仁希、ペッペッ。

(1を100に返してくれる彼女との会話は文字でも機器越しでも楽しくて仕方なかったが、まだ1秒も遊んだことない事実だって一刻も早く塗りつぶしたい。通話終了後、唐突に食らったときめきはよれるアイラインが物語り、乱雑に指の腹で消して二度目は難なく上手に引けた。現地購入したフローラルプリントのショートワンピの黄色はきっと彼女のコーデとマッチするだろうなんて根拠無い自信と予感がにやけを増長。Bergamotの扉をノックするか、向かう途中に落ち合えたか。どちらにしたってひとみに彼女を映したあとの言葉は決まっている。)仁希!やっと会えた。(朝食の場があるから毎日顔を見ているけれどそういうことじゃない。語弊も大歓迎だと言い直さず、ただ二人の距離を詰めれば上から下まで舐める視線が彼女を襲う。)かわいいかなってチェックしてるから動かないで。うんうん……うんうん、あーうんうん。今日もうんと可愛い仁希ちゃんだね、知ってた。(本心と冗談を掻き混ぜて口元を楽しげに緩ませて再び歩き出そうと。)
秋山紘 08/10 (Mon) 23:55 No.289
(イメージは大体盲目なメンヘラ彼女。そんな所の戯れが秋山の琴線に触れたらしく声を出して笑った昼間の一幕を経て、軽やかなノックが耳朶打てば燥ぐ爪先が出鱈目なステップ。見飽きる程着倒す予定のカナリア色したリゾートワンピはデコルテ部分に煌めくボディパウダーを塗布してプラスチックジュエリーのバングルとネックレスをじゃらじゃら。クリアカラーのトングサンダルは最後の一歩をガキ宛らの駆け足で。)死がふたりを分かちてたの?それとも令和のロミジュリ気取る?あたしがロミオね。(フリンジ加工の麦藁帽を片手にくるくる回すが先んじて制止されればロミオからパリコレモデルに早変わり。表情変化の乏しさが難点だがドヤ顔ウォーキングなんでもござれの現今だ。)とびきり可愛いのは今日あなたに会うせいだよ。ほれときめきな。(ときめきを叩き売りしながら「服おそろいみたい。」互いを指差し徒行する傍らで掲げるのは)ワープ!ってしたらもう店着いてると思う。思わない?(気分はご近所物語のミカコちゃん風の飛び道具。)
小田仁希 08/11 (Tue) 17:17 No.298
(互いにデコルテ晒しているもの決定的な違いに思わず彼女の肌に指を滑らせて、自分の場所に残すところなく塗りたくっても輝きは半分にも満たないだろう。ファッションチェックしたって黙るとは言ってないから会話の弾みは変わりなく下された配役に意を唱える。)髪型的には仁希がジュリエットでしょ、うちがロミオ。ロミジュリ読んだことないんだけど…、塔の上で仁希が髪を垂らすやつ?これはラプンツェルだね。でもきっと最後にキスすれば良いよね。(解放は言い渡さずにこちらばかり自由な指先は、もしロゼ色の毛先が届く範囲にあるなら巻き付け遊ばせる。その距離感はきっとなにを加味したって近過ぎとは考えない。)いやだよ、そんなバーゲンセールしたときめき。けどね仁希のあなた呼びは好きって聞くたびにそう思える。…うちが、あなた呼びに弱いだけかも。(砂糖まぶすようなやり取りもその反対も彼女であれば躊躇わない切り替えにとっくにハマっていよう。偶然のお揃いに頬を緩め、向いた疑問に意表をつかれたも歯を覗かせて。)めちゃくちゃ思う(口振りから抱いてしまった期待から間髪いれずにワの口を形作り。)ワープ!!(倣うも処理も小田頼りの甘え。)
秋山紘 08/12 (Wed) 02:50 No.313
ぶっ  はは、何してるの?これラッシュの月の粉。仁希とオソロにしたいなら覚えて帰って。(愛嬌満点と判じた所作へ覚えず笑声噴き出せばご機嫌な指先がくるりと翻る。)そんな横暴な理論ある?確かにおとぎ話は大体最後にキスして終わりだけど。てことは今日も…?(蓮っ葉な物申しへ二度目の笑声。己の笑いのツボが浅いのでなく少女自体がツボなのだと自覚した視線は意味深にチラリと秋山の唇へ。演技染みた所作で口元を覆えば有耶無耶に溶かして踊る毛先を映じるが不意に双眸が陰るのは)それほかの男に言わないほうがいいよ。どいつもこいつもみ~んな「あなた」呼びしだすから。(フレトーにメイプルシロップびしょびしょに浸して生クリームかけていちごとチョコとキャラメルパウダーをトッピングしたみたいな会話はけれど真直な真顔で紡がれるからその威力を自覚して頂きたい。一も二も無い是を賜れば悪戯に光る“ほっとかないでRED”が弓引いて、少女と指先結べばほれ)ワーーーーーープ!!!(で、はい着きましたのここは程近いカフェ。海沿いに屹立するカラフルな建物は海側に迫り出したテラスが売り。)紘いる?足ある?手は?あらひどい顔。(五体満足を確かめる序呼吸するように茶化しいこいこと入店。勿論テラス席が良いとたどたどしく希望を伝えば望み通りのロケーションか。)なんにする?マンゴーがいいって思ったけどゴールデンパインとか、 あ トロピカルフルーツデラックスも気になる。
小田仁希 08/12 (Wed) 14:37 No.319
(商品名を頭に覚えさせ、彼女の眼差し向く場所を察しって)ちゅっ(親鳥に向けるような啄ばみは器用な音のおまけアリ。)ときめいた?ときめいた?ときめかない?実際やっちゃおうか?(散々な問い掛けを重ねた後に悪乗りが唇隠した手首を、毛先を離れた指先が力なく掴むけれどすぐに込み上げた笑いと一緒に離した。そして影落とす睫毛に生じた曇りを焼かれた餅だと自己判断するから、返す表情はどうしようもない目尻下がり。)大丈夫だよ、だってに・き・の・あなた呼び限定だもん。仁希が呼ばなきゃ意味ないの。…あっ待って、これは「あなた」呼びのバーゲンセールが始まる予感……希少にして!(叩き売りのときめきが数分前であればふいの予感に思わず両耳を塞ぐ。そうして手を繋いでワープの大成功。短距離であっても持久力に自信がなければ彼女の確認は正しく肩の上下運動が少々荒ぶっていた。)はぁ……いるしあるし連れてけ。(まだ指先が結ばれているならそのまま、離れてしまえば再度合わせたならどさっと腰を下ろし、海から届くそよ風が何とも気持ち良い。)もちろんマンゴー…以外の誘惑多いね あ、これはシェアすれば仲も深まり二度味わえてお得なやつだね、じゃあうちは仁希がみんなにバレちゃうくらい大好きなマンゴーにする!(女子二人居ればお決まりも過言じゃないシェアハピ提案し、互いに決まったなら注文も無事に済ませて待ち時間に充てるのは)仁希恋バナしよーよ。どんな男が好き?
秋山紘 08/14 (Fri) 00:24 No.341
せめてファーストキスくらいは好きな男としよっか。それが終わるまで待ってて。(やっちゃおうかに乗じる程度にゃ駄々透けな好意はけれどファーストキスが同性はちょっとなと歯止めを利かせリップ音鳴らす唇へ指先を充てがった。スタッカートの節を付ける口吻横目に「目尻さがりすぎてとろけそうだよ」は若干なり拗ねた物申し。先んじた未来は正に舌打つ一瞬前だからその両手を外す傲慢な指先が成功すれば「ふっ」と耳元に吐息を吹き込む悪戯で仕返しの心算だ。)あっはは、うそよあたしの大好きなお顔だよ。(命令口調に胸が跳ねちゃったのは破顔一笑で明らかか、結んだ指先を引いてけば向かい合って腰掛けるソファの沈み具合が居心地のいいこと。カラフルなメニューはそれだけで目移り必至だが「やった!じゃああたしこのココナッツミルクってやつにする。シェアハピしようね。」とゴキゲンで注文。斯くして戦ぐ前髪を掻き上げながら卒然たる疑問符が耳朶打てば)スクワットしながらじゃなくって大丈夫?(茶化す口上を交えたのち。)あたしね、身長が高いとかスポーツが出来るとかわかりやすいスペックに結構ポッ♡てなるかも。でもなあ、あたしを一番にしてくれる人がいいな。特別だよ、でもいいかも。一人くらい自分専用の男がいてもいいじゃんね。(ねえって告げる口吻は我儘千万に聞こえるか。とは言え心許無い経験値では特段披瀝する過去もなく想像だけでの物申し。)紘は?どんな男が好き?好きな人はいる?あ、いいよ、あたしの「次」って意味で答えてくれて。
小田仁希 08/15 (Sat) 00:51 No.356
(いつか来るキスの約束を目の前にするなら強情を握り潰して乙女同士密やかに交わそう。これからの特別にしたい響きを今だけ拒む手はするりと解かし、音のない悪戯へ「エッチ」と返す声に恥じらいは乗らない。)うちも仁希の顔好きだけど、仁希の感覚?言葉?そんなのも大好き。わりとばかちゃんなとこも、ここに来たから知れた嬉しかったこと。(正常の脈打ちを取り戻し、ほんの少し前を歩く彼女に向けた言葉はお返しのような形でも飾れない本心。足らぬ語彙のカバーは5位の読解力に任せた。ソファに身を委ねながら最高のロケーションもそっちのけに、両目は夜空とも似たひかりばかりを映したがる。)スクワットは帰ってからやるの(茶化しを上乗せ。それから明かしてくれた異性の好みに相槌のちっさい首振りを何度も見せた。)身長高くてスポーツ出来ちゃったら仁希茹でだこになっちゃうね。だれかに茹でられそう?一番だって特別だって欲しいよね、こういうワガママはね絶対に許されるから大人になっても忘れないでいよ。(大人は何かと譲歩するなんてドラマ観賞で得た紛い知識。矛先の回転には彼女だけに許された慢心を笑ったあとちょっと腰を浮かして)好きって、どんな気持ちだっけ。あのね、(ここからは本当の秘密話。探り合わせる会話を多いに楽しむ最中、シェアしてハッピーになる二品が届くなら花より団子。)あと99999回あそぼーね。(途方もない数字は彼女の好きを聞くための。今日だけの一番と特別を冠された自惚れで向ける笑みには無数のハッピーが輝く。)
秋山紘〆 08/16 (Sun) 01:59 No.373
ば、ば、ば、ばかちゃん?とな?(態とらしくまあそんなと双眸瞠って見せるがその所作こそがばかちゃんと呼ばれる所以と気付かない侭、暴言だというのに過日と同じように好きだと言っているようだと断じれば「あたしも紘といるとツボ浅くなる。紘がツボなことに気付いたよ。」と告げ笑いっぱなしの表情筋へ指先を宛行って見せた。お行儀悪くもソファの上に腹筋の要領で足を上げてみたらスクワット真似事へ興じながら)だれかあたしを茹だらせて♡てとこ。  あは、今自分で言って痒くて死んじゃうかと思った。あたしなんぞを選ぶ男の子っているかなあ。 あっ、それ!(冗語違わぬ文言へ自らの肩を掻き抱いた後指先が軽やかに鳴る。今日びみつけた「紘のそういうとこが その感覚が良いなと思う」と思い立ったが吉日のテンポで告げたらご満悦に耳を寄せて)うんうん あ~うんうん、なるほどね。(ジャムを煮詰めたような甘ったるい秘め事の最大単位はふたりきり。自惚れ甚だしい台詞はさて置きひそやかな笑みが絶え間ない隙間、ココナッツとマンゴーの味の染み付いたお揃いの舌先で笑って巫山戯て味わって。今日の日の帰結を先延ばしにしたい口惜しさはけれど天文学的な数字が耳朶打つや即時瓦解の笑い声。全く本日何度目の。)社交辞令はゲボカスだと思ってるんだけど、大丈夫?(脅迫めいた台詞は予定調和。斯くしてばいばいまたねを言う一秒前、)紘、(真面目腐った声色で呼び止めて沈黙。言葉を間違わず選ぶため思案する数秒を挟んでから。)あなたのことがとっても大好き。
小田仁希〆 08/16 (Sun) 17:30 No.384
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