだってそう恐怖心を……!開けるなよ、開けたらしばらく口きかないからね!?(一先ずは寝間着を脱ぎ普段着のワンピースを頭から被って背中のファスナーを上げようとするが、焦りのせいで手こずる。更に重ねられる感想と質問と話題と急かしに、扉の向こうへ向けて「一旦ストップ!!」と一喝、と咳込み。間も無く、開けた扉から恐る恐る覗かせた顔は寝癖を誤魔化すために後頭部で適当に団子一纏めにした其れ。周囲を見回しながら)……あんた以外いない?大丈夫?みんなもうどっか遊び行ったかしら。(やや跳ねた前髪を指先でつまんで撫でつけつつ、そこで漸く今日初めて彼女の顔を見た。)……おはよ、せっかち。
北村伊鶴 08/25 (Tue) 21:07 No.517
(扉の向こうのたしかな悲鳴が耳に届いた。ドッキリ大成功の喜びよりも間近で見られない悲しみに手持無沙汰の口が、彼女が現れるまでの時間を数え始める。それから名を呼ばれたのは6秒後、寄り掛かる姿勢から踵を回せば未だ隔たりはあるけど対面状態。)面白いと思って。はい、はい、うん今度はじっとしてる。今、裸なの?よく寝れ………。(行動心理は至ってシンプル。一度好感触を頂けば彼女の言葉に倣うよう扉から一歩引いた待て状態の保ちは、しかし口までは脳信号が届かなかったらしい。ちょっかいの問いもひと際大きく放たれた声に決して届かぬ笑いを落とし、口を結び合わせた。そうして慎重に開けられた扉からこれまた控えめながらもようやっと見られた姿に笑みが乗る。)うち以外だれも居ない、こっち来るときも誰にも会ってない。大丈夫。さっき花島が外に出てったのは見たよ。多分別荘にはいづちゃんとうちとマリリンさんの、三人だけ。(目に映った全てが安堵に変わるならばと道中の様子を伝えつつ、少し元気の良い前髪の穏やかにするべく勝手な指先をその隣に並ぼうと伸びる。)おはよ。あは伊鶴の寝起き見たくて走っちゃった。無邪気なもので…。もう行けそう?…髪、梳かす?今日はお団子の気分?(尤もな言葉に至った理由を軽やかに。また質問が重なるも先程の急かしは消えて、横に倒す首もゆっくりと。)
秋山紘 08/26 (Wed) 21:01 No.531
(誰も居ないと聞けば安心したように隙間ぽっちだった扉を広く開けて外に出る。白ワンピースの裾を手で払い形を整えていれば伸びてきた指先に気付かれた前髪はされるがまま、)アイロンかける時間なかったから…(呟くのは寝癖の言い訳。)無邪気って言えば何しても許されると思ってるわね、味占めおんな。(人差し指で彼女の額を弾く仕返しはヒットするかどうか。その後両肩に手を置けば方向転換、「お腹空いたでしょ」とダイニングへ向かうように反転させて押しながら歩き出すことでもう行けるの返答となろうか。)今日はうどんだっけ?蕎麦?あったかいのが食べたい気分…ていうか秋山、6時に起きてからこの時間まで何して時間つぶしてたの?(廊下を鳴らす足音は確かに二人分。窓の外すっかり明るい陽射しに目を細めて、いい天気…と溢すのは独り言。再び隣に視線を戻して)無邪気ちゃんはいつも何して遊んでるの?そういえばこっちきてからあんまり見かけなかったわよね、お互い。(どこかの部屋から掃除機の音が聞こえれば、ハウスキーパーの存在も認識。)
北村伊鶴 08/28 (Fri) 10:17 No.555
ごめんね(指先で梳く最後、珍しいと思えたお団子の理由である先走った両足の謝罪はやはり笑ったまま。反省はあるけど後悔はない顔。見破られた魂胆と軽い突っつきに口を隠さず笑いの声があふれた。)無邪気って言われて嬉しかったなあ。褒め言葉だもん。…褒められたよね?伊鶴にうち。(押されながらも首だけ少し反転させれば彼女の肯定だけを見ようと。朝食への問いはどっちもあるよと豊富さに頬を上げながら、これまでの過ごし方を答える頃には隣同士の足音が並ぶ。)テレビ見てた。ニュースとかドラマとか、全部英語。いづちゃんはドラマ見れてる?こっちのやつ?(眉間にやや寄った皺も瞬時解かして、この場を叶えてくれた夜更かしの詳細を明かす疑問が飛ぶ。交差した視線も思案に逸らさず真正面の一線を保ち。)外に出掛けるほうが多かったけど、部屋で過ごすこともあったよ。それは神様のイタズラでしょ、今日の感動が大きいようにって。はい着席!(初めて呼ばれた呼称に目を細めて言葉を遊ばせる。ダイニングの一歩入るなり今度はこちらが肩を軽く押し椅子までご案内。湯気が昇るうどんとそばが一品ずつ。)いづちゃんどっち食べる?じゃんけんする?
秋山紘 08/30 (Sun) 00:39 No.586
……秋山。(緩みを止めない頬が何度目か此方を振り返っては進行方向に向き直る。ふと足を止めればその背に呼び掛け、手招きで多少歩みを戻させれば、手の届く範囲に入った所でその愛嬌の塊のような両頬を両手で挟んで潰した。上を向かせて、拒否をされぬ限りはそのまま頬をつまんで横に引っ張ったり指先で揉んだり遊びながら一頻り彼女の表情を楽しみ)可愛い。愛されそう。さわりたくなる。小さい。遊びたくなる。…どう?(並べた言葉は所謂当人が肯定を欲しがった其れのつもり。満足頂けたか、と尋ねるような二文字はさて彼女の中でどのように響くか。)英語分かるの?私はネトフリ、……あはは。じゃあ、いつもよりはしゃいでるように見えるのもそれ?(神様のイタズラとやらが成功したということだろうか。耳馴染みのない言い分はされど無邪気ちゃんらしい。促されるまま座席に座れば、うどんと蕎麦と、それから再び疑問符を掛ける方を見て)……じゃ、勝った方が先に好きな方選ぶってことで。じゃーんけーん、ほい。(パーを出した。勝てば蕎麦を選ぶだろうし、負けたら「秋山うどん食べたいって?いいよいいよ、食べなさい」と誘導するつもり。)
北村伊鶴 09/01 (Tue) 01:45 No.622
(なすがまま。されるがまま。しかし意図を汲み取れなければ困惑に眉は下がるものの、彼女の指先の自由をともに楽しむのはこちらの真意。一つ転がる度に瞬きを挟み、三つ目で理解が出来て、窺いには指がまだ飽きず離れていなければ両手首を握った。そうじゃなくとも握りに行く。)さっっっいこう!一生分褒めてもらっちゃったね、ありがと。さっきのがいづちゃん的愛で方?最上級だとどうなるの?うちも愛でよ、あ~かわいかわいい。(高ぶりそのままに手首掴み揺らした指先が離れ、次なる行き先は憂いほどにましろい頬。同じ手つきを立場変えて。英語の理解は目線外しがお察しだけれども)あ、伊鶴も英語分かんない?やっぱり日本語だよね、逃げ恥?(勝手に国内ドラマを決め付けた首肯は流れるように。当てずっぽうにも程がある選択は浮かれの延長線上だった。持ち出したお子さまじゃんけんへの応じに対して、チョキで勝利を得た。手と口を動かす前に彼女の言葉が耳を触れる。)なんも言ってないよ、誰の心の声が聞こえたの。いづちゃんがそば食べたいんでしょ、けどうちもそばの気分だからドンマイ。(あっははと笑いを張り付けて、それぞれの手元に皿を置く。お蕎麦は彼女の元に。湯気にそうしてくれと頼まれた。)はい、いただきます。時々寝坊するのもいいね、二人だけって贅沢だし。でもこの後もっと優雅に、ハンモックで二度寝が待ってますよお嬢さん。(ちゅるちゅる食しながら遅い朝食も決して慌てず、彼女とふたり雅やかに頂こう。)
秋山紘〆 09/02 (Wed) 22:21 No.640
うわっ(不意を突かれたように上がった声は、好き勝手遊び回っていた両手が彼女によって捕獲されたから。随分と溜められた高評価に目弾き、彼女の瞳に映す顔は怯んだ驚きから多少解れた様子にて)こんなので一生分なの?随分短い一生ね。最上級は力いっぱい抱き締めて体中にチューしまくるわ。ま、あんたにはまだ早い話だけ、ど……ねーえ、……(先程までの戯れをそっくり同じくお返しされれば、抵抗こそなくされるがままながら眉間に寄る皺。)こんなに好き勝手触らせるの滅多にないんだからね?ワンタッチワンタッチ心底有り難みを感じなさい。ねえ、聞いてるの?(不満気な声に拒否の意図が含まれていない事は言葉の通り。星の数ほどありふれているであろう作品の中でピンポイントに挙げられた一作には思わず笑うように鼻息を弾ませ「好きなの?」と疑問符返し。じゃんけん勝負にて敗北すれば醜い抗いも虚しく笑う彼女を前にやだやだやだやだやだやだやだと駄々こね──るが、)!?(驚き顔で目の前に置かれた蕎麦と彼女の顔を何往復かした後)もしかして秋山さ…この間から私のこと、落とそうとしてない…?(過日より向けられる仕草や言動を思い返せば成る程合点もいったので。両手を合わせたいただきますは少し離れた所で別作業しているハウスキーパーの彼女にも視線を送りながら。食事後の優雅なスケジュールに頬を緩めては、そうねと相槌を打った。そんな二人きり、とある遅い朝の話。)
北村伊鶴〆 09/04 (Fri) 01:59 No.652
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