巽さんの「た」は楽しいの「た」♪

ねえ!そういえば巽さんってデートしたことありますか!?(朝食を終えてから少し。改めてリビングに再集合すれば、大きなソファの一角に腰掛けながらの顔合わせ第一声は恐らく今一番自分達にとってタイムリーな話題。)考えたんですよ。今回頼まれてるのってカップル特集のお写真じゃないですか。でも、カップルさんとカップルさんじゃない人たちの違いって一見全然分からなくないですか?巽さんはどう思います?(胸の前で腕を組めば、難しそうに眉を寄せ唸りながら首を捻りつつ、彼女の意見も聞こうと疑問符を投げかけ──でも。)付き合ってないのに付き合ってるような動画やお写真を撮るなんて、こんなこと滅多に出来ない体験ですよね…!(その目がぱっと開かれれば濁りなく爛々と輝く。)
秋吉かもめ 08/15 (Sat) 07:34 No.360
(何枚かのアクティビティのチラシ手にした侭、ぽすんと沈んだお尻が少し浮く心地となったのは出端の一声への喫驚による。刮目は敢えての目弾きで平素と違わぬ面構えに戻るから一瞬の出来事だ。)ありそうにみえる?(責める色など微塵も持さず経験値ゼロ以下を開けっ広げとした口振りとなるけれど、数学より随分難解な問題として耳朶を打つから彼の真似っこするみたいに腕組み。数秒瞼を閉じて視界遮ることで思案に耽たとて、)違い…違い……手をつないでるかどうか?付き合ってても繋がん人もおるか……。(冗句を好む悪舌なりの大真面目。さりとてもう暫し正解のない解を辿る腹積もりは、逆接によって意識まるごと彼に奪われる。)ん? なは。たしかに。(満天の星空みたいな彼の眸に毒気を抜かれたみたいに、眦が柔く落ちた。そこで漸くチラシを背の低いテーブルに置いたなら、手札を切るみたいにして視線は右へ左へ。)滅多にないことするんやったら忘れられへん一日にせんと。考えよ。“恋人”となら、なにがしたいかな。
巽志真 08/16 (Sun) 01:51 No.372
ありそうにみえる?ってことは、ない?……フフフン、おれはどうですか?なさそうにみえる?(すかしたように目を細め鼻を鳴らす素振りは大根演技。座るソファの上、彼女寄りに体重をかけるように手を付けば、ソファを少し軋ませて隣へ軽く身を乗り出すみたいな「そう!そうなんですよ!」)仮にハグとかキス……え、あの因みに巽さんって…男友達とハグとか、結構、できる人ですか…?(ふと気になることが目先に落ちているのを見つけたから、話題は早速脱線?)おれ、どんなに盛り上がっても女の子のお友達と勢いでハグするってなったらきっと緊張するだろうな〜って今、ちょっと想像してみたんです。よくあるじゃないですか、わー!おめでとー!ぎゅー!みたいな…手繋ぐのは全然大丈夫なんですけど。(一口に友達と恋人を分けるとしても、きっとお互いに基準や定義は違うだろうから。視線はテーブルに置かれたチラシを追って、それから再び隣へ)うん!!!でも恋人と……えー…好きな人となら、ただ一緒にいられるだけでずっと楽しいだろうなって思うんですけど……あ!(もしかすると多少ズレているかも知れないそれは、されど何より秋吉かもめから巽志真への純粋で明確なおねだり。)当日、いっちばんおめかししてきてほしい!どう?どう!?
秋吉かもめ 08/16 (Sun) 11:13 No.377
(難易度低めの例題みたいな口吻だった癖して「答えは内緒」の天邪鬼。すかした挙動には長めに間合い取った瞬目の果て、)あるならエスコートしてもらおっと。なかったら一緒に手探りする。(隣に座るが故にソファの動きに互いの体躯も連動して、僅かに沈んだ分座り直しては今度こそ丸まった眸が喫驚を伝う。)えっ(感嘆符だけが落ちる。平素通りの饒舌が続かなかったのは、幾ら脳裡で想像したって情景の輪郭が曖昧な所為。)いま、想像すら出来てへん……。(また数秒の沈黙が許されたなら、一文字は漸く開く。)出来へんかも。てかそもそも自分が女友達にも、わー!やったー!ぎゅー!をするタイプちゃう気がして。(どう、と問うように小首を捻るけれど、「手が繋げる…?」と隣の彼に手向ける視線でレベル違いを懐疑。)好きな人とのデートって、楽しいも絶対100%あるけど、途中からバイバイする寂しさを想像しちゃいそ。(一般論みたいに宣う声音は相違なく、耳年増の知識だから空想の中身はカオナシ。とて、耳殻打つ要望には、一般論でもなんでもない巽志真の舌が動く。それならば此方も強請らせろとばかりに。)100回くらい可愛いって思って、30回くらい可愛いって言葉で褒めてくれるならいいで。
巽志真 08/17 (Mon) 01:10 No.396
うわーっ!じゃあおれも内緒!(まるで対抗するかのようなその表情は、つり上がる眉にむくれる頬、鼻息を吐き出す絵文字みたいに幼く。但し「エスコート……」尖らせた口で呟いた一言はどうしたって言い慣れぬ違和感を持って響いた。途端応答が鈍った隣を窺えば)………………確かに?(思えば彼女が異性同性関わらず声を上げてはしゃぎ合う姿をあまり見た覚えがなかった。見つめて数秒、その視線を一度彼女の手に落としてから再び持ち上げ)一度練習してみます?それとも当日のお楽しみにしますか?それとも、当日も繋がないですか…?(三択差し出しつつ自分の手をバイバイするように振って見せては判断を委ねよう。とはいえ最後の一択は少し残念そうに分かりやすく眉尻を落としながら)あー……でもおれ、それはわりと友達とのお出かけの時も同じかも?帰る前に次も会う約束したくなりませんか?ほら、こないだ巽さんと宝探しした時もそう!(楽しかった思い出に口角を持ち上げて満面の笑顔を浮かべるも、次ぐ条件提示を聞くや否や不思議そうに目を丸めて)100回思うのに100回言わなくていいんですか?30回でいいの?なんで?照れるから?(好奇心のまま次々と重ねられる疑問符は彼女への配慮に欠ける。)
秋吉かもめ 08/18 (Tue) 21:12 No.408
(彼の真似して大仰に膨らませた頬は、己を棚に上げて「意地悪された」の所感つき。数秒の沈黙がふたりのあわいに広がるけれど、視線追うように自身のてのひらを見て、そしてまたかち合う視線に僅か首傾ぐ。三択が耳朶打つあいだ、脳髄は思案するべくフル稼働の癖して纏まった考えは出荷されず、彼の指先とかんばせだけを視覚が捉えていた。)練習したら慣れるもの?(大真面目の様相は含羞浮かびかけて、一度天井を仰いだ。何の変哲もない天井の模様をわざとらしく眸で追いかけて、漸く眼差しに意識ある状況で彼に向き直る。パーに開いた十本指を顔前に、「秋吉にそんな顔させるほどわたしの手に価値があるか分からんけど」の前置きは詰まるところ)当日はじめてやと、緊張の手汗で繋いだ指先から溶けるかもしれん。3本くらい指減ったらどないしよ。(当日の確約として。)わ。奇遇。そういえばわたしもそうやった。(過日を想起すれば、自然と笑みは鼻から抜けて瞼を細める作用があった。けれど、図星をつかれたへそ曲がりは唇尖らせ眉の間を寄せてすっかり不服の色に早変わり。)いちにちで100回も褒められたら、人生の褒められポイント全消費しちゃいそうやんか。(無論、巽の舌先の云うことだから不服よりかは冗句の色合いが濃く滲むけれど。)
巽志真 08/19 (Wed) 20:53 No.420
(「してないもん。巽さんが先だもん。」ジト目間髪入れずの否定はやけに幼い。10年以上若返った気性も、むくれた頬が萎んで元通りになったところで平生取り戻し)おれは慣れると思いますよ!(その背を押すために連ねたい言葉があと百はあったけれど、最低限の返答に抑えればどうやら思案に耽る様を見守り一時待機。やがて顔の前で向けられた両手の平越しに待ち侘びた回答はじんわりと笑みを深めさせ、待てを解放された犬よろしく)わっ!(言葉よりも先に驚かす合図を放つと同時、互いの指を交互に重ねるみたいにその手を両方とも正面から握って直ぐ離し、きゃらきゃらと笑った。)溶けるところも見たいから、あとは当日のお楽しみにします♪ なくなったらおれの指あげるから、安心して溶けてくださいね!(離した両手で作ったダブルピースは、伸ばしている人差し指と中指をわきわきと曲げて揶揄うみたいな戯れ。)へーなるほどね!可愛い!かわいいかわいいかわいいっ♪巽さんは〜かわいーい〜な〜〜♪可愛い!(おもむろに即興自作のカワイイソングを歌いながらソファを立ち上がれば)はいっ。これで早速6ポイント消費?あと何ポイントでなくなっちゃうかな?(態とらしく顎に手を当て思案顔も数秒、再び彼女へ向き直れば)作戦会議終了!ね、外遊び行こ!タコさん口が可愛い巽志真さん♪(手首掴んで引き誘いながら尚も続くそれの終息は恐らくまだ暫く先。今日はいっとう気分が良い。なぜって?久し振りにまた巽さんと遊べるから♪)
秋吉かもめ〆 08/20 (Thu) 18:22 No.435
(幼心取り戻したみたいな応酬も、頬から空気が抜ければすっかり15歳のふたり。「ほんま?」の確認は視線と違わないけれど、逡巡の末に出した結論の二枚の手に絡んだ指には覚えず瞠目。その衝撃によってソファに体重以上に沈むことになれば、)、わっ(音の色合いこそ違えど同じ二音が舞う。一瞬だけ絡んだぬくもりは存外消えず、左手の親指と人差し指のあいだを右手で示しては、)もうすでにこのへん溶けた。秋吉の指もらうん、ホラーか任侠モノかどっち。(一本敗北とられた心地の意趣返しとして、眼前で曲がる指先に自分の両手真っ直ぐ伸ばして揶揄孕まぬピースサインに変更せんと。──したけれど。)ちょっと。  ちょっと。(不服と含羞織り交ぜられた視線合わせたくて、制止の声と共に先に上にいった相好を見上げた。)思ってへんやつはポイント消費にならん。(物申す目つきに思いの外威勢が籠らなかったのは、胸裡に渦巻いた花恥ずかしさによる。さりとて手首引かれる侭に立ち上がれば、漸く目線の高さが慣れたそれとなって)んもう。それほんまに褒めてんの?(眉根をわざとらしく寄せたところで、直ぐさまそんな作り物は剥がれ落ちる。足取りは半歩後ろをゆくさなか、不意に冷静を取り戻した脳裡が声出した。)あ。22日のこと結局決めてないやん。(でもまあ、って彼に気付かれぬように眦は柔いだ。何したところで楽しい一択だと知っているのは、一緒に行く人が理由のすべて。だってまだ効果抜群の催眠術が解けてない。)
巽志真〆 08/21 (Fri) 00:46 No.446
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