(思惑はらんだ夏の匂い)

(高くそびえ立つほどではない山の麓はやわらかな明かりに包まれている。控えるイベントのためのにぎわいの間を縫って、デコ頭はターゲットを探す。)いた!……橘鷹橘鷹橘鷹〜〜!!(文明の利器に頼らず目当ての姿を見つけたなら、片手を大きくふりながら数歩先に向けて声を飛ばした。スポンと最後の混雑からも抜けて、風通りのよい、ベージュ色したコットン地ショートパンツの裾を指先でととのえて、)スタンプのやつ一緒いこ〜〜!もう行く人決まってる??(連れだって出かけたことはないけれど、クラスメイトであれば遠慮は捨てて朝のあいさつのようなトーンで一応うかがう。)あたしと橘鷹とどっちがたくさん集められるか勝負したい!!! あ〜、あと聞きたいこともあるんだよね!(荷物つめつつ背中の大きさにおさまるサイズのリュック紐を握り直し。一回口閉じ、開くときは自分と彼の目がかち合うよう顎を上げ、本題はついでみたいに加えて。戦いの幕は切って落とされるか?)
入江小糸 08/10 (Mon) 10:04 No.8
(ほのかな賑わいのおかげかまだまだ夜は浅かった。マスタード色に薔薇とインパラのグラフィック柄を落とし込んだシャツは目に付きやすい風貌だったかもしれない。同伴者が決まっていない現今、とくべつ人見知りをしない男なので行き交う人の中から無作為に誰かを引っ捕まえるのは簡単だったが、そうしなかったのは寸前で自分の名前を呼ぶ誰かに気が付いたからだ。)おお、どうした入江!そんなに呼ばなくても聞こえるぞ!(溌剌とした声音は雑踏などなぎ倒すようだけれど体躯はきちんと人混みに揉まれていた。手こずるようなら手を貸したろうが、なんとか抜け出す様を見てはお出迎え。サングラスを持ち上げながら待った言葉に双眸は輝いた。)…なんだと!?最高だな!丁度一緒に行く人を探していたところなんだよ。一緒に行こう入江!(願ってもない申し出に断る理由は皆無とくれば高らかに二つ返事。付随した挑戦状にだって朗らかに笑ってみせた。)はっはっは!勝負か。楽しそうだ、受けて立とう!言っておくが僕はスタンプの銀ちゃんと呼ばれて、 ……なんだ?聞きたいこと?う~ん…そうだな… 入江が僕に勝ったら教えてあげよう!(受け止めた彼女の視線、勝負にひと匙スパイス加えて勝手に盛り上がってはさあ行こうと入江の背を押し、人混みの向こう側のスタート地点へ。)あ、すまない入江これを入れてくれるか?(早速スタンプ探しと思いきや、彼女がリュックなのをいいことにまずは勝手に自分のペットボトルを入江のリュックに突っ込んだ。入るか?)
橘鷹銀河 08/10 (Mon) 16:39 No.13
(派手な顔に装いに、すべてが目印になった標的との鉢合わせは大成功。相手の声も大きければ仕上げとばかりに最後の一歩はホップステップジャンプ。快い承諾をもらえば歯を見せて笑い、)最高のタイミングだったじゃん~~!!よしっ!(気合十分なら挑む心意気をたずさえて。視線で負けないよう見つめ続ける。)へ?マジわはは!!スタンプの銀ちゃんダサッ!ぜったいに勝つ!勝たなきゃならん!ズルしてでも!!(初めて聞いた彼の二つ名は笑声と軽い驚きをさそったが、よくよく考えると感性に理解がついていかず、コンマ2秒で呼吸のように失礼をうたった。そんなことより大事な宣言があるから、余韻をのこさないでずいと胸を張り対抗心を出す。たとえ自分の意気込みの内容のほうが胸を張れないダサさであっても。力を入れていた背を押されるならそこを支点に前へ進んで、)ちょちょちょ~~~横のとこにして!(ちゃんと先に謝罪を受けて荷物が増えることへの拒絶はないけれど、すでに入っている中身が押しつぶされるのは避けたく慌て顔で振り向き折衷案を口にした。)……う~~ん。どこらへんが……。(ややあって眉間よせ彼の顔にじっと注目しつぶやく。)
入江小糸 08/11 (Tue) 22:11 No.30
おい!!ダサいとはなんだ!!異名を持つだけでカッコイイだろう!! …こらー!ズルを堂々と宣言するとはなんて女だ!?ズルして手に入れる勝利に価値はあるのか入江!(安直な思考もダサいという端的な切れ味で一刀両断されてしまえば必死に食い下がり、笑う彼女と裏腹にプンスカの効果音も生んだ。胸を張る割に言い出すことは姑息で驚きで瞠目したのち思わず良心に訴えるような口ぶりが飛ぶ。)ああ、悪い悪い!こっちか?ところでリュックなんて背負って何を持ってきた?………、ん?(背中を押し進むすがらの勝手な挙動もどうやら許されたらしいが、振り向きざまの折衷案には荷物を預ける立場なので素直に従う。自分といえばほぼ手ぶらでやって来たから入江の荷物が気になり何の気なしに疑問符付随させる最中、強く視線を感じリュックから彼女へと視線を移した。)どうした、僕の顔に何かついてるのか。そんなに見つめて…。ちなみにこの後は「橘鷹けっこー男前だとおもって!」という返答を期待している。(穴があくほどの凝視を受けベタな台詞が口をついた後、あけすけな欲求を隠しもせず、おおよそ眉間に皺を刻んだ少女から出る言葉なわけないが実際のところを待った。)
橘鷹銀河 08/12 (Wed) 13:14 No.39
(仁王立ちするくらいの堂々さでにんまり間髪入れず「ぜんぜん!!」)え~~!??勝ちは勝ちじゃん!!橘鷹はとちゅうがいい感じだったらボロボロに負けてもいいんだ、へ~~~ふ~~ん(語気を強めて勝ちに執着する気持ちのアピールの方が大きいけれど、彼の物言いから節々に怒られているような感覚になる。眉と目の間隔を思いっきり広げてはシラけた面持ちで聖人思考を煽った。)うん!な~いしょ。(荷物に関しては事なきを得て、しかし相手からべつの疑問を持たれる前にごまかし、)えっとね!目と鼻と口がついてる!けっこーおっ、とこまえ、ぶふっ!!てかそれあたしのマネ~~??(希望されると抗いたくなるお年頃なもので。わかりやすい期待にはわかりやすい滑稽を、険しさ消して返す。耐えられず吹き出しながらコースを歩き出し、)……あっそういうの!かわいく言ってほしい?それとも大人っぽく言ってほしい~~??好み!(瞳輝かせるひらめきはそのちょっとあと。会話の中で与えられたミッションを遂行すべく、きっかけを作る質問つむぎ肩にかかる毛先をゆらした。)
入江小糸 08/13 (Thu) 22:45 No.52
よくない!!(何故ならボロボロに負ける姿は結果的にカッコ悪いからだ。いとも容易く煽りを受けてデカめの主張。)ボロボロは絶対に嫌だ、カッコ良く勝ちたい!……はっ!この場合カッコよくズルをすればいいのか…? 解決だ!見てろよ入江!(葛藤に苛まれるより早く閃いたように顔貌を上げては秒の解決。見てろよの宣戦布告で少女を見下ろしながら指を差すと優り顔のまま目には目を歯には歯をズルにはズルを、そのまま人差し指で入江のまっさらなデコをドゥクシ! 先手必勝、の先手のつもりで彼女が怯もうものなら「はっはっは先に行くぞ!!」と気持ちいいぐらいのズルダッシュ。しかしスタンプの存在を察知できなければ散歩の歩調に戻るのはすぐ。)ああ、キミの真似だと分かったか?似ていたから?(簡単に誤魔化されてしまえば内緒を追及することも忘れたし、期待が打ち砕かれても上書きされる笑いがあったから存外元気。自信満々のモノマネに対する講評だって聞きたいところだけれど。)……そういうの?男前!というやつか?そうだな、相手にもよるが僕の好みで言うと……… あっ!!(卒然、ある一点を見るなり言葉の途中だろうと足の速さAで地面を蹴り駆け出す。次に入江を振り返る頃には掲げたカードを飾る一つの図柄。)はっはっは!スタンプを見つけた!!まずは僕がリードしたな入江!!
橘鷹銀河 08/15 (Sat) 00:13 No.62
(目の前の正義漢がみるみるくずれていき、稚拙な挑発の成功に得意げ鼻たかだか。)ほら~~!!橘鷹もしょせんヒトってや    ギャッ!!?!(するどい衝撃にやられたのはデコだけど目つぶしされた心地だった。刹那目を見開いてすぐ思いきりギュッとつむる。盛大にひるんだ。「ゆるさんゆるさんゆるさん~~!!」距離がはなれていくなら、徐々に小さくなる笑い声の後追って顔まっかダッシュ。合流しても報復しなかったのは山道も任務もまだ序の口だったから。)ううん!あたしの察しがいいから~~!(笑いが重なるうちに自分のペースが戻りはじめ、上がっていた眉尻もゆるやかに。足あとも増えていきそろそろスタンプ地点も見つかりそうで進捗は良い調子。問いの意図をくんだ彼の沈黙に笑顔で耳をかたむける。)そそ!知らんでもいいんだけどプリンくれるって言われて~~、あっ?!(突如の行動セカンドシーズン。級友Aに打ち出されたプリンの誘惑に負けるプライバシーを知れると思い答え待ちだったその時。今度は声で反応はできたものの、)~~~ッ!!マジでカッコよくない!(勝ちを宣言する姿を見ればわき起こる情動のまま肩をいきらせ、構え、スタート。速さBによるBダッシュ。「すきありっ!!」終いに勝利の余韻に向かって飛びかかり頭上のサングラスをかすめ取った。着地ののち脱兎。)好み!好きな子いるか!教えんの~~!!(叫ぶ。たぶんスタンプ地点をいくつかすっ飛ばしながら。)
入江小糸 08/16 (Sun) 19:36 No.79
(成功した奇襲が齎す背後からの恨み節に、したり顔の大笑いが止まらない。この時点でまだ報復がなかったのを良い事に上機嫌であったが)なんだとー!?絶対に僕の真似が上手いからだろう!どれ何かリクエストしてみろ!モノマネキングと呼ばせてやる!(クールな男の余裕などこの男にはなく、手柄を取られまいと自主的にアピールタイムを設けた。早いもの勝ちにつけこんだダッシュで出し抜いた事に再びしたり顔を浮かばし、明かしたヤツの鼻を見てやろうと入江に視線を注いだ矢先。)誰がカッコ悪いだとーーーーッッ!?!?勝ちは勝ちだろうがーーー!?(この男、耳が良いのである。少し距離があろうと拾ってみせた彼女のごもっともな非難を自分の中で膨らませ“そこまで言ってない”に行き着くと、入江の持論くすねつつ怒ってるようで別に怒ってないプンスカの効果音を生んだのが一瞬の隙。トレードマークと自負してやまないサングラスを無抵抗に掻っ攫われたなら「ア゛ーーッ!」と気取らないマジの叫び。)こらーー!!かえせかえせかえせ~~~!!(立場が逆転したかのような口ぶりでダッシュしサングラス泥棒の背を追う。もはやスタンプは頭の中からすっ飛んだトムジェリばりの追いかけっこになる。)なんでそんなこと聞くんだーーー!!答えたらプリンは僕のものになるんだろうなーーー!?(上澄みのような星灯りの下、閑かな夜道の散歩は死んだ。察しは悪いが勘が良い男、何かにプリンがかかっているような気がして叫ぶ。)
橘鷹銀河 08/18 (Tue) 22:17 No.99
なにそれハァ~~??じゃあカブトムシ!!(売り言葉に買い言葉。下から彼のにぎやかな顔を仰ぎ見る様子はチンピラじみる。モノマネキングの響きが尾をひいて、ムシキングの単語が所詮幼稚な脳裏に舞うなら人外リクエストをとばした。)その勝ち~~~~カッコわるいで~~~~~す!!!!(短距離走ばりの追いかけをしながら、褒め言葉の否定形だったさっきの言葉を、すかさず相手へのダメージ最大値を選び取っては反対語にすげ替える。Bダッシュのお次は地面を蹴って渾身のAジャンプ。見事な絶叫いただけばプークスクス。虚をつけたスタートは、メートル距離を離すことができ「やだやだやだ~~~!!」と顔面にいたずらを貼り付けての逃げの一途だ。しかしどうしても立ちはだかる身長差能力差エトセトラ。背中にだんだんと近づく、質問に質問重ねるという入江ルール違反の声を聞けば首ごと後ろを振り向いて、)なるわけないじゃん橘鷹のことすき(プリンを渡さない強い意思のもと走行はやめず。それが失敗。)――ぶッ!!!(土に足をとられる。バランスくずし大きく前に倒れる。べしゃっと潰れたような音が鳴った。けれどすぐに立ち上がり、膝の熱さは唇を噛み締めぐっとこらえて、)……、……教えてよ!(もはや、人はこれを意地と言う。)
入江小糸 08/19 (Wed) 22:07 No.106
おい!普通人だろうクラスメートとか!!そんな難易度でくるやつがあるか! ……しかし男に二言はない…カブカブカブ…(無茶ぶりと言えよう斜め上のリクエストに言うなれば❝ゲッ❞みたいな表情で顔貌歪める。くっ…と奥歯噛み締めたのち、人差し指でツノを表現して架空でそれっぽく鳴く、出来栄え最低のカブトムシを披露する。少しだけ後悔という気持ちをおぼえた。)なにをーーー!?!?ボロボロに負けたキミのほうがカッコ悪いんじゃないのかーーー!!(急所とも言えよう場所を突かれてムキになるのは彼女の言葉選びが抜群だったからだ。言うことが逆転する現今加えてサングラスまで奪取されたとなれば完全に入江のペースになる。「待てーーー!」と喧しく一心不乱に追いかけて、少女の背中が近づく折。)なるわけないなら… あ!?(核心の二文字を聞き逃すのも致し方ない盛大な転倒を見れば思わず声が出た。痛みを確実に伴っているだろう音と、顔面からいってないだろうなという心配が駆け足を促し、彼女が立ち上がる頃にはその傍に立っている。)全く…それどころじゃないだろうキミ!別に減るものじゃないし、教えないつもりじゃなかったよ。まずはそこに座るんだ、ほらほら!(地べたに座るぐらいなんてことないだろうと見越しては道沿いに彼女を追いやり腰を下ろす。)少し休んでから行くぞ。どこをぶつけた?痛みは?(視線は赤みのある彼女のまるい膝に注がれて、)ああ、それと好きな子はいないな。好みで言うと声のキレイな子が好きだ。(ついでみたいに答えた。)
橘鷹銀河 08/20 (Thu) 00:40 No.110
うわはははっ!!なにそれ~~!動画にしよ~~カブカブ~!!(苦々しい相手の表情は、ゆがんだ心根にはご褒美だ。自分でたのんでおいて、彼の努力を頬肉上げに上げて笑っては、ポケットからスマホを取りだし有無言わさず動画撮影。「わらったわらった~~!!」と満足げに述べて保存を完了させた。そして追いかけっこの末、前方不注意がもたらしたのは盛大なすっ転びだった。彼のサングラスは手ににぎったまま、幸い割れてはいない様子。)だったら最初から教えてくれてもい~じゃん……。(促しがあれば今ここから走り出す余力は無いから、弱く不満をこぼしつつ道の脇に歩いて緑多めのところで膝を折って体育座りし、)ヒザ……、じんじんする。(顔をしかめて聞かれるとおりに答える。その間に赤らみにまぎれる擦り傷からじんわりと少量の血がにじんでいた。しかし口がきけないほどの重症でないため、)そっかあ~~~。 合唱部に橘鷹のこと好きな子がいんの。聞いてきてって言われたんだよ、美味しいプリン買ってあげるからって。(ようやく答えをもらって目線を落とし理由を開けっぴろげに話す。そうやって痛みをまぎらわす心算で。)その子声キレイだと思うよ。じゃあ好きになる??(彼の顔を見上げて、ぶすくれと真面目とちょっと涙目がまじった問いかけ。)
入江小糸 08/20 (Thu) 19:22 No.114
カブカブカブ…って ンナーッ!?撮ったか!?おい!?おまえー!!(撮影開始と思われる音を拾い流石に慌て先程までカブトムシの角だった人差し指で再び入江のデコをビシビシつつく小学生の暴力。その後道の脇にて彼女と正面に向かい合う形で腰をおろし膝をつけば、ふむふむと若干血の滲む患部を眺めつ。)だって僕だってプリンが食べたいし!!(拗ねたような不服を口にする怪我人へ正面から子供じみた主張をぶつけ、次に顔に怪我はないかと彼女の話を聞きながら入江の顔貌を覗き込み隅々見詰めるすがら、)そうかそうか合唱部に… うん!?(男にしては集中していただけに取りこぼしてしまいかけたのは予想の範疇外だった事実。眼力が灯った。)おおっ…そうか…キミ、そんな安く買収されて…。(コスパの良い入江の方に気を逸らされて、勿論気になるはずの合唱部の子の存在だって霞む。ほんのり潤んだ双眸がくれた視線と質問を受け止めて。)う~~ん…確かにそれは非常に魅力的だが…。まずは話してみないと!キミだってお見合い結婚なんてお断りなタイプだろう?今度3人でお喋りでもしよう、頼んだぞ入江!(首を捻るぐらい言語化が難しい感情も、入江を巻き込んだ少々ズレた対応を彼女に託せば一旦精算。さてと向き合っていた体躯を返し、入江に背中を向け)足が痛むだろ、おぶってやるから戻るぞ!(痛みに耐えているように映ったその姿を思えば、ひょろい両腕でも彼女を背負うぐらいどうってことはない。あとは彼女次第だが、復路も変わらず昼と間違えたような賑やかさがあればいい。)
橘鷹銀河〆 08/22 (Sat) 18:02 No.126
やらん!(多少弱くなったのを後悔するくらいの強欲に対し、不満顔をパッと上げみじかい言葉で噛みつく。自分の状態を報告しつつ、麻痺が痛みにかわるのを実感しつつ、)まあね~~?橘鷹の情報くらいならプリンでじゅうぶんだし~~??(今日の本懐をまるっとばらした感想を聞いて眉尻が上がる。彼に想いを寄せる彼女が合唱部ということは言ったけれど、同じクラスとまでは言っていない、まだまだヒミツ感があったのに。口を飛び出たのは相手を軽んじる文句返しだった。そして、恋する友達のためとまではいかないが、聞いてみようと思ったちょいモテ野郎の価値観は、)やだ!それお見合いじゃん!(3人の図を想像してすぐ拒否をしめす面立ちは、たくされる内容のおかしさのせいで、鼻頭が赤い泣き笑いに変わっていて。)おぶっ、  のってやるから戻る!(細めの体躯との認識でも、自身よりかは広い背中を前に目を丸めたのはその言い回しに煽られたから。まんまと勢いよく一歩踏み出せば「いっ、たぁ~~!!」と叫んだ勢いでのってやった。その背とリュックにはさまれて、)……橘鷹はさ!プリンはなめらかと固めどっちが好き?(疑問符といっしょに荷物から取りだした冷えピタを彼の首裏にバン!と貼り付け。急な冷たさにたとえどんな声があがろうと、そこに何回もやられたデコ当て火照りをひやす帰り道は、気づいたら元気だ。)
入江小糸〆 08/24 (Mon) 22:20 No.134
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