清水さんハピバ。よく寝れた？沖縄もあっという間だったな。（9月22日。二度目はないと感じたクラス揃っての朝食は半年置かずの内に再び。常なら手近の空席に腰を下ろすが、今朝の事情違えば先客として彼女が居るならその隣へ、遅れて来るようならば手招いて同じく隣席を勧めた。そうして無事、寝起きとほぼ変わらない朝の活気無い声でも話し通る距離を確保出来たら、挨拶よりもまず先に本日に相応しい言葉を向けよう。次ぐ窺いは早々余韻自ら消し去るような寝心地具合を問うけれど。）ラインはやっちゃった感極まりなかったけど、清水さんの誕生日はちゃんと覚えてたし好きなものだって言えるから。夏にスピード感に…、エビと、エビ…。あ、いいよ、俺が入れる。（皆が揃うまでの短時間を潰す話題として選択したリベンジとも取れる指折りは、三本曲げた所で失速。海老ばかり泳がせる傍らで、本日の主役である誕生日様がクラスメイトに囲まれ祝われる様子を横目で受けつつ、彼女のグラスに水を注ぐ。ひと際賑わう今朝をすぐ隣で思い出に入りたがるよう隣を譲らぬも、バースデーファースト精神で何か欲しがる素振りあるならば率先して手を動かした。夕食と同時に開催される打ち上げ会にて彼女の時間は予約済みである余裕か優越か、この場の別れは惜しまず、見送る形で。）行ってらっしゃい、夕食には帰って来いよ。今日を楽しんで。（まだ残る夏空に雲一つ浮かばないことを願った。）