ほずみーーーーーーー!!!!

(夏のもとへ戻ってきたかのような感覚がした。4日かぎりの再会に胸を踊らせた9月19日のことを思い出すと、沖縄へ到着してすぐの奈尾を引きずり回そうとしていたぐらいには高揚してたように思う。改めて昨夜取り交わした約束を守って8時の5分前には彼の部屋の前で待機をしていた。きっと彼が何かしらのかたちで目印を作ってくれていたはずだから。ゴンゴンゴン!と強めのノックを3回し、)おはようほずみー!迎えにきたぞ!!(すぐ返事がなければノックが意味を成さない豪快扉開けが待っている。中から声がしたら扉の前で腕を組み、彼を待ち構える姿勢を保ち)さあ行こう!僕は水族館までの道は分からないがほずみーが調べてくれてるだろうから安心している!(ほぼ断言の信頼は甘えでもあった。元より無遠慮な性格ではあるが彼に対しては拍車がかかる傾向が生まれてきていた。別荘から出て目的地を目指すすがらは他愛のない雑談で埋まる。)今日の夕食の時には花火もできるらしいぞ、花火! ほずみーは花火をする時、火が服に燃え移って死ぬとか考えたことがあるか?(花火という単語で思い立っては彼の気にしいを測るように、話題として一欠振るだけ。)水族館では何を最初に見たい?やはり僕らのシロクマだろうか!(連れてきたキーホルダーを見やりながら一言。居るかどうか定かではないまま発言している。)
橘鷹銀河 09/22 (Tue) 11:58 No.6
(ハイビスカスを頭に咲かせた浮かれポンチに、手を引かれたのが夏の始まりであるから闇雲に手を引かれんばかりの勢いも頷けたし、振る舞いにはもう慣れきっていた沖縄旅行序盤戦を経ての本日である。四つ折りルーズリーフにボールペンでほずみ(※漢字が読めない事を危惧した表記)と記した目印を掲げて半時間後。ノックに「今出るよ」と告げれば彼との合流が叶うはず。)分かってたけど、相当元気だね。おはよう。……ちゃっかりしてるな…。おれもわざわざ調べておくよとは言わなかったけどさ。(明確な分担をしている訳ではないものの、道案内担うのは自分だろうとの意識は当たり前のように芽生えていたから気安い以心伝心もいいところ。)おれ、サマリンでやった時に1メートル…2メートル?くらいある花火やったんだけど、それもあるかな。…これでもかってくらい水を用意するから、死ぬまではないけど、服が焦げるとか、燃えるはあるよね。(まるで実体験のように推測を断言する傍ら、別荘から程なくしてバスに乗り込めば所要時間2時間程度の往路もきっと一瞬だろう。)シ、ロクマって水族館にいるんだっけ?どっちかっていうと動物園かなって思ったけど、そんなことない?おれはイルカかな。(ガチャガチャでは選ばれなかった方の緑を脳裏に過ぎらせば、ボディバッグの内ポケットのファスナーについたシロクマとヤドカリが揺れる。)イルカ、触ったことある?
奈尾秀実 09/22 (Tue) 23:14 No.12
(平生と変わらぬテンションからスタートする朝イチで「僕が元気のない朝は朝食にピーマンのサラダが出た日だよ」と今後何の役に立ちそうもない情報を吹き込みながら、彼のナビで水族館を目指す代わりに道中の賑やかし担当は橘鷹が保証することにして。)1メートル…2メートル…!?そんな花火があるのか!?僕よりデカいじゃないか!もはや噴火では!?50発ぐらい点火してみたいな!…ふむふむ、なるほど。僕にはできない発想だから面白いっ!ちなみに水族館の心配事は?水槽が割れるとか?(現実味が冷ややかさを帯びた杞憂は、能天気男には到底届かぬ思考であるからいつだって新鮮だった。他にもを求める疑問符を呈しながらICカードを翳しバスへ乗り込めば、一番うしろの横長い席に座るのがお気に入りだ。)…。確かに上野動物園に居た気がするぞ、シロクマ…。でも彼らは水陸両用だろう!?水族館にもいるはず!(雑把すぎる認識は浅はかさであり、美ら海水族館にシロクマはいないので到着して膝から崩れ落ちるルートは免れない。そんな未来が待っているとも露知らず、バスに揺られながら「イルカかぁ」と、同じく鮮やかな緑色したイルカを思い浮かべていた。)ショーは見たことがあるが、言われてみれば触ったことはない!今日のショーで触れるのかな?ほずみーは?(そうして代わり番こに疑問符を交わし合っていたらバスが目的地を告げるのもすぐのこと。僕が押す!と勢いよく止まりますボタンを押した。)
橘鷹銀河 09/23 (Wed) 22:26 No.29
火柱まで含めて2メートルだったか、2メートルの火柱…か、そういう感じのだったよ。水槽関係なら落ちないかな、とか。あとショー見ててびしょ濡れになった事あるから、それとか。割れることは……たぶんないんじゃない?(現実的な懸念に則した上での見込みはポジティブではないが、彼の予想が突飛だったからこそリアルな目線はちんけに聞こえた。「世界最大クラスの水槽があって、厚さ60センチだって雑誌で見たよ」、割れない理由を語る律儀は豆知識を添えて。)橘鷹って心配すること、あるの?(悩みを有無か習慣か、どちらの意味合いでも構わぬ問いは、空いた車内をいいことに5人分の席を独占しながら。)そんなお台場のKABAみたいな……。でも確かに、ペンギンもどっちにもいるかも。…ペンギンもいいな。歩いてるの、ずっと見てられる気がする。(つと脳裏過ぎった水陸両用バスの名前を突拍子もなく呟く自由さは彼相手の気楽さゆえ。ずっとペンギンを眺めるゆったりとした時間は、あらゆる意味で実現不可能だろうが、半券片手に入館したならショー予定の時間にスマホの画面を確認して)あ、イルカのショー5分後だよ。行く?ふれあいの時間もあるって書いてあるから、触れるんじゃないかな。選ばれたら。……子供、多そうだけど、あれっておれたちくらいでも選ばれるのかな。いや、おれはいいんだけど……。(元気いっぱいパワフルな声が散らばる中、館内マップ片手に徒行開始。「昔触ったことはあるみたいなんだけど、ショーで濡れた事しか覚えてないんだよね」、遠い目になりながら常夏風情の景色を見遣る。)
奈尾秀実 09/24 (Thu) 22:34 No.44
おお、そうなのか!ほずみーは本当に物知りだな!!60センチだと広辞苑とどっちが厚い?(彼の豆知識に素直に感嘆してはしょうもな好奇心から些細な疑問符が呈される。会話のやり取りの中で逆に問いを向けられる場面がくれば、腕を組みながら首を傾け。)う~~ん…世の中大体のことはなんとかなると思っているからな。無いかもしれない!ほずみーが救急車で運ばれたら心配すると思うが…。(頭を悩ませながら出した答えは結局能天気でしかなかったくせに心配の方向性を変えたら悪気なく物騒な仮定が漏れ出る。水陸両用バスを引き合いに出してくる瞬発力には手を叩いて笑ったし、ペンギンの話には「群がって歩いてるのなんかは特に可愛いよな!!」と笑顔で同意して、いよいよ本日の舞台へ入場すると興奮ぎみに顔貌が明るんだ。無計画に駆け出そうとする足を止めたのは奈尾の問いかけがあってこそ。)ショー!?行くっ!!しかも触れるなら絶対に触りたいのだが!?子供以上の元気があれば選んでもらえないかな?子供の声をかき消す声量で手を挙げるか…?放送部の本領発揮だな…。もしくは飼育員を買収するか……。(辺りから聞こえる無邪気な声の主たちと精神年齢が同じぐらいとはいえ、あまりに大人気ない案を真剣に考えついては徐々に手段を選ばなくなってゆく。当然のように彼に地図を託し薄暗い館内を並んで歩くさなか、「あっはっは 気の毒だな!!今回は濡れた以外の思い出も持って帰らせたいところだ」と笑いながらショーの会場へ向かった。既に席はほとんど埋まっていて、奇跡的に空いてた後方の二席を陣取ればショーの開始はもうじきだろう。)
橘鷹銀河 09/26 (Sat) 18:31 No.69
馴染みないけど…。おれ、手の付け根から中指の先まで20センチだけど、この3倍の厚さの本、ある?(隣の彼に手のひら晒しながら与太話に花咲かせ、朗々たる回答を横目に呼吸のあわいに笑みが落ちた。)呆れるくらいに前向きなのは知ってたけど、そこで自分じゃなくておれを救急車に乗せるところが橘鷹だし、おれの方が乗りそうかもなって思えるのが癪だよ……。予期せぬ事故とかさ…、(物騒な仮定に何処か遠い目を車窓に向けるも、きらめくオーシャンビューが見えたならもしもの事故語りはフェードアウトしてしまったから、心配性も母なる海の前に一時消え失せた。)買収はやめよう、買収は。放送部って、演劇部みたいに発声練習あるの?腹から声出せ、みたいな。(金に物言わせる解決方法が浮上すれば、肩に手を置き首振り制止。常時彼の7割程度の声量だからこそ、本気を予想すれば俄に不安も芽生えるところ。「笑って帰れれば十分だよ」と、大泣きした過去を思えば低いハードル示して、飼育員の明るい声が響き渡ってショーがスタートすれば)あの一番左端の子、かわいいな。ちょっと遅れてる。(台詞だけ切り取ればナンパ男が女を見繕っているような台詞を無邪気に口にして、恐らく練習中の子どもイルカを目で追い拍手。)橘鷹、ああいうショーをする人とか似合いそうだよね。飼育員は、ちょっと、また違うけど。(溌剌とした雰囲気に近しい物感じて笑った。して、ショーの半ば過ぎ。ふれあいタイムにて多くの手が挙がる中、男子高校生の必死のアピールが飼育員さんの笑いを誘えたなら、『じゃあ後ろで、サングラスを頭に乗せているお兄さん~』とマイク通した声が響くだろう。)
奈尾秀実 09/28 (Mon) 01:26 No.94
おお、本当だ!ああいう一生懸命な子を見てるとカイゴヨク?がくすぐられるよなぁ、小さいのもまた良い!すごく可愛い!(言葉の誤りはさておき、そこだけ切り取れば邪に聞こえよう会話も全てイルカに向けられているのだから奈尾に続いて無邪気なものである。彼と視線の行き先が同じなので自然同じ軌道を辿りながらバチバチと強めの拍手。)本当か!?ディズニーのキャストやサーカスの支配人に憧れていた時期があったことがなぜ分かる!? 飼育員なら、ほずみーの方が似合いそうだな!二人で美ら海水族館に就職するか!!(まさか見抜かれたかと双眸丸くしながら過去の夢を晒し、自分じゃしっくりこない方を彼に宛がったら、思いつきの未来を未来を絵に書いた。お待ちかねのふれあいタイムには買収はやめようと冷静に制止された手前、正々堂々と主張をするけれど子供と一緒になって「はい!!はいはいはいはーーーい!!」と叫ぶ姿におとなげはない。飼育員の視線がこちらを見た気がした、その次の場面。)!?!?よ、呼ばれた!?僕かっ!?僕だよな!?(頭にサングラスが乗っているか指先で確認しながら超絶大興奮を見せて隣の彼に何度も確認をした。やったーーー!と飼育員さんめがけて駆け出せば、今この瞬間ならば世界で一番無邪気な男子高校生はこの男だろう。会場の前でイルカと戯れる数分、戻ってくる時は満足を満面に敷いている。)ただいまほずみー!(そうしてイルカを触りまくって、なんなら触りすぎたのを嫌がられて水をかけられてしまった男のひんやりした手を奈尾の手の甲に擦り付けた。曰く、「おすそ分けだ!」と。)
橘鷹銀河 09/29 (Tue) 22:22 No.126
わかる。けど、橘鷹もそういう感覚あるんだ……?(脳裏によぎった庇護欲なる単語を、はしゃぐ傍らで正す気にはならなかったから飲み込んで同意。イルカに夢中な一時、思い出したようにスマホ取り出せば、高くジャンプした瞬間や連なるジャンプを切り取ろう。よもやの心当たりを撃ち抜いてしまえば「そうなの?」は驚嘆にまみれた。)ジャングルクルーズでテンション高く案内する橘鷹、割と目に浮かぶよ。おれ、自分より大きくなる動物を飼う自信ないけど……、ああ、でもイルカは可愛いかな。(まるで想像できぬふんわりした未来なのに感想はリアルより。して、そこらの子どもより大喜びの風采に、荷物を預かって送り出すあわい。)橘鷹、そんなに急がなくてもイルカは逃げないからゆっくり……!(観客席を駆け下りる背中に投擲する心配性も、ありありと喜色を撒き散らしながらイルカと遊ぶ姿にいつしか杞憂は四散した。授業参観よろしく、遠目にではあれスマホでビデオ撮影試みたなら、帰るまでに彼のLINEの通知を鳴らしたはずだ。四散したはずの杞憂が、橘鷹相手でなく対イルカになったのはやや水の滴る男の顛末ゆえ。)おかえり。……?びしょ濡れ、ってほどでもない?(意図が読めずに疑問符宿した双眸は、ほのかな磯の香りと冷感引き連れた理由に呼吸に寄せた笑みを浮かべながら、「感触はどうだった?」とひとこと。ショーの後の園内見学にて、沖縄の海を意識しているとのコンセプトを知ったところでシロクマの不在に気づいても、上回る充足感があったはず。)そう言えば、帰りに見る映画、何にする?(思いつきの相談は、帰宅を渋る級友が多発する中で至極現実的なものだったけれど、彼との間に新たな楽しみを作ろうとして。)
奈尾秀実 09/30 (Wed) 21:08 No.144
お!?驚かれることか!?あるぞ!!ほずみーにも時々そんな感覚がめばえる!!(爆弾発言とまではいかないだろうが他意なき申告は彼が反応に困る可能性を大いに孕んだ。派手好きだから抱く夢だって例外じゃなく、目に浮かぶだなんて評されれば嬉しそうに口角が持ちあがってやっぱり目指してみようかなと考えが改まる単純さ。)僕もやるならジャングルクルーズの船長がいいな!船長という響きがよくて何周でもできてしまう!…確かにキリンやゾウやライオンの檻には入れなさそうだな…?じゃあほずみーはイルカを手塩にかけて飼育する飼育員!(最早なんのための役職決めかも分からなくなってきた現今で、「いや待てよ…ほずみーがイルカにつきっきりで遊んでくれなくなるのは困るな…」と、仮定の話にも関わらずイルカへ向けるささやかな対抗心のめばえ。そのくせ背中に彼の心配性を受けたってスキップ混じりの足取りでイルカまでは一直線、つい先刻いだきかけた感情は楽しさで容易く上書きされる。男の中ですっかりイルカは友達になった。)楽しかったー!!小さい頃のほずみーよりは濡れてないと思う!(そこそこ湿ってはいるが水を含みきったというほどでもない衣服は、外に出れば風がそのうち湿気をさらってくれるだろう。ハテナがありありと浮かぶ瞳になんだか愉快が増しながら、「ぬるぬるしっとりでうるうるだったぞ!生きていた!」の説明はお馬鹿ならでは。水族館にいる時はいつだって海の中を歩いているような気持ちになる。たとえ贔屓にしているヤドカリやマンボウがいてもいなくても、この中の何一つとして有象無象と思えなかった。)はあ、やっぱり帰らないとダメか…。そうだなぁ、ふふふ…。色々考えているんだが…やはりハッピーになる映画がいいな!『きっとうまくいく』というインド映画が最高にハッピーになれると聞いたぞ!(復路、彼の隣席を陣取ることは最早当然という慢心。そうして一つずつ彼とやりたいこと、楽しいこと、楽しかったことを増やしていけば、思い出になるたび一粒一粒が銀河のようにきらめいた。厚さ60mの水槽を泳ぎ流れる魚たちにそれを重ねてまたひとつ満たされる自分は、きっと明日も変わらず幸せ者なんだ。)
橘鷹銀河〆 10/03 (Sat) 11:57 No.173
橘鷹が面倒をみる側に回るのが、あんまり想像出来ない……気がしたけど、そうでもないのかな。おれ、そんなに危なっかしく見えてる…?まぁ、喧嘩とかは全然、吹っ掛けられたら終わりだと思うけど……。(心配性ゆえにトラブル回避を望む振る舞いを念頭においてはいるが、だからこそ周りの人間に対しても懸念抱く機会は多い。共にいる時間が増えるだけその傾向は増すから、こちらにしてみれば寧ろ彼こそが被対象だった。噛み合わない認識の中、相互的な共通認識があると知れば広がるのは困惑でなく笑み。)役職有りきなの?橘鷹、一日中叫んでてもそこまで疲れが見えなさそうだよね…。イルカの飼育員って、多分求人の募集物凄く限定的なんだろうな……。ペットにするなら、意思疎通が取れそうな動物が良いなとは思うけど……。(やる気になっている友人の横、リアルな想像をし始めるからこそ結びつかない未来像をいとも簡単に懸念の種にする様が可笑しくて、「そこ?」と短いツッコミは笑気を孕んだ。ともすれば己より余程飼育員向きの感想に笑っては鞄からタオルを出そうとするも、晩夏の爽風を思えばまぁ良いかに終着。)その内乾きそうかな。おれの場合は上からだったから、身長っていうか、角度の問題もあったんだよ。(服が濡れてしまったとて、そう心配には結びつかない軽やかさはきっと楽しいに満ちたこの季節だからこその根拠。陽射しに光る水のきらめきはすぐそばの海を思わせて、水槽を巡る歩みもしばしば緩慢になっただろう。)帰ったら帰ったで、楽しいこともあるからさ。たぶん。あ、それは聞いたことあるかも。前に言ってたのみたいに、ヒーロー系じゃなさそうだけど。あったらそれにしようか。(当たり前な事なんか一つもないと思っていたのに、いつの間にか何てこと無い時間を共有するのはいつものことになっていた。宝くじの高額当選よりも低い確率に憂慮抱いていた男が、自ら搭乗時間を思い描く今。ひと夏経ての変化の要因はひとくちには語れなくとも彼の存在は須要だと、何なら慢心してほしい。)
奈尾秀実〆 10/06 (Tue) 00:55 No.189
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