橘鷹、待て。おすわり。お手。…よーしよしよし。

(日頃から大して時間をかけない朝食を今日は更に早く切り上げた後、玄関での合流を済ませれば、共に晴れた空の下へ繰り出し歩き出す一歩目は彼に合わせるとして)朝ご飯結構食べてなかった?気のせいかしら。パンケーキ入る?(淡色のワンピースを吹き込む汐風に揺らしながら、広いつばの下から覗き込むように傍らを見上げて尋ねる。腰で跳ねる肩掛けポーチは、歩行に合わせて機嫌良く)そういえば言ってなかったんだけど、私が行きたいところね。人の顔の形をした大きな岩があるんだけど、触るとその部分が良くなるみたいな、あるじゃない。神社にたまにあるご利益みたいな……神社行ったことある?(身振り手振りで岩の形を大まかに表しつつ、ふと疑問符を投げ掛けながら)島の端にあってね。こう、島があって〜…(人差し指で宙にもやもやと島の形を描けば、ここが別荘でここがこないだの海でそれでここが岩のあるところで、と目に残らないポイントを立てていくが果たして伝わるかどうか。別荘と岩の距離はほぼ対角線上、反対側に位置する旨を伝えつつ)まあとりあえず、まずは朝市行きたい。朝のうちしかやってないんじゃない?
北村伊鶴 08/02 (Sun) 09:53 No.149
(朝食も腹いっぱい食べることが健康の秘訣と思っている男は例に漏れず今日もたらふく食べてから約束の玄関集合を果たす。待たせたな!という第一声はあろうことか悪びれていないのは女子と二人で出かけるのが初めてだからだ。無作法を極めている。)ああ、食べた!だが勿論入るさ、育ち盛りの男子高校生だぞ!むしろキミが1人前食べきれるかの方が心配だな、僕は。(快晴へ満足げに細く双眸向ければ次に視線は北村へ。ちょうど目が合って、「今日も帽子だな」と突拍子もなく指差す男も前回会った時と同じサングラスをしていた。派手なアロハシャツは隣を歩く北村とやけに対照的である。)行きたい所、丁度聞こうと思っていたんだ!…人の顔…?火影岩みたいなやつか? おい北村、さては僕を箱入りと思っているな?初詣で必ず神社は行くぞ!まあとりあえずあれか、その身代わり地蔵のようなやつを触りに行きたいのか?(この島の岩にそういう効能があるのかは分からないが改めて確認しつつ)ふむふむ…。(彼女が宙に描く地図を目線が追う。なるほど…という顔で顎に手を当てているが)うん!よく分からないが北村が分かるなら大丈夫だろう!朝市と言うなら朝行くのが間違いないだろうな、お土産やローカルな食材に出会えるらしいぞ。(知ったかぶりをしていただけだった。北村の案に大きく頷き目的地を目指すべく「バスに乗るといいらしい」と雑な下調べを披露し停留所へ向かう。)
橘鷹銀河 08/02 (Sun) 16:51 No.155
え、私は食べないわよ…?(まさか彼の中では一人一つ注文する計算だったかと探るような声音も混ぜた意思表明は、その顔色を窺うように覗き込みながら。指摘を受けた帽子のつば越しに指を差し返して「今日もサングラスだな」と真似た口調で返すのはお戯れとして、この星型サングラスと鮮やかなアロハシャツを身に纏ったド派手に陽気な生き物を今日一日隣に置くのかと思うと眩暈がしたのはご愛嬌。似合ってはいるので花丸。)漫画好きなの?(過日の喰種しかり、銀牙伝説しかり火影岩しかり。投げたのは道中交わす雑談の一つとして)思ってた。そう、身代わり地蔵それ。顔をいっぱい触るの。観光スポットの一つらしくて、願掛けみたいな……、はい。(地形については大まかに伝われば及第点のつもりだったので、彼の反応は想定内。簡潔な返事で一度区切り、停留所にて間もなくやってきたバスに無事乗り込めば、空いた二人掛け用のシートへ急かすように背中を押して座り)おうちの人にはどんなお土産買って帰るか考えてるの?(どうやら品揃えのベクトルがニッチなイメージで膨らむ朝市の話を聞き、彼の土産基準を併せて知りたくなった故の問いは素直に。揺れるバスの中、ふと窓ガラス越しにオーシャンビューが映れば)あ、海!……って思ったけど、もう大分見慣れたわね。あれからもしょっちゅう海で遊んでる?
北村伊鶴 08/04 (Tue) 18:44 No.180
………。食べないのか!?!?(素っ頓狂に声量が爆ぜる。一緒に行くイコール一緒に食べるでしかなかった方程式はいとも容易く崩れ去ったが普段の様子を思えば腑には落ちた様子。仕方がないから食用の花をわけてあげようとふざけたこと抜かしつつ、指先同士のご対面に思わず笑みが漏れる。「僕はもっと凛々しいはずだぞ」の物言いは自身の口調を真似た戯れを受け止めた証拠だ。)漫画は好きだぞ!少年なのでな!僕の話を理解してくれるキミはどうなんだ?(教室でするのと大差ない雑談。話題を理解してくているように思う彼女へ自然、同じ問いが湧いた。)…おお、身代わり地蔵で当たっていたか!だがそうだとして北村、キミの場合顔だけで済まないのでは?(脆弱な印象ばかりの彼女だから、触るなら全身のやつがいいんじゃ…というのが真っ先の所感。バスに乗り込むところまでは難なく終え、酔いやすそうな北村と体を入れ替えて窓際に押しやる。)そうだな、地元っぽい置物やお面なんかを喜びそうだからそういうのを見つけたい。北海道で木刀を買った時みたいな気持ちになれるような!(妙な引き合い出しながら、北村の声に誘われて窓枠を額縁にした青い海を目にする。サングラスを額上に持ち上げて、)本当だな。はじめはこんなに美しい海が存在するのか?と驚いたものだが。…ああ、泳ぐ練習もしたいしよく遊んでいる!肌もだいぶヒリヒリしなくなってきたよ。キミはあれ以降ナンパ菌とはご無沙汰か?(目的地に到着するとバスから降車し、何の気なしにその後の空白を確かめるような口ぶり。)
橘鷹銀河 08/05 (Wed) 22:35 No.201
でかいわ声が。(自身とは対照的によく通る大きな声は慣れたものだから、それは単なる感想の域を出ず。真似た声に入る注文は鼻で軽く笑い飛ばして「嘘。こんなもんよ。」と本人の申出をあっさり棄却した。)少年なのでな…?…漫画本はインドアの相棒でしょう?有名どころはあらかたかじってるわよ。銀牙伝説は分かんなかったけど。今度おすすめの漫画あったら教えて。(顔だけでは済まない、と尤もな指摘に顔を分かりやすく不満げにむくれさせれば「しょうがないでしょ、ここのは顔しかないんだから。」と尖る口で不本意を露わに。何も言わずとも窓際のポジションを与えられた事に素直な瞠目を見せ)気が、利く、なんて……(失礼な意図は一切ないが、どう捉えられても仕方はない。僅かな動揺の乗るお礼も忘れず添えて、如何にもらしいチョイスに軽い笑い声を車内の一角に細く鳴らしながら)あートーテムポールみたいなね。分かる分かる、……あぁ、少しは上手く泳げるようになってきた? ぶ、ふっ…(揺られて暫く、単語一つで過日のツボが蘇るなら、また懲りもせず菌のなすりつけ合いからえんがちょ切ったとふざけ合いながら共にバスを降車。ほら着いたわよゾンビ、と背中を軽く叩き促す視線の先には、まるでお祭りの屋台にも似た賑やかさを纏った出店の数々が並んでおり)……あ。フフ、見て。(さっそく見つけたハート型のサングラスを指差せば)ハートは持ってるの?コンプリートしといたら?
北村伊鶴 08/07 (Fri) 18:21 No.222
何!?週刊誌には皆“少年”とつくんだぞ、少年の嗜みなんじゃないのか!?…まあだが読んでればこうして話題のネタにもなるし損はないな!キミが病欠した時でも心細くならず退屈しないものを選んでおいてあげよう。(今度の約束には快諾を呈して、彼女が見せる不満げな顔貌には笑い声が一つ落ちた。「おつりで体も健康にして貰えるぐらい顔をこねくりまわそう!」と顔岩からしたらたまったもんじゃない目論見を立てつつ、瞠目向けられれば「知らなかったのか?」だなんて鬱陶しい優り顔を向けた。)泳ぎはな、まだ浮き輪がないといけないレベルではあるんだが…、ってまた笑ってるのかキミは!(談笑の最中卒然と笑いが噴出する様子を見ては流石に心当たりが降ってくる。またどこかで菌を拾ってきたのか?と過日のやり取りをなぞるように手刀を下ろす様は楽しげであった。降車するなり背中を叩く彼女に誰がゾンビだと少しばかり湿気った双眸で睨むけれど帽子のつばに阻害される。立ち並ぶ店は活気をつくりあげていて、指差されるままその一角に視線を移すと「おお!」と声があがった。)ハートは持っていない!そうだな、キミの言う通りだ。折角だしコンプリートする事にしよう。 キミはこれだな!(桃色と黄色・紫とクリアカラーがそれぞれグラデーションになっているものを1つずつ手に取った。勝手に北村の分も手にとったわけだが何か言われようものなら「安心しろ、会計は僕持ちだ!」のズレた返答を投げ返すことだろう。強引に会計を終えた後、)北村は何を買うか決めているのか?
橘鷹銀河 08/09 (Sun) 21:23 No.262
あんた、さては形から入るタイプでしょ。(派手なアロハシャツの裾をつまんで引く。それは言動からは勿論、現時点の格好からも十二分に見て取れたし、何より自分の中の橘鷹銀河らしさと一致したから素直に笑えた。仮にそんなことないと言われたとて、ふ〜んとニヤけて終い。)…ありがとう。私もあんたの分まで頭を触り倒すわね。(皮肉めいたイヤミはあくまで揶揄いの範疇を出ず。「ええ知らなかったわね、もっと見せてくれてもいいのよ。」底無しの強欲は、例えばそれが既に手元にあったとしても幾らだって欲しがるから。優り顔に対抗するように、ハンと鼻を鳴らして見上げた。賑わう市場の一角、疑問符を浮かべざるを得ない一言と共にハート型のサングラスを二つ手に取った様子を見)………それはつまり、(私の分か、と続くはずの言葉も銀河節にすっかり飲み込まれたなら、それが何よりの答えだった。手を差し出せば会計を終えてもらったハッピーラブリーなサングラスを受け取ることは叶うだろうか。辺りを見回せば存外陽気な地元民も観光客も多く見えたから、まあ良いかと思った。)私ミサンガが欲しい。(ハンドメイドの屋台を指差す女の目元には大きなハートが2つ──あらかたの買い物を終え、周回バスに再度乗車しようとしたところで)! きてきて。(街道に沿ってハイビスカスが満開に咲き誇る道を見つければ手招き。)次のバス停まで歩こ!(何せその時の気分で動くのが一番楽しいもので。写真を撮りながら、言葉尻は気持ち弾む。)フフ、南国って感じするわね〜。
北村伊鶴 08/11 (Tue) 21:43 No.304
何故わかった!?僕が南の島にくるにあたって着替えはアロハシャツしか持って来なかったことまでわかっているのか…?それも魔法か…!?(彼女の指先が橘鷹のシャツにほんの少し皺を作る程度、裾を引く力こそ大したことはなかったが 、まるで見透かされたかのような心地に驚愕が勝る。彼女が笑みを浮かべている理由なんて検討もつかずに、いよいよ北村は橘鷹の中で魔女になっていく。)む!僕はわりと石頭だから頭は丈夫だが…気持ちに甘えよう!ありがとう北村!(嫌味を含有した揶揄だって素通りするほどのセンサーの鈍さで礼さえ述べるては朗らか。求められるだけ応えたい性分の男なだけあって安易に頷く…と思いきや、「けどキミに尽くすとそのうち下僕にされそうだな…」はんて見上げる端正な容貌を見下ろしながら呆気なく手の平を返した。こんな応酬も戯れの範疇であっていいし、色違いのサングラスで市場を並んで練り歩く男はどう見積っても楽しんでいた。彼女の真似してミサンガを買ったり怪しげな置物を買ったりで荷物が増えた復路。)なんだなんだ。(手招かれるまま近寄れば南国を象徴する鮮やかな花で色付いた道。感嘆の声が漏れて、)いいな!腹ごなしにもなる。楽しそうな北村、花と一緒に写真を撮ろうか?画になりそうだ!…ところでハイビスカスの花にも蜜はあるんだろうか?(気持ちいいぐらいの同意で歩む道程で、楽しげに写真を撮る姿を見れば親切心で提案を投げるし、卒然とした疑問さえも同じトーンで向ける長閑さ。指先が花びらに触れてすぐ離れ、)ちぎったら泥棒になる?
橘鷹銀河 08/13 (Thu) 23:42 No.340
アロハシャツしか持ってきてないのはバカよ。(一切の迷いなく一息で一刀両断。一度は肯定したマジカルパワーだが、それが今回にも当て嵌まるかと問われれば答えはNOだ。)これだけ顔合わせて話せばある程度は分かるわ。あんたも私のこと、前よりは分かってきたんじゃない?ね、何か言ってみてよ。理解度チェック。(主語に欠けた漠然とした強請りはいたって純粋に。その瞳に彼の垂れ目をサングラス越しに映して。)……………あんたって本当に…(過去既に二度は伝えた言葉が改めて溢れそうになったが、今度は飲み込んだ。毒気が抜かれる感覚は如何ともし難く、代わりの言葉を探すように不安定複雑に歪む眉根は、されど続いて自身へ向けられた認識を得てはっきり睨み顔へ全振り。「…でもだからって、仮にもし優しくしたらしたで気色悪がりそうよね、あんたは…」想像の中でさえ上手く交われそうになく、思わず溜息が落ちた。)? あ、ちょうど良いわ。撮って。(ハイビスカスを背景に腕を広げてポーズ。シャッター音が鳴ったなら、少しだけ置いていた距離を再び詰めてもれなく彼とのツーショットも欲しがった。それが叶うかどうか、何れも最後には「後で送って。親に見せるの。」と言葉を添え)……一つならいいわよ。(周囲を見回してからこっそり、一輪つめば根本を彼の口に咥えさせて、またスマホを構えシャッター音を立てた。)あはは!似合う!安心して、これは送らないから。 蜜の味する?
北村伊鶴 08/16 (Sun) 00:27 No.369
北村検定か?…朝起きたら白湯を飲む?(虚弱な人がやってそうなことその1。何級獲得できるのだろう。フェードアウトする語尾に首を傾けながら眉根の歪みを見て「悪いか?具合」と添えるのは逆効果な気もする。鋭い目つきに射られたとて呑気なまま)まず一度熱があるか!?と聞いてしまうかもしれない! だけどキミは実際いいヤツだよな。(この無礼に悪気はなく、この所感は本心だ。)任せろ、インスタで100万いいね貰える写真を撮ってやる。(スマホのカメラを起動し、液晶に彼女と南国の花を一緒に閉じ込める。納得いく出来栄えを確認する間に詰められた距離の意図を汲み取ればインカメラで今度は二人の背景に南国の花を敷いた。添えられた言葉には了承示し「このイケメンは誰?と北村家で話題になってしまわないだろうか…」とする必要のない心配もした。)そういうものかのか!しめしめ…だな!(周囲を確認する北村の様子に思わず声量が落ちるもののムグッの間抜けな声は一瞬で花に押し込められて、図らずも反射的なカメラ目線の双眸は丸く、油断しきった顔。)ほへはわはひはひゅーひんのくひに…(これは私が友人の口に花を突っ込んだ時の写真ですと言って送ればいいのに、を発音しようにも咥えた生花を落とさぬよう動く唇はモゴモゴ。ややしばらくして咥えていた花を自分の口から摘み取って)する!…気がする。ほんのり甘い!北村も一つ…、いや…やめておくか、腹を壊されたら大変だ。(蜜なら少食の彼女でも味わえると思ったのも束の間、万が一を危ぶんだ。)
橘鷹銀河 08/17 (Mon) 23:30 No.402
……………いや、確かに飲んでるけど……それ、北村検定というより……(煮え切らない答え合わせは確かにマルなのにバツ。結果、不満気露わにむくれるなら「虚弱検定5級おめでとう」と口だけで祝った。具合を窺う台詞には黙ったまま首を横に振るのみだが、予想していなかった評価を向けられるなら至極意外そうに双眸を丸めて)私は確かにいいヤツだけど、あんたにそう思ってもらえるようなことをした記憶はない…し、(何なら正反対の事ばかり仕掛けている自覚はあり。続く言葉に逡巡、結論辿り着いた着地は)まあ橘鷹には負けるわ。(ははは、と嘘みたいに毒気の抜けた能天気な笑顔が落ちた。)話題になってしまうかもしれないわね。クラスで一番ご機嫌で愉快な男だと紹介しておくわ。(いたって無邪気で素直、単純な彼が段々ただの小学生男児に見えてきたのは最早聞き取り不可能な言語を右から左に流した頃。)あんたのこと、だんだん可愛く見えてきたわ…私子供は嫌いなのに……何なのかしらね、この感情は…(級友の顔を相変わらず掛けたままのハート越しに見つめるも直ぐ、天邪鬼は更にもう一つ花を摘んで躊躇いなく咥えた。)む、甘い。(味わいは数秒足らず、尚も文字通り道草を食いつつ歩く速度は非常にゆっくり。暑そうに黒髪を払いながら、その問いは徐に。)大丈夫?楽しい?
北村伊鶴 08/19 (Wed) 21:27 No.423
やったぞ、これで級を取得…ん?何か問題が?(曖昧になってゆく語尾に首を傾げたのも束の間、不満げな様相に突きつけられた5級は納得いかずに「何ー!?絶対今のは2級ものだろう!!」と果敢に抗議。首を横にふる様子に体調が悪いわけではないらしい事を安心したが、双眸丸める彼女に釣られるような瞠目をした。)そうか?買ったサングラスをかけてくれるし、何よりこうして遊んでくれる!(まあ自分で言うと台無しだがな!と、橘鷹の一言もまた場を台無しにした気がしないでもない。彼女から滲み出る根はいいヤツ感と自分の勘をどこまでも信じた発言だったが、着地点には思わず笑った。彼女の笑顔が、悪いヤツには到底できない笑みだったから。「褒めても金しか出ないぞ!」は眦ゆるめ、ほんのり面映そうな。)…、……僕で母性に目覚めるのは違うくないか?だがキミが子供を嫌いなのは…すごくわかるな…。(可愛いへ不服とばかりの抗議をするより、彼女が何かに目覚めそうな予感を察知しては珍しく真顔で腕を組み告げてしまった。心配した矢先に花を咥えた彼女へ「あっ!」の声が漏れ出るが、好い感想が出たなら安堵。この道草は食っても口の中が真緑にならない。)……?何でそんな事を聞くんだ?(和やかに並んで進む道中、卒然の問にはハート型のサングラスを持ち上げる。北村をしばし凝視したのち、)とても楽しい!から、北村も楽しければいいなと思うよ!(八重歯が覗くほどの笑みは北村へ向けて。)キミにはそうだな、敢えて聞かない。今日が終わる頃、絶対楽しかったと言わせるから!
橘鷹銀河 08/20 (Thu) 22:21 No.439
(上位級を求める抗議はフンと鼻で笑い飛ばし)あんたは毎朝起きたら鏡を見て『よし!今日の僕も最高だな!』ってポーズ決めてるでしょ。はい、橘鷹検定何段?(セリフ部分は下手な声真似付き。強欲にも有段者の地位を得ようと求む疑問符は勝気満々に。台無しの指摘は自覚があるから、ウルサイと腰に放つパンチは蚊よりも無力にして)それは、私がいいヤツだからあんたにわざわざ時間を割いてると思ってるってこと?(掛けているサングラスのブリッジを中指で押し込み)サングラスは私に似合うと思ったから掛けたし、もし私が遊びたくない相手にも関わらず仕方なく時間を割くくらいのお人好しに見えるんだったら、あんたは北村検定失格よバカ。(尖った口から発された悪態には本日初めて拗ねた色が含んだ。が、それも直ぐ解けるなら改めてハートのつるをつまんで「似合うでしょ?」と口端を上げ、誰かさんとのペアルックを自慢してやろう。どうにも気分の良さそうな級友の言葉は「金が出れば十分よ」と一蹴し)橘鷹は子供好き?っていうか、逆に子供に好かれそうね……(彼が子供のおもちゃになる姿は案外想像に容易い。問いに対する理由には沈黙ながら、いつかの菌を追い払った時のような目力ある赤紫の裸眼に射抜かれたなら、レンズの下で瞬き。やがて笑顔の目映さに抗うように此方もサングラスを持ち上げれば、ぎゅっと眦をくっつけ血色良い頬を持ち上げた濁りのない笑顔をしっかり橘鷹に見せつけようか──それから次のバス停が見えてきた頃、ふと思い出したように尋ねた。)ね。次はいつ遊ぶ?
北村伊鶴〆 08/22 (Sat) 15:11 No.466
僕はもっと凛々しい!(何に真っ先に突っかかるといえば自分の声真似に対してである。「10点!」は級の付与ではなく声真似への点数評価。)ん?いや、そういうわけではないが……、(どことなく不服が混じってそうなそれに言い訳でもなんでもに純粋な否を向けるが、続く言葉の北村らしさに双眸が丸くなった後、実に愉快そうに笑い声が抜ける。)ははは、確かにそうだな!似合わんものを選んでたら突き返されてただけの話だし、嫌ならお前とは遊ばないと言われていただけの話だよな。やれやれ、これじゃあ不合格にもなるか。(失格の判を押されたというにいつまでも呼気にふくんだ笑みは隠す気も更々ないからだ。利益どうこうの打算が絡まない人間関係とは心地良いものである。だからこそ「似合ってるよ。僕には劣るが!」だなんて軽い口だって叩ける。)子供の好き嫌いは考えた事がないな!だがよく遊ぶしお菓子も買ってやるしもみくちゃにされるしきっと好かれているんだろう!(同レベルだからこそとも言えるが、大凡想像通りである。さて、結局質問の意図を暴くことは叶わなかったが、理由がどうであれ今この瞬間、彼女が生身の感情のまま笑顔を浮かべている事実があれば別に構わないと思えた。そのまま二人歩みで進む彩り鮮やかな花道の終わりが見えた折に、何気なく向けられた問には。)ははは、もう次の話とは案外わんぱくだなキミも!そうだな…いつだっていいさ。全くもって遊び足りないんだ、僕は!(南国の地、級友との思い出がありすぎて困るなんてことは、けしてないのだから。)
橘鷹銀河〆 08/23 (Sun) 17:35 No.479
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