かもかも~~!!油断したな~~~っ!!!

(夕食前の空き時間。花島家別荘の入り口にて、スマホをいじりながらヤンキー座りする姿あり。だれかの足音がするたび顔を上げて、ちがってはまた画面に目を戻す。そんな繰り返しに終止符うたれるまで、体感ではもう3日くらいだけれどもちろん盛った。目当ての彼とのLINEに連絡入れなかったのは、先手必勝をとりたかったから。やがてたぶん自由人の部類に入る相手が、出入り口を使わず行き来しないかぎりここを通るとの目論見は果たされるだろうか。)ちょっとそこの君~~!!出るとこ?入るとこ??(実際は視力Aがその様子見つけた途端、声を張って注意をひこうとする。勢いよく立ち上がれば、黒地に白のサイドライン走るスポーティーショートパンツの裾をゆらし、)みっつからいっこ選んで!(ポケットにいちど手を突っ込み、探ったらバッと両拳をパーに広げて。そこにはきれいに四つ折りされたメモ用紙、端を揃えず折ったちっちゃめ折り紙、丸まったティッシュ。期待に満ち満ちた目を光らせ彼のピックアップ待ち。)これからあたしと何するかは秋吉しだい~~♪♪(テレレレレ~と、選んでもらう間は意味なくゆかいなメロディー口ずさむ。)
入江小糸 09/23 (Wed) 02:39 No.20
(抜き打ちを謳い、ここ数日探す姿をなかなか捉えることが叶わぬままいよいよ迎えた沖縄最終日。玄関口を次々と通過していくクラスメイトの群れの中、誰宛かも分からない声に彼女へ複数の視線が集まったことだろう。その中、例に漏れず秋吉もまた声の主を見た瞬間にあらかたを察した。どうやら今回、自分だけが検問に引っかかってしまったらしい。彼女のもとへ歩み寄れば、誰目当てか答えが分かったその他はまた歩みを始める。選ばれた当の本人はとても悔しそうに眉根を寄せ)も〜〜〜っ、悔しい!おれが先につっつきにいきたかったのに…!(先手が取られると事前に分かっていてそれを許す人柄ではないだろうことは、この男も大方理解しているつもり。「出るとこですけどぉ…」拗ねた風の口は、次ぐ更なるサプライズにまた予想外を突かれて瞠目、からの)……すごい!!なになにっ?えーどうしよう?!面白そうっ♪ど〜れにしよっかな〜♪(瞳が輝きを纏うのにそう時間は掛からなかった。わくわくを前に口ずさむメロディーに合わせて小躍り、人差し指を揺らしながらやがてつまんだのは──)これ!!(丸まったティッシュ。)ね、これはなに?なにするルート?  まさか、こいちゃんの鼻水ティッシュじゃないですよね?(つまんだ指先から少し力が抜ける。)
秋吉かもめ 09/23 (Wed) 12:20 No.24
(出待ち成功。もしも逆の立場だったら彼以上に悔しげに大暴れしていたところだから、沖縄の治安的にいえばきっとこれが最適解。)だってはやく会いたいじゃん~~!!(歯を見せニシシと笑いゴキゲンを隠さず。準備を目にしただけで芳しい反応見せてくれる様子を前に気分は上がる一方。3つのうち1つが取り上げられれば、体の横揺れをとめ「ん、おっけ~!!」と残りをまたポッケにしまい、)あはは!そしたらもう、かもかもは小糸菌まみれだね~~!!(向けられる疑念の未来を匂わせるけれど、他人事にひるがえし笑い声をあげてすぐ。)開けてみて!……、星の砂~~!!海ではね、空が暗くなくっても星って見れるんだよ、知ってた??(かたまりの開封を促しては、彼のタイミングに関係なくルート解禁アイテムを口にした。ティッシュを開くのなら小さくもはっきりと突起のある数粒の白がお目見えするだろう。首を傾げて手応えをうかがいながら、認知を問うトーンは確認のように。)ね、お土産屋さんで買わずに自分で見つけたいから、いくよ!(しかし目的は彼へのプレゼントなんかじゃない。選択肢に手を伸ばしたイコール同行との強行採決で、その場で足ぶみ。ダダダッ、ピューーッと走った先、目前に広がる砂浜に大声で願う。)ビンいっぱいになるといいな~~!
入江小糸 09/24 (Thu) 18:56 No.41
えっ あ、 お、…び、びっくりした……(あまりにも直球な意思を向けられたなら、予想外に思わず分かりやすく怯む一瞬。しかし瞬き数度で目の前の笑顔を見つめた結果、そこに含みを感じ取ることがなければ、ほっと胸を撫で下ろし呟く「また何か企んでいるのかと…」の答え合わせはすぐ後。)えー小糸菌に感染したらどうなっちゃうんですか〜?(わざとらしくイヤそ〜に目を細めて笑みながら、言われるがまま自分の掌に置いたティッシュの塊を指先でつまんでそっと開けば)……っ! うわ!うわ!!うわ!!!……(これもまた予想外。驚きに丸めた瞳、白いとげとげの粒と仕込み人を何往復もするように見遣りながら繰り返す音は会話とは噛み合わない。数秒の沈黙にて一旦頭の中で状況を把握して、第一声は──)好きです!!!!(歓喜と感動を簡潔に。主語は一つにあらず。続けようとした言葉も、早速目的地へ走り出した当人をまずは捕まえないことには。一拍遅れて走り出せば、間もなく大声を上げる彼女の元へ到着し「いっぱいにするぞーーっ!!」共に意気込んで、いざ星の砂探し開始!)ねえねえねえっ小糸ちゃんっ他の2つのルートはなんだったんですか?(砂浜にしゃがみ込んで並ぶ大小の丸い背中。大きい方が小さい方を肘でつつきながら)また何か落とし穴に落とすとかそういうことを企んでるのかと思ったら、普通に楽しいことでびっくりしました! あ、あった♪ほらっ!(指先でつまんだ小さな星を彼女に見せた後、ビンにころんと落として)
秋吉かもめ 09/25 (Fri) 21:42 No.54
(相手のいやがる顔はそれだけで栄養価が高いもの。)まず手はじめにテストで赤点をとってもらう!!(末路の用意を匂わせるも菌感染の初期症状をにやりと笑いつつ言い放った。さて彼はどんな言葉でよろこびを表現するのか。だんまりの時間が期待をあおるので意識集中して見つめたら、)――告白じゃん!!!!(それを耳に入れた瞬間目をまるめて響きだけをひろい、口角をあっためる。内実を知らなくてもうれしい一言を後押しにした猪突猛進の先、同調の声もあり小瓶片手に探索活動を即開始。「どこどこどこ~~??ゲッごみ!」としゃがみながら、それっぽいものをつまんで違うものの時は苦い顔でぽいぽい。やわい感覚に気づいて隣に視線をむけて、)マリリンさんのおつかいと、花島にもってきて言われたやつ!どれでもよかったけど~~秋吉といったら星!だもんね~~!(LINEのやりとりでもらったタブーを敢えて言っては笑う。)ふ~~ん?そっちのほうが良かった系~??どうしよっかな、秋吉が座るイスぜんぶにブーブークッション仕込むかな~!  あ!!(さざなみの音だって聞こえるけれど、今このちっぽけな脳を占めるのは彼の一挙一動だけだ。発見知って軽やかに手を叩き、)やったやったやった!なんか意外と見つけづらいから2人で正解っ!!…あたしも見っけ!(アーチの眼差しで宝探し続行。またひとつ見つけてころん。)
入江小糸 09/26 (Sat) 23:18 No.72
(耳朶を打った小糸菌感染後の症状は、存外イヤよりも好奇心が勝ったものだから)いいよーーー!じゃあお揃いの点数取ろっか♪そして仲良く補習で居残りコース?帰りはどこに寄り道しますか?(他意もなければ一点の曇りもない笑顔は果たして彼女の瞳にはどう映るか。色気もへったくれもないが、それは確かに愛を叫んだわけだから間違いではない。しかしそれらしい言葉を当てはめられれば、目弾き思わずぽっと両頬を染めた後に照れ臭そうにはにかんで)入江さんがあまりに嬉しいことを仕掛けてくれたから、好きしか言えなくなっちゃいました♪あはは!(肘でつついた先、明かされたタネを聞きまた驚く。秋吉と言ったら星、だろうがそれは──)おつかいとおねがいもしっかりされてるじゃないですか…!!花島くんのやつはともかく、マリリンさんのそれは絶対待たせてるでしょ!?……よし!星の砂集め終わったらおつかいも行くよっ!!(前回の彼女とのおつかいを思い返してやや頭が痛くなりかけたがしかし、今この場で彼女を律することが出来るのが万が一自分だけだとすれば、何としてもここで折れるわけにはいかない。入江小糸のお陰で秋吉かもめの面倒を見るというスキルと責任感がまた一つ育まれた。)なんでそうなるの?!いたずらしないとしんじゃう病?困った子だね!(ふんっと吹き出す鼻息は荒い。順調にビンの中身が埋まっていく中、ふと砂浜を横切る小さなカニを見つければ捕まえて、星の砂集めに集中している隙を狙って丸まっている彼女の背中に乗っけてにやにや。目には目を、歯には歯を、いたずらにはいたずらを。)
秋吉かもめ 09/28 (Mon) 10:22 No.97
いいよするな~~っ!!全部秋吉のおごりだからな~!!(もうこればっかりは地が小な頭と、大は小をかねるみたいな脳みそとの違いだろう。見苦しく顔をぎゅっとしかめた。「あはは!かもかもは嬉しいとすぐ好きっていっちゃう~♪」丸く笑んでは愛をしっかり受け止めたあと、ピューーッとしながら口ずさみ。聞かれて答えた選択肢の残りふたつについて。ごもっともな指摘をもらえば目を半分にしてジト目で彼を見る。)え~~べつに~他の子にも頼んでるからできたらでいいって~言ってたし~~、行ったほうがいい?(不満を隠さない口ぶりを発する唇はとんがっていく。けれど一応、かつておつかいを成功(?)させた仲だから、言い終わりにはその言い分にちょっと耳を傾けてみた。ふんっに、ハンッと鼻を鳴らして対抗。曰く困った子は今のところ星の砂あつめに夢中。ひとえに星の砂とあらわしても、大きさやトゲトゲの具合など不揃いゆえの個性が好奇心をつっつき、つっつきまくってどんどん背は丸まり視線は下に――、)ギャーーッ!ワーッ!!(もぞもぞ。目を丸め、まるで脊髄を行進する感触に思わず声をあげた。うらめしげな顔つきで、はじかれるように振り向いた先には含みのある笑顔。はずみで落ちたカニさんに手を伸ばし、)くらえ~~!!(カニにはカニを。くっつくまではいかないが、彼の顔の中心につかんだカニを勢いよく近づけた。)たっ、倒れた!…………無事??(もちろん悪行にバチは当たるもの。手を離れ、踵にぶつかったビンが倒れる。音につられまたもや驚き、小さな声をこぼして。)
入江小糸 09/30 (Wed) 00:52 No.135
(皺の寄った顔を面白がるみたいに、不満げな本人とは対照的には〜いとご機嫌な返事と一緒に小さな鼻先をつまんでやった。「これからも好きっていっぱい言わせてくださいね♪」とは欲しがりわがままであり、同時にイタズラ好きな彼女へ向ける遠回しな“いい子でいてね♪”)えぇ〜〜他の人にも頼んでるんですか?うーん……でも行こう!で、帰りにジェラートも食べよっか♪こいちゃんは何味が好き?(少しの悩みを経て、結論はやはり遂行を選択。立てた人差し指と共にご機嫌伺いの提案には愛称も添えて、さてやんちゃ姫の返答やいかに。少しずつ中身が満たされていくビンに小さな指先が一粒ずつ星のかけらを入れていく様を傍から眺める。夢中な横顔を時折人差し指でつっつくのは面白全部。その延長線上で仕掛けたカニがしっかりとヒットすれば)あっはっははっ!いい反応〜♪っぶ、ははっ、おかし……っ?!わ、(大笑いもすぐ、仕返しにて視界一杯にカニが現れればびっくり、どてっと尻餅をついたがそれと同時にもう一つ事故が発生。)あぁーー!?あはっ、あはは!ほら拾って拾って!もー!っふふ、(しっちゃかめっちゃかな状況を前に、焦りを見せる彼女と対照的に笑いが止まらないまま少し零れた粒を拾い直しながら、そういえば。)これ、誰にあげるんですか?おれと小糸さんの共同制作!おうちの人?(土産屋で買うのではなく自分で用意したい、という旨しか聞いていなかった。彼女のちっちゃなほっぺについた砂を指先で払ってやりながら、ここにきて素朴な疑問をひとつ。)
秋吉かもめ 09/30 (Wed) 10:40 No.139
しょ~~がないな~~!!……ストロベリー!秋吉はな~にっ(完全やる気無しからみるみるうちにその気になっているのだから、もはや彼の手腕かもしれない。元気にハイッと片方挙手する面相は不満げがすっかり消え去った笑顔。やがてカニ事変は突然に。)も~!!やだやだやだ~~!!かもかも笑いすぎだし!(お返しは成功したので、その瞬間こそ目をかがやかせたけれど、ハプニングの連続が矢継ぎ早で余裕はなんにもなかった。眉を思いきりつり上げ、自分とは反対に楽しげな声すらあげる隣へ文句をたれまくる。ぽろぽろとこぼれていった星たちを見つけて戻す作業は存外順調リスタート。頬へのやさしい感触を双眸細めつつ受け入れながら、)んふふくすぐった。  自分用!帰って部屋にかざって楽しかったな~~!!って大事にすんの!なんかね、この夏でいろんな人からいっぱいもらった気がするから!(そういえば。よくぞ聞いてくれましたとばかりに歯を見せ笑う。足らない頭のキャパいっぱいにキラキラを思い出し、「今年の夏サイコー!!コーナー作る!!」と具体的な構想も添えて。少し、彼のやわらかそうなほっぺたを見つめて考えたら、)でも、あげるんなら、かもかもにあげる!楽しかったね~~ってしてもらう!(手にした小瓶の半分くらい、星々が流れて揺れて。)
入江小糸 10/01 (Thu) 04:36 No.161
おれレーーモンっ♪(もういーかい、もういーよのかくれんぼをしている時みたいな弾む声色で、彼女に続くように同じく片手を挙げて高らかに。星屑が零れ落ちたとて死ぬわけでもあるまい。長引く思い出づくりはこちらにとって一向に困ることはないから、指摘された笑顔は当然大人しく収まるはずもなく。このお土産の行方が家族でも友人でもない答え合わせにある種予想外を突かれて、ああっ?!と上がる声は笑いを多分に含み)そっかあ…いいなー!小糸さんの夏サイコー!コーナーおれも見たーい♪ちなみにラインナップは?(嬉しそうに楽しそうに輝いて映る彼女の笑顔の目映さは、手元の星々と同じように小瓶に閉じ込めてしまいたいくらい。それならば一層気合を入れて拾わなければ、視線を砂浜へ落としたところで耳朶を打つ逆接に再び顔を上げ、首を傾げるより先に告げられた言葉にどんぐり目を丸めて瞬き、それから溶けた。何かを言いかけた口は薄く開いて、されど音を残さずに閉じてただ満面の笑顔と共に口角を深く持ち上げるのみ。斯くしてさくらんぼより深い紅色の瞳が星の砂へ戻った所で、指先がまた彼女の無防備な頬をとらえて、肌の上を親指の腹が滑る。なかなか取れないね〜、と嘯く様は見抜かれたって構わない。この感情を満たす手段を知らぬ男子は、不躾にも次に反対側の頬を手の甲で擦るみたいに撫でて、ただひたすら愚直にそれを欲しがった。)ね〜、さっきの顔もっかいしてよ♪まだ?
秋吉かもめ〆 10/03 (Sat) 03:18 No.171
(あけっぴろげにした企みはまず1人に賛同得られたよう。驚きを表す様子を視界におさめて、いたずら成功じゃなくても貰えて心はずむ反応があると知った。帰ったら作る部屋の一角の内訳を聞かれたならば。空いてる片手で指折り数えはじめ、記憶の箱をひっくり返しながらほころぶ視線は上向き、)えっとね~~!ヘアゴム、耳につけるやつ、ゴーヤのヘアピン、ガラスのペンダント、シーサーと、ステーキのバッジ、星の砂……で、食べものはあたしのお腹の中!!できたら見にきてきて~~!!(目をかがやかせつつぽんぽんと頭に浮かべる宝物。しめくくりはどうしたって飾れないのでお腹をポンっと叩いて完成後のお誘いを。レパートリーの中に入れた小瓶の中身だけれども、思いつきを名案に感じたのは目の前で笑顔が咲き誇ったから。特別相手の口よりつむぐ言葉が無いのなら、勝手に受け取ってもらえるものと信じ切って、手に届く星探しを続行の合間。ふと鼻歌まじりに彼のキラキラを聞いてみようと、)秋吉の夏サイコー!は、  っなに、なになに、(思わず発する響きは意を違える。丸めた目はまたすぐ細めに。顔をもみくちゃにされているわけではないのに、自分で触るより広範囲を撫でくりまわされてるみたいな錯覚におそわれて、)う、ぇ……わっかんないよ!(まるで抵抗の言葉は意味をなさない。いつもまろやかに笑む彼の瞳の中、目尻に反発にじませて覗いても、ちっさい脳みそでは得るものがなかった。わかんないが積み重なったら子供はどうなるかって?)カモ!!ちゃんと教えろ~~~!!!(ぐわんと一回首をうしろに倒す。砂まみれの両手で対するほっぺを挟みつぶしてしまえ。湧いた癇癪にどこまでも忠実なデコは、正面の額にまっすぐごっつんこ。わりと強めの衝撃は、ずっとずっと後をひくんだ。)
入江小糸〆 10/04 (Sun) 21:28 No.185
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