ケバケバ戦隊こいとピンク!ゲリラ活動を開始するっ!!

(夏休みの思い出の風景や様子を級友達の顔が分からない程度にボヤけさせ揃って『1-1縁日』をアピールする文面入れたA4サイズのフルカラー印刷を大量に収納したクリアファイル携え、上履の爪先が探した背の後ろで止まった。ニヤリと笑って、そろりそろり、近付いてみる)      こいとっ!(スピード付けて弾くように呼ぶのと悪戯な掌が華奢な肩を叩くのは同時か。ニヒと大成功ぶら下げ笑ってクリアファイル掲げ)ケバケバ戦隊ゲリラ活動の時間だよっ♪(放課後の殷賑にも負けない喧しさで誘って、彼女の準備も良ければ早速廊下へ繰り出そう。足取りは宛らサマリン島の道路歩く其れ、短くしたスカートの裾が揺れるに伴ってポニーテールのカールした毛先も揺れてレモンイエローのTシャツが風に膨れた。)これさ、昨日の夜家でプリントアウトしてたのね。そしたらも〜〜〜サマリン行きたくてたまんなくなっちゃった!(先ずは我らが1年1組の扉から。ぺたぺた貼りつつ昨晩の熱の名残を我慢ならず口走るや、「この朝焼け綺麗だったよねぇ…」女子みんなで見に行ったサンライズの一幕に眦細め)もーさ、サマリン住みたくない?
スペンサー心 09/02 (Wed) 22:16 No.30
わはっっ!!   来たなワルここ!!(第一声、くすぐったがるみたいな声がまろびでる。振り向きと同時の咎めるような口ぶりは、しかし宣告され済みの物を見て教室に散った。ニッと悪い笑みをお返しし、)ビビらせてこ~~ぜ!!(先日の文面にあったお誘いの語尾を真似したなら、ポケットに必要なものをつめこみ床を蹴った。「あっまたPVしてんじゃん~!」途中リズムよく歩く級友の姿がたのしい記憶をくすぐれば、人差し指をかかげ後ろにつきデュオふたたびを意識する、ショッキングピンクのTシャツ女子。)うんうんうん~~う~ん!!これ!キレイだったし、うわちょうどこけてるウケる!(壁を自慢で埋めつくすべく、ぺたぺたを始めた彼女の手から自身も数枚抜き取り共同作業。まるで掃除中に写真みつけて思いにふけるように、何度か頷き相づち落としながら手を止め、思い出をピックアップしていく。)ずっと遊んでてよかったし、も~~天国だった!!(皆で早起きのごほうびは平面上でもかがやいている。ゆるむ相貌をひるがえして、)でもま!今が地獄じゃないけどね~~!!!ハイッここ、これつけて!!(ポケットをごそと漁って、彼女の前に出したのは気分上げのスパイスとして、ピンク色したプラスチック縁のハートサングラス。自身はオレンジハートでギアを上げていこうか。)
入江小糸 09/03 (Thu) 15:09 No.38
そーゆーYouはワルこいと〜〜!!(甲高い笑声は南の島から変わりなく、悪ガキ二人がゲリラに出る迄は早かった。ウェイウェイなノリで廊下をランウェイに変えたなら「これはアオハル系サマーソングのPV風♪」と態とらしく窓の外へ視線投げて眩しそうに双眸細め手を翳す仕草、一瞬で「はっっっず〜〜!!」と笑い転げるのがワンセット。)太陽見て感動して泣いたの初めてだったな〜!! アハッ見て見てこれみんなしてなんのポーズしてんだろ うわはなわっちの別荘こーして見るとまじでデッカ!!(携帯端末よりも大きな面で見るあの南の島の美しさと楽しかった日々に燥いだ声音が弾けるのは当然か。けれども楽しいをぎゅぎゅっと詰め込んだ笑顔とかち合えば今に向かって頬が緩んだ。)た〜し〜か〜に〜〜先生にもまだバレてな なにこれどっから出したの〜〜!!(現在を地獄と変える唯一の要因は未だ隠し通せていると信じていた碧眼が一度瞬き、喫驚映じてドゥワッハッハ!と腹部抱えて笑い転げる。「ありがと♡」ピンク色のハート二つを目元に載せたならケバケバ戦隊第二形態に突入だ。)っしゃ〜〜〜次は1階の方貼りに行こー!なんなら他のクラスの出し物も覗いちゃおーぜっ☆
スペンサー心 09/03 (Thu) 21:43 No.44
(南の島にいようが日本にいようが、変わらないノリは続いていく。彼女の一挙一動に笑うガバガバのツボで、廊下にけたたましい声を響かせるも知ったこっちゃない。)もしやここ泣いてんのバレたくないからぼかした〜〜?!別荘も店もデカい!  あたしこれも好き〜!!(ちゃんとしたプライバシー保護をおちょくって、夜色に花火やバーベキューの灯り、人だかりの賑やかさが映える1枚も指差した。いまだ教師たちから有罪判決は受けていないから、のんきにゆるんだ面持ちで彼女に相槌し、)手品!!うそだよずっとポッケにつめこんでた!あたしはここっぽ色、ここはあたしの好きな色〜!!(膨らみを隠していた甲斐あったか全身の笑いを受け、したり顔でタネも仕掛けも無いポンと両手出し「よきよき〜!」とお礼にご満悦。)うん!!あたしらクラスの広告できてんじゃな〜い?すごくな〜〜い??(ある程度貼り出した写真に物足りなさ感じるところ、名案に断わる理由なんて無い。「他のクラスに負けん〜〜!!」すぐさまダッシュダッシュで階段を駆け下りる。けれど。)やば、なんかめっちゃにらんでる人いる〜〜!!(先頭切っていれば後ろ方向に、並んでいれば真隣に、ばっと顔向け踊り場付近の圧におののいた。1番会いたくないのは各教科の教師だが、見る感じ生徒なら回れ右はせずして次の一手に迷う足踏みだ。)
入江小糸 09/05 (Sat) 15:26 No.74
(鋭い観察眼にゔっと崩れた相好の儘鼻に皺寄せて「違うし!!」と否定するものの、プライバシー保護の裏にあるブスな瞬間隠そうとする小狡さも否めない。)わかる〜〜なんかさ真っ暗じゃないけどもう夕焼けも終わったくらいの時間帯のエモさ凄くない?!写真見返してて感動した!! うわっねえ〜〜こいともうサマリン行きたいね〜〜(海も空も真っ青だから白い砂浜が眩しい風景、妄想MV撮影したドラスト、逐一思い出の蓋開ける写真達に我儘はノンストップ。差し出された小物も夏休み引き摺ったものだから尚の事、「カップルじゃん!!」互いのイメカラ身に付ける睦まじさへ遠慮無く隣陣取った。)まじでうちらの宣伝活動優秀すぎてみんなに褒められてしまう〜〜!!(どポジティブ思考も二人ならばイケイケどんどん。軽い足音とうるせえ笑声を殷賑な中にも一等大きく響かせながら降りる折、不意に止まった級友の弁に頭上へ?浮かべながら視線の先を追うや、)うわっ数1の(言い終わらぬ内に此方を向いた後退気になる広い額にありありと浮かぶ皺。二人の名前呼ぶ地を這うような声にびゃっと肩跳ねさせ)ヤバッやばやばやばっ!!逃げろっ!!(パシッと彼女の細い手首捕まえて180度旋回。今し方降りてきた階段を今度は駆け上がり、廊下を走り抜けようか。その間もやば〜〜!だの、こわ〜〜!だのと笑いながら。一息吐いて止まったのは凡そ真反対迄逃げ切った後、)ッハハハハやば、めっっちゃ汗かいたっ!!
スペンサー心 09/05 (Sat) 18:38 No.77
行きたい〜っ!!!きれいなやついっぱい見た気がする!サマリンロス!花島ぁ〜〜!!(塵みたいな語彙力でも彼女相手ならニュアンスで伝わっていると信じ、終始目線を合わせて。まさに教室にいるかもしれないクラスメイトの名を2人の望み込めて惜しげに叫んだ。)本番のときあれしよ!縁日やってるよ〜〜!って学校歩きまわるっ(クイッとサングラスのつるを摘んで笑う。お互いっぽい色を身につけて、広告塔の足がかりとばかりに意気込んだ新規開拓。しかしそう何でもかんでも上手くいかないのが定石というもので、)だ〜〜〜!!!やっぱり!!(空気を感じるや、彼女の気づきに顔をしかめる。)逃げろ逃げろ逃げろ〜〜〜ッッ!!!(手首にかかる力に乗っかって踵をきゅっと鳴らし、短距離走ばりに走り抜ければ気持ちが大きくなり同調の声もやっぱりでかい。)あははっ!ここ運動神経よ!!(足止め乱れた前髪をかき上げて「ワキ汗やっばい!」と緊張を大袈裟に伝えたなら息を吸って吐いて呼吸整えようか。)でもほとんど貼れた??貼れた??(身軽になった心地で成果を問う、結局1年1組付近だ。)
入江小糸 09/07 (Mon) 09:32 No.99
サマリンロスもだけどさこないださひろと「冬は北海道で温泉とスキーがいいね」とか喋ってたんだよね、まじで頼むぞ花島ぁ〜〜〜!!(あまりにもロスに寄せる共感が深いのもさる事ながら、当然の如く次を期待して共鳴すればわぁんと廊下にこだまする。キャハハ!と甲高い笑声もくっ付けて提案内容は食い気味に「やるっ!」と鼻息荒く)可愛すぎてたくさん人が集まってしまう〜〜♪(自意識過剰な冗句嘯いて調子に乗った代償か。顰めっ面の教諭からの逃走劇も怖いヤバいと叫ぶのは口先ばかりなのは廊下中に響き渡る嬌声からも明らかだろう。斯くして今回は逃げ勝った先で乱れて後ろに流れた前髪と後毛整えつつ)ダハッ体育祭は任して!! ココもやっばい背中が滝!!今すぐ脱ぎたい!!(凡そ慎ましやかとは対極な一言も遠慮無く、冷や汗かいた素振りだけは一丁前に。斯くして気付けば空になったファイルを団扇代わりにバタバタと煽げばぬるい風が赤みがかかった茶糸揺らす筈。)全部貼ってた!こりゃ学校ん中1の1だらけだなっ(ニヒと悪戯に笑って本日の成果を祝おう。イェーイ☆と掲げた手はハイタッチ強請って、それから、)ねーこいとさ、走ったらのど乾かない?炭酸 飲みたく なぁ〜〜い?(今し方お説教の危機から脱したというのに、結局また冒険に誘う碧眼は爛々と輝く。さて次なるケバケバ戦隊の活躍は如何に?何処に行くんだって、彼女と二人ならやっかましく笑っている事請負だ。)
スペンサー心〆 09/07 (Mon) 20:57 No.104
(楽しいをもとめる級友は多ければ多いほど良い。「うわうわうわ花島ツアーじゃん、いい~~!!」と興奮気味に鼻の穴ふくらませたから、きっといつか当人にねだってしまうんだろう。希望に満ちあふれた階段の道から一転して回れ右しての逃亡は、敵(※教師)の姿が遠のくにつれ、ただのお騒がせひとっ走りに変わっていった。彼女の頼もしさを聞けば呼吸の合間に笑い声はさんで、)動いたから??あついから??わからん~~!!!脱げ脱げ~~!(恥ずかしげもなく実況するクラスメイトと同じく羞恥心は掛け捨て、ニヤケ眼さらしオヤジのような言い草とともにその背に回り込んで、フリだけTシャツを捲くろうとする。微風を感じるや首振り頭部に空気を行き渡らせておきながら「ん~~っ無いよりマシ!!」礼もへったくれもない言葉を飛ばして、)やったやった~~!!あたしらのおかげの売り上げなったら何買う~~??!(パチンと手と手をぶつける乾いた音を鳴らしたあと、ゴキゲンな強欲に道連れを図る。思い出に飾られてにぎやかになった壁をバックに返事ははやい。)飲む!マッチ!!あとで知らん顔して1階あ~~るこ!(こりずにニシシと口元握りこぶしをあててケバケバ戦隊は今日もゆく。)
入江小糸〆 09/09 (Wed) 15:54 No.131
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