誕生日迎えてなにか変わった?立夏。

立夏。ちょっと。(ふたりの仲と甘えた言葉足らずの呼び出しは9月22日朝食後。おはようの挨拶だとかとっておきの世間話だとか脳裡で予習するより先、「おめでとう」と直接の祝辞が五文字で飛び出した。彼女の手首を引く傲慢さも何時もみたいに笑ってくれたら幸いとした心地は、繋がった温度が正解。自室の椅子に腰掛けることを促したなら、自身は後ろに回り込んで背後からひょっこりかんばせ覗かせて)立夏のために勉強してきたから、今日は巽スペシャルで過ごしてくれる?イヤ?(根底にある生真面目も顔出したなら、余程の拒絶がない限り彼女の鮮やかな赤を指先に絡めていく。温めておいたコテでしっかりと全体をミックス巻きにしたなら、前髪は両サイドのハチ部分と共に編み込み。左右の編み込みを合体させて結んではくるりんぱ。最後は結び目にビジューが中央に光る白のバレッタを留めて完成としたい。)どう?バレッタはプレゼント。いつもの元気いっぱいの立夏とまた違ってこれも可愛くない?はい、ばかかわいい。わたしが言うから間違いないな。(どうぞって手渡した手鏡に映る彼女の相好が笑顔なら大満足。)誕生日おめでとう。一緒にいい一年にしよ。(約束とばかりに差し出した小指が繋がる未来があるならそれ以上のしあわせはないから、ビジューなんかよりキラキラ光る君がずっと輝けますように。)
巽志真〆 09/22 (Tue) 02:37 No.3
んっ?なになに?朝から喜ばしてくれんの?(返事と同時に期待が顔を覗かせ、改めての祝福よりも先に誕生日を意識したちゃっかり具合も許されたい。「ありがと!」とかろい返答にて追従する顔ばせはいつになくゴキゲンだから、ただの椅子だって一瞬で特等席に成り代わる。)んははっ!巽スペシャルってだけ聞くとなんかお好み焼きっぽくない?!てか髪の毛やってくれんの?えっ、やってやって!(用意された小道具に気付けば自然意図する所は察せたから、ヘアゴムとピンで作ったいつも通りのおだんごヘアを取り去って後は彼女におまかせコース。「自分の髪でも予習した?」「てか一瞬でお好み焼き食べたくなったんだけど」笑いながらの雑談は宛ら美容院での一幕のようでもあったかも。完成した結び目に指先這わせてバレッタの形状を皮膚で確かめてから手鏡の中の自分とこんにちは。緩んでいた頬が聞き覚えある表現に殊更緩んだ。)んははっ!ばかかわいーって志真けっこー気に入ってんでしょ?でも自分じゃやんないからこーゆーのもいーな♪……アッ!(思いつきに立ち上がり、髪型変わると頭の重さも異なる実感おぼえながら「今度志真が座って」と場所交換を申し出よう。思惑達成したなら彼女のおさげ髪をシュルシュル解いて、高い位置でポニーテールにひと結び。いつも自分にしている要領で5分と掛からずルーズなおだんごが出来上がり。)今日はあたしの代わりに志真がおだんご♪とか言って夜までもたないかもだけど前髪も上げとく?(彼女の前髪つまんで戯れに持ち上げれば理知的な雰囲気が一変して少し幼く映る。「あれ、志真前より可愛くなった?」と思いつきの褒め言葉は本心であれ、見慣れぬ側面覗いた喜色の方が強いから大分ふざけた声色だったかも。)出だしがサイコーだからもーこれは勝ち♪(小学生みたいに小指絡めた約束はくすぐったくてしょうがないけれど、照れくささを上回る上機嫌が語尾を弾ませた。夏が過ぎ去っていったって、きっとまた楽しいばかりが待っている。)
清水立夏〆 09/23 (Wed) 01:08 No.15
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