今日も魔法のタオルが必要なぐらい暑いな、北村!

北村!今時間は大丈夫か?遊びに行こう!(南の島の次は南の県。花島氏の別荘は何軒あるのか定かではないが、二度目の恩恵に遠慮なく乗っかった現今、過日の約束を果たすべく彼女が一人の頃を見計らい肩を叩く。南の島でも遊んだし、だなんて遠慮は無論ないから約束していなくとも声はかけていたと思うが。)あっちの方にハイビスカスがたくさん咲いていたんだ。少し歩くが絶好のフォトスポットだぞ。また北村のご両親に写真を送ろう、そしてサマリンの時の写真と間違い探しをしてもらおう!(別荘の出入り口より右側の方角を指差しながら弾む語調でする提案は、橘鷹の中ではほぼ決定事項なので「さあ行くぞ行くぞ!」と急かすように彼女を連れ出す。コンクリートの上辺をサンダルが踏みしめながら隣の少女の足元をみやった。)…大丈夫か?と聞くところだったが、それはビンタだったな!危ない危ない!ところで、これから写真を撮りに行く以外に何かしたい事はあるか?(買い物でも食事でもそこは彼女に合わせるつもり。聞いておいて別のことをしたいと騒ぐ未来も否めないが、そうしてしばし歩くうちにハイビスカスに彩られた鮮やかな花道が見えてくる。)
橘鷹銀河 09/13 (Sun) 23:45 No.22
(別荘の庭に水を撒くハウスキーパーの姿を窓越しに眺めながら過ごしていた束の間。不意に聞こえた声と肩を跳ねた手の感触に振り返れば、当然弾む二つ返事で座っていたソファから立ち上がり続く。玄関にさげていたお馴染みの白いつば広帽を被って一見急かされながら一方的に連れ出される図は、されど女側が男の背中を押しながらついて行くから、よく見なくともただ燥いで陽の下に繰り出す二人だ。南国の暖かい風に煽られる白ワンピースの裾を押さえながら、自然落ちた視線が再び上がればつば越しに目が合うか。)それはもう聞いてるのよ。…ねえ見て、今日はいつもより顔色いいと思わない?あ、北村検定100級の橘鷹君には分からないか。(態とらしい一言を付け足しつつつばを少し持ち上げて見せる顔は、全体的に薄化粧が施され頬には暖色が乗る。分かるかな。首を傾げて返答を求める表情は、分からなくても仕方ないかとやや諦め気味ながら朗らかな笑みで。)何かしたいこと……、……あ!(ハイビスカスの花道に一度言葉を呑まれれば、軽く駆け出してから振り返りはよ来いの手招き。待つ間に鼻から大きく息を吸い込んで)甘い香り、する気がする!する?(きっと間もなく追いつき隣に並ぶであろう彼に顔を向ければ)あんたとしたいこと思いついた。どう、当ててみる?
北村伊鶴 09/15 (Tue) 18:38 No.35
久しぶりに見たな、その帽子。元気だったか?(白いつば広型のものを見ると彼女を思い出してしまうぐらいには馴染んでいたそれは、やっぱり北村の頭にいる時が一番しっくりくる。意思疎通が取れるわけでもあるまいが親愛込めた挨拶は帽子へ。広いつばは微かに視線を遮るだけで、彼女と視線を交わすには十分だった。)……む。顔色? って100級とは!?スペコを見ながら北村!と言うレベルの節穴具合じゃなきゃなれないんじゃないか!?(上位級を志したとは思えない地への墜落っぷりに目を丸くしたが、疑問符付した言葉はそれこそ検定試験と思い改めて凝視を向ける。つばの陰にも邪魔されない北村の整った容貌をまじまじと見詰めて見詰めて、)頬に粉をつけているか?(視力の良さか奇跡の勘か、とにかく平生とは少しだけ雰囲気が違うのだけは感じ取っては顎に添えていた指先で自分の頬をトントン示し粉呼ばわりの回答。とはいえ自信満々とは言えず今にも首を傾けそうな“おそらく”レベル。即興検定を経て手招かれるままハイビスカスに囲まれに駆けてゆき、隣に並ぶ頃丁度顔をあげた北村へ「どうだろうな」と屈んで花弁に鼻先を寄せ、)…する!!!(本来ハイビスカスに香りはないらしい。思い込み強し。そうして真っ向から向けられた柔い挑戦状には「む!これも検定だな!?」と無論乗っかる姿勢である。)よし、当てよう!……「どのハイビスカスの蜜が一番甘いか飲み比べをしたい」!どうだ!?
橘鷹銀河 09/16 (Wed) 22:25 No.43
(戯れみたいな遣り取りにつばで落ちる陰の下で眦を和らげれば、音にならぬ笑みを乗せた呼気を溢しながら返事代わりに頭を軽く揺らして応えた。見た目正反対なクラスメイトの名前が出たところで「名誉挽回のチャンスね」とは他人事。真正面から見つめ合った時間はきっとものの数秒ではあろうが、解答は想像を斜め上に上回ったものだから、驚き丸まり瞬いた双眸は軽い音を立てて噴き出すと同時に皺寄せるように瞑って笑い)……っぷ、はは!武士か。(大正解、と告げるのも忘れずに。)あんたって耳だけじゃなく目もいいのね。いつもより更に美しく眩しいでしょう?サングラス掛けなくて大丈夫?(余計な気遣いはデフォルトにて、慣れた手付きで黒髪を靡かせよう。強い同意が得られたところで満足そうにチークの乗った頬を持ち上げて浮かべた満面の笑顔は、されどまた彼の息をするように紡がれた自覚がないのだろうボケに表情を無に引き戻され)どうだ!?じゃないわよ。花道中のハイビスカスを散らす気?(一つ一つ摘んで味見をしていたら、二人の歩いた後は緑一色の道が出来上がるだろう。高い鼻先を遠慮無く抓んで引っ張り、ぱっと解放したところで)正解は「遠くに行きたい。」でした。 この後の予定は?ないんだったらまたひたすら遠くまで行こうよ。バスでも徒歩でも?夜までに帰ってくればいいでしょ?ね?(急故に我儘とも言えようあそびの提案は果たしてどう受け取られるだろうか。)
北村伊鶴 09/17 (Thu) 22:37 No.55
(頭を振る動作に合わせ揺れた帽子に「元気そうで何よりだ」と戯れ一辺倒。笑い声をあげる北村につられて持ち上がった口角を押さえるように片手が口元を覆う。それでも大正解の結果で名誉挽回を成せば、唇の隙間から笑みが漏れ出るのを止められなかった。)ふふふ。天晴で候。(武士かと言われ満更でもなく凛々しい表情を保とうとしたのに失敗に終わった今、口調だけが付け焼き刃。)そうなんだよ、頭が悪い分な!視力と聴力も成績に加算されれば良いのに! 美しく…?眩しい…?よく分からんが目が潰れるほどでは…。(突然のマジレスを繰り出す時の顔は真顔。額上のサングラスを下ろそうとしないまま黒髪をさらりと風に流す所作を真面目に見詰めていたが、血色の良い頬が笑みでまろむのを目にしての「顔岩を触りまくった甲斐があったな」は南国で出かけた思い出をなぞる本音だ。)はっはっは、食い散らかすとは正にそういうことか?勉強になっ……むぐっ(北村の指摘に高く笑い声を上げるも鼻を摘まれれば、不意打ちもいい所なので間抜けな声が漏れる。「こらこら僕の鼻はハイビスカスじゃないぞ、花だけに」と無駄に言葉を掛けたバカみたいな発言をした解放後、正解を耳にすれば睫毛をまばたきで弾く数瞬が生まれ)…ははは、なんだ簡単だったんじゃないか!ひねる必要もなかったな。 大賛成だ!この後の予定はないよ。そうだな…キミの体力増強のためにも徒歩で行こうか。ちなみに僕は土地勘もなければ地図も読めないぞ  夜までに帰ってこれるかな。(薄く笑いながら告げたのは軽く脅かしでいて、結局は「まあその時は野宿でもしてもっと逞しくなろう!」と提案する呑気さ。目的地は漠然と“遠く”。沖縄の青い風にシャツの裾をさらわせながら、つま先は迷いなく進みはじめた。)
橘鷹銀河 09/19 (Sat) 13:05 No.65
(上辺だけの武士然に相変わらずなノリの良さを窺い知る。)ま、ぶっちゃけ勉強なんて別に出来なくていいわよ、体が強ければ。骨密度は?風邪も引かないんだったら私が代わりに花丸あげる。(これはあくまで北村の価値観。全肯定を待つべく自己に対して酔いに酔いしれながら向けた流し目が彼の真顔とぶつかったところで、間髪入れずに腹部へ蚊に刺されたくらいの弱弱パンチを繰り出し、当たるも外すも関わらず「あんた本当そういうところよ」と細目を向けた。化粧でよく見せているだけの肌色なのに顔岩の御利益と繋げられたなら、多少思う事もあろうがそれもこれも全部橘鷹の笑顔でどうでもよくなった。最近そんなことばかりだ。)花だけに、じゃないのよ。やかましいわ。……まさか、ひねった末のハイビスカス味見だったの?(自分からバスか徒歩かと移動手段を差し出したが、いざ体力増強のための徒歩と聞くと途端不安が募る。更に土地勘ゼロ、方向音痴。化粧の力を上回る青褪めは、トドメに告げられた信じ難い一言に思わず声を上げ)の、野宿?!絶対、嫌!いやいやいや…なんで道も分からないのにそんな堂々と歩き出せるのよ、怖いもの知らずなの?あんた、恐怖って感情知ってる?(自身とは対照的に笑いながら尚も平然と歩みを進める彼の背中を信じられない目で見遣るも、すぐ駆け足数歩で追いつき隣に並べば傍ら見上げて念を押した。)帰りはバス。帰りはバス。分かった?ねえ聞いてる?
北村伊鶴〆 09/22 (Tue) 11:01 No.85
ははは、確かにな。健康は学歴で手に入るものじゃないし。骨折したことはない!強いと思う!インフルエンザにだってかかったことはない!…これなら余裕の花丸か?(彼女の採点基準であろうと優秀の太鼓判を欲しがって付随させたアピールは、花丸がみっつぐらい貰えることを期待した。卒然と腹部に叩き込まれた拳にはダメージさえほぼないものの、不意打ちだった故の無防備さもあり文化部モヤシは「うぐっ」と情けない声をあげる。そういうところよ、を指すものが理解できないからこそこの男の無神経は形成されていた。手厳しいツッコミには目を剥いて嘘だろ顔。渾身だったのにと訴える口ぶりはご名答の意を併せ、精進が足りないな…の向上心でもあった。せっかく平生よりも血色の良い顔貌が色味を上書きするように青ざめたように感じる瞬間、食い気味の嫌が響いて一驚。)嫌か!?僕はキャンプみたいで楽しいと思うけどな!…ゾンビは普通に怖いぞ、僕!野宿中にゾンビが来たら流石に恐怖で泣きわめく!(恐怖心問われればほぼ無いに等しい非現実回答を差し向けまた笑い飛ばす。残念だなぁと零す口ぶりの能天気さに反して背中からは焦りにも似た声を浴び、発信源たる彼女が隣に並んだ折ぐりぐり強めに押される念には)あっはっは。耳が良いから聞こえてるよ。ただ記憶力が悪いからな。どうかな。覚えていたらな。(人の気も知らずに軽く笑い飛ばせば彼女のお怒りを買ってしまう結果となるだろうか。もしもの時はタクシーを呼ぶから安心してくれは、なんだかおかしくって敢えて言わないまま。)
橘鷹銀河〆 09/28 (Mon) 23:32 No.99
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