入江は何花火が好き?

あ、入江、もう花火やった?(一等星が輝き始めて暫くの頃合い、賑わうテラスの真ん中で紙皿片手に料理をちみちみと摘まみゆくさなか、一際ぴょこんと元気に揺れる頭を見掛けたなら引き留めるよう声掛けるのは反射に近かった。)さっき花火見てたらアンタが好きそーなのいっぱいあったから知ってるかなと思って。(内訳を聞かれたならねずみ花火、ロケット花火、ヘビ花火、は何だこれと案外騒ぎそうとの主観から。「水の中でできる金魚花火もあったよ」とこの間テレビで気になった自身のおすすめもご紹介。手持ち花火以外の種類を視認すれば少女に伝えたかったのも本当だが、つまるところ)一緒にやらない?そーいえば俺今年花火1回もしてないし見てもないことに気付いてさ。(よっぽど興味のない事柄以外は了承得られるだろうと花火持って群衆を抜ければぽつぽつと花火の先客いる海辺へと。何からする?と彼女の意図汲む準備の傍ら)沖縄、何して遊んでたの?変なことやって誰かに怒られなかった?(問いに滲む笑声は聞いておいて確信するような勝手な想像から。)
高橋凌 09/27 (Sun) 17:52 No.85
(あれやこれやと食指の向くまま料理に手をつけて、言葉を交わす相手も不特定多数。はねるように移動していたところ、)ん!沖縄ではまだ~~!(ひとくちを飲み込んだ拍子に名をよばれひとまず反応。箸も紙皿も置いては魅力的な言葉が思考を占領するから「なになになに~~??」と前のめりに中身を聞く。)カンペキじゃん、すご!! 水の中??どやって?(とたんに顔をほころばせ、初めて聞く花火に興味のはてなをとばした。わくわくに合わせて体をゆらし、もう今すぐにでもぶっ放したい気分に誘いが加わればうなずきは早い。)うん!!…高橋見てもないって、そんな花火すきじゃないの?(答えるなり踏み出す一歩。スタートを問われるけれど、やりたいものがたくさんという幸せな悩みによってう~~んと眉根をよせながら、)なんでおこられるのセットなの!!大丈夫だったよ!ビーチで寝てる人の周り勝手にいろいろつくったりしたけど!あとサトウキビかじったり星の砂あつめたり~~、(笑われたら顔をあげて一瞬彼をにらむのも予想の範疇か。しかし思い出す内容は楽しいもので笑みがにじむ。)あはっ、全部いっせいにやろ!!(そうして袋を開封しきったあと、ティン!とひらめいたように。両手にチャッカマンを持ってニヤつき、あたしはいけますよの体勢だ。)
入江小糸 09/28 (Mon) 17:58 No.103
(予想通りの好奇に満ちた反応賜れば薄く笑う唇はより深い笑みを司る。当たり前の疑問を投げられればあれ、と僅か考えて)なんでだったっけ……まあ、なんかよくわかんないけど技術頑張ったらしーよ。(まあ入江だしとふざけた適当を舌先へ乗せた理由は果たして納得し得るか。元気良い頷きと対照的に此方はううんと眉根寄せた笑みにて首振った。)好きじゃなかったらやろうって誘わないよ。夏休みはサマリンでやる機会もなかったし花火大会も行けなかったからさ。1年に1回くらいはしときたいよね。アンタはどこでやったの。サマリン?(花火を日本だけの風物詩と思うことももう古いかもと、花火を一つずつ開封しつつ。何でと責められるは意味を成さない後の悪戯行動は想像に容易く)うわ……ほんとに怖いもの知らずだよね……。沖縄の人おおらかだから誰も怒らなかったのかな…。でもサトウキビいーな、あれ実はまずいってほんと?(げ、の顔ばせはこの夏幾度となく見せているからもう慣れっこだろうか。僅か憧れあるサトウキビの真相知りたい興味はけれど企み孕む両手チャッカマンのじゃじゃ馬を見止めれば)そんな情緒ないことするな…!(弾んだソプラノと裏腹に僅か語気が強まって)ねずみ花火10匹に囲まれて泣くことになるよ。(俺はいけませんよの体勢にするべく彼女の片手首を掴むこと叶えばチャッカマンを奪うことが出来たか。「3つくらいに囲まれてみる?」とねずみ花火を手に取って。)
高橋凌 09/29 (Tue) 15:23 No.118
ふんふんふん??あっははわかんないんじゃん~~!(カクカクと小刻みにうなずいて、ひとまずは自分より知識量多いと見るクラスメイトの言うことを聞いてみたけれど。あいまいな又聞きっぽい言い草をつついて笑いとばした。自分の見解を否定されるも安心したように目尻をほぐして、)たしかにっ高橋ならなんとなくやっとくか~~でできそ!とも思ったんだけどね!サマリンリン~~!ひろと色んなのぶっ放した!!(カラフルな花火を眺めたり、すでに光で遊ぶ面々を遠目に見てうらやましげに瞳をほそめたり。)ま!おこられたらおこられた時~!サトウキビはね、…甘くておいし、 かた…おい…かたかった…。(ちらっと苦めの面持ちに視線向けて、それがゴキゲンを助長させる。しかし問題の単語を聞けば唇すぼめる語気の勢いが弱くなり。よき思い出をフォローをしたい気持ちが浮かんでは打ち消され、終いにはやっぱり素直な感想が勝ってしまった。「ジョウチョってな~に~!!」と制止には呑気さ全開をさけび、)かよわい女子を泣かすことをするな!(さよならチャッカマン。眼をとんがらせて反抗したあとジト目をそそいでそそいで。)ちゃんと、一個一個の距離をあけて、やる。(言葉どおり手にとった分を砂に埋めていった。そうして軽快なスイッチ音を鳴らしてボッと黒の先端に火をともし、)よーいドン!!!
入江小糸 10/01 (Thu) 00:43 No.154
はは、流石にバレたか。(まさか誤魔化されてはくれまいと思ってはいたが、弾けるように笑い飛ばされたならごめんと降参。「すごいことわかったらいーよね」と笑い交じりに案外適当なO型の一面晒して同意を求む。)まあ、誘われたら何となくはするかもね。自分から誘うのはちゃんと俺の意思と、これはアンタが好きそーかな?が重なった結果かな。……花火なのに物騒な効果音だな…。(海外の花火は寿司のようにバラエティに富んでいるかと想像し眉顰めるもの、二名が無事姿現していること思えば余計な追及はせず。求めた感想に天秤振れる胸中そのままを声に出す分かりやすさが可笑しくて)……おいしいより固いが勝った?今度沖縄来たら俺も食べてみよ。(良き思い出より苦い思い出の方が案外忘れられないものだから、駄目押しの如く双眸細めて確認した感想は鼻から呼気抜ける軽やかさ。そのどっちつかずを体験したくて希望を放てば)か弱い人いたっけ?(揶揄滲む双眸が撓って辺りへ目配せ。けれど「3個くらいなら楽しむかなと思ったんだよ」珍しくジト目を受ければ嫌がらせでなかったことへの弁解は笑い交じりに付け足した。かけっこみたいな掛け声と共に着火ののち勢いよくぐるぐる回るねずみ花火に笑声あげつつ)よく回るものするね、俺たち。(コーヒーカップやバナナボートも回ってたでしょと言いたげに。次ぐ花火へ火を灯せばぐるぐる暴れる鼠が今度は入江の方へ近付いてゆく。「逃げて、追いかけられてるよ」もう少しばかり夏の名残を楽しむよう、ひんやりした砂浜へ楽しさの熱を溶け込ませた。)
高橋凌〆 10/02 (Fri) 14:16 No.163
(そもそも完全能天気と、笑いの間の意外な側面がならぶ。うん!と軽やかにうなずいたら「結果オーライ?正解だからありがとっ!!」このひとときが作られるに至った事実へ、キュッと口角上げて礼を告げた。呟くように添えられたサマリン花火に対する印象をしっかり聞き入れれば、聞かれずとも物騒なのは自身の楽しみ方だった事実を暴露することだろう。両の目まで若干しょぼしょぼしぼませながら、サトウキビの甘くも苦い思い出を語る。彼の興味の矛先を知り、経験がたったひとつ多いだけの先輩ヅラをつり目に乗せては、立てた人差し指を相手に向けて、)い~い??歯折れないように気をつけるんだよ!!(投げた不満にはてなが戻ってくるなら顔の筋肉から力を抜ききり、)あたしあたし。…そゆこと?3個ぜんぶあたしの近くにぴったりさせるのかと! じゃあ楽しむ~~!!(何を言うのかと言わんばかりの頓狂を見せて。言外にふくまれるそれの色合いがだいたい異なるのが彼との違いで新鮮に感じるもの。以前論じた“普通”と“普通じゃない”に通じるか。しかしこれはこれ、それはそれ。パッと笑顔に転じて、)ほんとだ!あれだよ、高橋のナントカカントカが鍛えられるやつ~~??(園児みたいに笑ってはしゃいで、三半規管って言いたかった口は何にも伝えられやしなかった。ついには飛び散る火花が勢いそのまま足元に向かい来るから、)うわっわわわ、あっち行け~~!(無意味に手でシッシッ。騒がしく逃げたあとはねずみ花火を追加してもいいし、別の花火に手を出してもいい。「花火!まだあるよ!」体力が持つまで楽しげな笑い声は消えやしない。彼の力が尽きたら尽きたで、悪どさ満面に引きずり回すったら回す。)
入江小糸〆 10/04 (Sun) 19:21 No.184
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