(秘密話は、星々が見守る下で)

(この手の話題に第三者的聴衆として参加するのは楽しいけれど、いざ当事者になって相談される側となるや「うげっ」と潰れた声がカモミール内に響いた過日。四六時中級友と一緒だから楽しい夏休みに、よもや人目を避ける事態が訪れようとはと抱えた七色に神の如く降り注いだナイトウォークラリーの報せへ、カッと碧眼見開いたのは何時だったか。して今、部屋着のヒマワリ柄の白いリラコに黒いクロップドTシャツという軽装で、頭上に一つの団子として纏められた七色と碧眼は目的の人物を捉えるや)へいへいへ〜〜〜いただっちこんばんはヒマ?ヒマしてる?ヒマであってお願い!(面倒見が良いと思い込んでいる級友の姿を前にパンっと手を合わせ)人助けだと思って一緒にコレ行こっ(コレと称し両手で掲げ呈したのはスマホに映したナイトウォークラリーのお知らせページ。受諾されるならば早速ゴーゴー!とばかりにゴールドのトングサンダルがペタリと音を立てる筈で、否とされるならば泣き落としも辞さない覚悟。尤も有効性は疑問だらけだが、何れにせよ人気が無い所までは掻っ攫う気概満々で眼鏡の奥を覗き込んだ。)
スペンサー心 08/10 (Mon) 01:14 No.1
(ここの暮らしにもすっかり慣れた──なんてナレーションが流れ出すような心持ちだった。暮らしてはいないし、期日が来れば戻る先はあるけれど。非日常と日常の境目は、ビーチに寄せて返す波のように曖昧になりつつあるくらいの頃。)は?(唐突を具現化したような誘いに、出てきた言葉の柄はあんまりよろしくはなかった。)まあ暇だけど……ふぅん、こんなんもあるのな。(レンズの奥の瞳が向けられた液晶に映る内容を上から下へと回遊し、明確な返事を保留したままに息を吐いた。)人助け、がよく分かんねぇけど、お前となら行きたいって奴フツーにいんだろ。……んまぁいっか。助けてやるよ。(えらく上から目線の発言も、悪戯っ子のような笑みを加味すれば軽い冗句の範疇か。生成に空のような海のような水色をこぼしたタイダイ柄のシャツに黒のスウェット素材クロップドパンツと軽装さは同じくらいに、彼女の隣へと位置を変える。足元だけはスニーカーである男の方が重装備か、五十歩百歩だけれど。)夜でも分かるっつうか目立つな、お前の髪。(風が吹けば軽やかになびく金糸は容易く視界に入った、道中の雑談代わりの感想述べて少しズレた眼鏡をそっと直そう。)
江坂匡 08/10 (Mon) 18:19 No.14
(望んだワードが10cm強上方から漏れるやパアァとあからさまに輝く碧眼は、更に褒められた(と思い込む)一言拾ってエヘヘと満面の笑み広げ)やだなただっち褒め上手〜〜♡ココそんな人気者かな〜〜♡っってまじ?!ほんとに?!っしゃあそしたら善は急げだレッツゴー!!(簡単に昇った有頂天から現実に転がってくるや、クワッと双眸開いて神様仏様匡様見上げて感謝の合掌。からの拳突き上げムードもへったくれも無く夜の散歩へと踏み出した。Tシャツの裾から覗く臍を摩りながら、この後の会話劇をシュミレーションするも名案浮かばずして、楽しげなお喋りへコロリと転がるのは当然か。)アハッ目立ちたくてカラー入れたから。目印になっていいっしょ?かわいい?(後毛を指で梳きつつ半ば押し付ける女感覚の可愛いの行方はさて。歩く道すがら一人作戦会議は完全に放棄し、)ただっちはなんか部活入ってたっけ? あっねえコンビニ寄っていい?ココ虫よけ買いたい!山って虫多そうで…(言いつつ、当たり前に蛍光灯へと吸い寄せられる足元。彼が否やを示さぬなら「飲み物も買おーよ♪」と弾む声音で)なんかさ、夜のコンビニってワクワクしない?ちょっと悪いことしてる気分!
スペンサー心 08/10 (Mon) 23:11 No.17
(唐突ではあった。あったが、途端に空気が華やぐ感覚も覚えた。言及はしなかったが、人気者との表現は男の中のスペンサー心のイメージに違わぬもの。沈黙は肯定というやつだ。)夜なのに元気余りまくってんな。おう、れっつごー。(日本語発音で復唱し、紺碧抱く空の色とは真逆な声色を連れてゆく。人助け発言といい合掌といい、その理由は皆目検討もつかないが、つかないからこそ深く考えても無意味との結論へ流れる思考回路は単純明快。)ああ、やっぱそういう理由なんだ?ならまんまとその狙い通りになってたんだな、俺。……可愛いっつうか、なんだ、似合うの方がしっくり来るわ。(いっそ清々しいまでの理由に破顔する。彼女が紡いだものと同じ単語を此度も復唱はしたけれど、それは求められていた意味合いではなくその上から個人の見解を重ね塗り。)部活?入ってっけど。美術部。(唐突な問い掛けに瞬くも、あっさりと答えをのせた唇がコロコロと変わる話題にふっと笑みを孕んだ息を吐く。)いーよ、俺もなんか買うかな。(若干の保護者気分覚えつつ人工の明かりの目映い店内を闊歩する、目立つ色はやはり分かりやすかった。)悪いことしてる気分、でビクビクじゃなくてワクワクなのお前らしいな。(曖昧な彼女へのイメージがゆっくりと形になってゆくようで、ミネラルウォーターに手を伸ばしながら、)まあ、その気持ちは分からんでもない。秘密の、とか内緒の、とか心躍るよな。(肯定を落としお買い上げした品の入った袋を「俺持つわ」と手にし、再度繰り出す夜の下。)
江坂匡 08/11 (Tue) 15:17 No.26
お昼寝した!(幾度かクラスメイトの前で呈する5歳児も斯くやな一言を此処でも得意気に漏らしたところで、此度の夜散歩へ懸ける熱意も伝わればいい。なんせ一人の恋路を背負っているのだと言えない気概は充分に、踏み出した夜空は心地良くて眦が自然と緩まる。)そーだねココの作戦勝ちだ♪(得意気に笑い)ねえ〜〜それって可愛いとどう違うの?!褒めてるよね?!ね?!(欲しがりは自重せず言い募る唇はやや尖り気味。然して級友の情報を一つ増やせばコロと満足気に口角上げて「やっぱ理想のデートは美術館〜とかそんな感じ?」と部活に絡めた情報収集を。気分は宛ら修学旅行の夜だ。)へ?そお?言うてただっちもワクワクしてるっしょ?(無自覚のらしさに首捻るも、ニヒと悪戯な笑み湛えて覗き込む級友も大差無いように思えて生意気一つ。更に同意を得られればクワッと瞳見開き)そーなの!だからただっち今日はココと内緒話しよーね♪(勝手な約束押し付けて無事お買い上げた後、スマートに奪われた袋に「モテるやつじゃんありがと」と軽口叩いてから)虫よけスプレー出して〜(早速甘える姿勢に容赦無し。歩きながら自らに先ずはたっぷりと振りかけてから、)ただっちもやる?(と、差し出す頃には足元にも傾斜がついていよう。)
スペンサー心 08/11 (Tue) 23:48 No.33
だからか。(納得したように頷くも、笑いの波が後追いでやって来る。肩を震わせ、その波を落ち着かせるように踏み出した一歩目だった。)外見も名前もインパクトあるから、スペンサーの顔と名前は割と早く覚えたもんな。(記憶を手繰り寄せる最中。その糸を物理で切るような言が隣から発されたなら、)じゃあ、そういうことにしとくわ。(と、またもや女子の求めてやまぬ四文字は口にせぬまま。にい、と治安のあまりよろしくない笑みは代替品としては足元にも及ばない。)デートぉ?(部活から飛躍した単語に怪訝な顔をした。前髪と眼鏡に阻まれてはいるが、男の顔面治安は悪化の一途を辿りに辿る。)単に絵描くの好きだしなってくらいで選んだから、そんな高尚なとこ行く気が一ミリもしねぇ。(真っ直ぐな彼女に感化されたか、紡いだ本心にロマンチックさの欠片もありゃしない。)個人の感想です、ってヤツだけどな。……まあどっちかってとワクワク側だわ。内緒話してぇのは分かったけど、一方的なのは無しだぞ。(ミネラルウォーターとガムを掴んだ手は約束も一掬いする用意はあるが等価交換だと告げる。さして重くもない袋を揺らし、ご所望の品を取り出したなら手渡そう。)する。夜に山、どう考えてもこれは必須だわ。(厚意をありがたく受け取った手が、こちらは必要最低限の噴射を済ませる。)ガムいる?ミント味。(礼代わりに軽く尋ねた直後。あ、と短く声を上げる。)これスタンプ集めるとか書いてあった気ぃするけど、……集めんのか?
江坂匡 08/13 (Thu) 00:39 No.46
(都合良い解釈を許されたと思い込んだ七色の後毛をご機嫌に指先へ巻き付けつつ「この色にして良かった〜」と碧眼細めオレンジの毛先を摘んで離した。頓狂だと言わんばかりの声音が耳朶に触れるや、大真面目にデートと復唱する唇は一度引き結ばれた後ぽかんと開いて)そうなの?!美術部の人はみんな美術館好きなんだと思ったよ!(思い込みに否を告げられ感心。ふんふんと首振る中でつるんとした脳へ情報を一つ刻んだ。同じ穴の狢に「やっぱり〜」と上がる声音は悪戯を含み、ニヒと細まった瞳は次なる言葉を受けてうげと歪む事に。人の恋路の応援はタダでは出来ない様子。)ココそんな秘密ないけど〜……(ぶうと膨れた頬が僅かな抵抗示してみせるが、最終的には是を唱えて人工灯を後にする。特有の薬臭い匂いを揃って纏えば簡易的に山登りの準備は完了だ。対価のように差し出されたガムを「ありがと♪」と受け取りつつ)あっ そそ!持ってる!これこ(パッと笑って得意気にリラコのポケットから引っ張り出すや、想定以上のグシャリ具合に)え やば(自らの所業のくせキャハハ!と無遠慮に笑声響かせてガムを口に含んで包紙をポケットへ戻した。)これさ、スタンプ一個押したら、一個お題出して内緒話するってのどーお?(なんとか皺を伸ばそうと端を摘んでピンと張りながら提示するが、努力虚しくクッシャクシャぷりは改善見られず。そうこうしてる内、早速スタンプ一つ目が見えてきた。)
スペンサー心 08/13 (Thu) 17:53 No.50
(彼女ならばこんな風に解釈してくれると思っていた。仮初めの人となりを隣から聞こえる言葉が真へと昇華されてゆく。)いや美術部の奴が全員そうってわけじゃねぇと思うけど。あくまで俺は、って話。しかもデートって前提なら俺が行きてぇとこ押し通すのも違うだろ。(もしものシチュエーションを忘れていなかった唇が暗に相手の意見を尊重すると言わんばかりにこう紡ぐ。コンビニで商品を物色する頃には顔面の治安も落ち着いていただろう。)あーでもお前あんま隠し事とか出来なさそうだしなぁ。(からかうような声色が膨れた頬をつつく真似して弾む。さすがに真似事止まりだが。──スプレーから放たれた白霧が夜の空気に溶け消えて、代わりに陽気な声が周囲に響く。)は?うっわ、ぐちゃぐちゃじゃねぇかこれ。(視線の先にあった台紙、のようなものに堪らず吹き出し口元押さえるも後の祭り。殺しきれぬ笑いが肩を震わす中、落とされた提案に瞑目した。「出た、内緒話」と瞳を開くと同時に薄く笑んだ唇が息と共にこう吐き出して。)さっき言ったように一方的に搾取されんのは嫌だからな。それでもいいなら……お、あれか?(遠目に見えたものが目的地ならぬ目的ポイントと認めたなら、少しばかり平坦さを取り戻したものを見て「押せそうか?」「少しはマシになったな」などと笑いながら捺印まで彼女に託す心持ち。無事に一つ目を手にしたなら次のポイントまでの道中に、)内緒話ってもなぁ……なんかお題とかあんの?(ひとまずは前言撤回するつもりは無く、ガム噛みながらの問い掛けひとつ。)
江坂匡 08/14 (Fri) 20:25 No.59
じゃあただっちはデート行くなら二人で相談して♡的な?なにそれイケメンじゃん(デートのデの字も知らぬ女は自分より数段大人に見えた級友の横顔をぽかんと見上げて、はあ〜と感心しきりに首を縦に振った。「隠し事するときは逃げる」肩竦めて笑いながら明け透けに白状し、燥いだステップで歩む夜の街道も快適そのもの。)ペラくはないからポケット入れて平気かな〜って思ったんだけどさ、平気じゃなかったね!(クシャらせた台紙を引っ張りながら風に当て少しでも皺を伸ばそうと。上手いこと言ったと図に乗った唇は、然して続いた級友の尤もな弁にうげと尖った。)ココから提供できるものがあるかどうか けど逃げ恥でも搾取反対っていってたしな え〜〜!(難しい言葉はドラマの知識から。惑う思考も発見したスタンプに一時停止、「案外クシャり気にならなくない?」とは誇らし気に紙に写った星形スタンプのお陰だ。)お題はあるんだなコレが…(自らも提供するハードルが平素より唇の動きを重たくさせるが、脳裡に描く日本で待つ級友の顔も裏切れない。故に、意を決した声はいつになく真剣に)ただっち、彼女いる?(薄闇の中碧眼がギラリと輝き、「ココは彼女いないよ!」とは逃げの一手。サンダルの足元でも余裕な街道では息切れる事も無く快調で二つ目を目指す。)
スペンサー心 08/15 (Sat) 10:30 No.68
普通じゃねぇ?スペンサーはデートで相手の趣味でしかねぇとこ行くっての、別に平気なタイプ?(彼女の押しの強さは少し前の己が体験済みなものだから、こちらはそうではないのだろうかとの疑問のままに問い掛けを落とした。「逃げんなよ」とツッコミ気質の発揮も忘れずに。)まあ破れてねぇだけマシか。後は押す時に気を付けりゃなんとかなんだろ。(原形は留めていたからフォローに属するか少々怪しいながらも責めるような響きは微塵もない言葉を送る。求めるだけのポジションに立たせるつもりは毛頭ない男は、嫌そうな言動にも前言撤回は見せぬ模様。ドラマから得たらしき知識の活用に思わず笑みの灯った口元が「押すの上手いじゃん」と賛辞を紡いだまではまだ良かった。)はあぁ?(何かもっと重たいことでも尋ねられるのかと身構えていた心の準備ががらがらと崩壊してゆくのを感じながら、長く息を吐き出した。)……だろうな。(まんまと逃げられた自覚はあるが、聞いてしまった以上は答えねばならない。そんな心持ちだった。)そもそも彼女いたらお前と二人きりでナイトウォークラリーに来たりしねぇよ。(いる、いないと明確な返答ではなかったが、駆け始めたその背にもきっと届いたであろう。追うようにやや歩調を早め、やがて見えてきたのが。)二つ目か。じゃ、(質問側に立とうとしたが、何も浮かんで来なかった。自然思考は先程されたものからの連想ゲーム。)……好きなタイプ、とか?あー、俺多分好きになった奴がタイプだけど。(これもある意味逃げの回答だったかもしれない。)
江坂匡 08/16 (Sun) 18:57 No.78
行ったことないタイプ(だから想像してみる)……なんだけどなんかさ、楽しそうにしてる相手見てたら自分も楽しい〜ってなりそ う?(膨らませるにはあまりにも経験不足だから同性の友人に状況置き換えて紡ぐ弁は、然れども同性フィルターかと思い至れば珍しく歯切れ悪く。最後は「わかんない!」と潔く思考放棄した。級友の優しいフォローに直様調子乗る単純さは今にも鼻歌流さんばかりに軽やかなステップ踏み、押した印へさえ賛辞受ければいよいよ「でしょ〜?」と有頂天極めるが、滑り落ちるのだって早い。喫驚というより寧ろ肩透かし感じる級友の長い吐息を固唾飲んで見守った先、齎された回答にぱちり、ぱちり碧眼瞬いて)イッケメ なにその回答 ずるっ!!やっぱ彼女いたら他の女子とは遊ばなくなるもん?(理不尽な称賛に間髪入れずに首を捻るは純然たる疑問故に。早速さと逃げて見つけた二つ目をポンと押せば今度は三日月のスタンプがにこりと笑う。)えっむず あまってそれはズルい!!(目の前で落とされた最強の防御にぶうと膨れる頬。地団駄踏む代わりに三つ目へ向かって力強く地を踏みつつ)ココは〜……一緒にいていろんな気持ちになるといい かな?(自身でも見えない感覚を見極めようと凝らす碧眼は、淡くライトアップされた街道しか見えないけれど。緩く首傾いで進む道中、ハイペースに三つ目見つければ今度は花が咲いた。)そんじゃあ、……ただっちは今、好きな子いる?
スペンサー心 08/16 (Sun) 22:37 No.83
マジか。(行ったことあるタイプだと思っていたから驚きを滲ませながらも、)はー、なるほど。どっちが正解とかねぇと思うけど、そういう考えもありだな。(価値観の違いというやつだ。それに対しても共感というよりは理解だが、ともかく納得したかのように頷いた。捨て台詞にしては可愛らしい思考放棄と取られそうな一言へも淡い笑みを向けたのみ。思っていた通りの印象、書き換わってゆく印象。どちらもが隣り合う胸中だった。)彼女はいない、で逃げた奴にずるいとは言われたくねぇ。(からかうような声色は少し冷静さを取り戻したような響きで、組んだ腕が組み替えられる。)俺は、だけど。二人きりはなるべく避けると思うわ。誤解されんのやだし、相手をモヤらせんのもやだし。(何もかもが現時点ではイフの話であるものの、「以上」と最後に宣言すればこの質問への言及はもうおしまい、の意思表示。代わりに二つ目が見えてきたなら、平等を体現するように男の口から問いが落とされた。)へぇ……結構自分でも曖昧な感じ?(ふんわりとした語り口にある種新鮮さを抱きつつ、増えていくスタンプに一瞬落としていた視線はすぐ進行方向へと向いた。三つ目の輪郭が見えてきたなら、)……こう見えて俺、嫌いな奴とかあんまいねぇタイプだけど?(意図的にずれた答えを紡ぎ、眼鏡を軽く持ち上げた。三つ目が押されれば「これ全部で何個だ?」と、今更に問うた唇が息を継ぐ。)でもまあ、特別もいねぇわ。……さっきから質問のジャンル偏りすぎてねぇ?(笑い混じりの声が色濃くなった夜に消えた。)
江坂匡 08/17 (Mon) 15:22 No.87
(何を想像しても結局実体験に勝るもの無し。但し級友の弁の通り正解は無いのであれば碧眼細めて「実体験したら言うわ〜」と軽やかな冗句で締め括った。して頭上から降ってくる正論に反じる事等出来ぬので、ぶうと唇尖らせるが、続いた誠実さにふしゅうと空気が抜ける。)はあ〜〜〜ただっち、なんか、なんていうの?マジメ…違うな…(ぶつぶつ)せいじつ そう誠実!いいと思う〜〜♪(ヒュウ〜♪と燥ぐ声音はムードたっぷりな街道でも遠慮無し。此の儘勢いで押し切る心算が脆くも崩れて自らの内側を見つめる事になるも、)そう かも。普段は顔がいい人がいいとか言うんだけどさ、よく考えてみるとわっかんないや!(思考を放棄して肩竦め、深く考えずに次へ向かう。妙に緊張する心臓を落ち着かせるため、深く息を吸ってゆっくり吐いて、)………ただっちさぁ(じっとり睥睨、からの、)さっきから回答がズルかっこいいのなんで?!(キャハハ!と甲高い笑声弾けて足りない語彙力で称賛。「あと押すとこは2つある」と半分以上埋まった台紙掲げ)ほぉお〜〜んおっけいいよいいよ♡(グラドル撮影するカメラマン宜しく猫撫で声で級友の回答に人差し指と親指で作ったOKサイン見せるが、然して鋭い指摘にうぐと硬直。)ひっ人助けだと思って! あっじゃあ〜好きな食べ物は?(スタンプ押す前にまろび出た質問も、数歩先に鎮座する台座指差せばセーフだと思いたい。)
スペンサー心 08/17 (Mon) 21:48 No.89
(未来に投げられたかろい口約束未満のそれへは「待ってるわ」と安請け合いするくらいが多分相応しい。先ほどから枕詞のように俺は、を連呼していた唇が慣れぬ評価に一瞬呆けたような形をつくる。)……初めて言われたかもしんねぇ。(所在なげに明後日の方向く視線は分かりやすい照れの証、ほんの僅か色付く頬は夜の帳に隠して欲しいお年頃。)っても全部今は仮定の話だわ。当事者じゃねぇからそういうこと言えてるだけかもな。(落ちた恋の深さによっては今得た称号を投げ捨てるくらいの態度になる可能性も決してゼロでは無かろうが、彼女の中で誠実な男としてインプットされた印象のままでいようとばかりに口は今だけ日曜日。話題が移り変わるのを待つ。)あー、顔とか言うのが俺のイメージしてたスペンサーだわ。過去形な。(陽と陰ではなく、陽と純。そんな不思議なバランス持つ姿にまた書き変わる印象。「ズルかっこいいは褒め言葉か?」とツッコミめいた問い掛けを落とし、スタンプの数だけの暴露会も折り返し地点を悟ればまた前進。)っは、内緒とか無くねぇ?それ。や、答えやすいから全然いーけど。(毛色異なる問いに気を遣わせたか、と過るも「俺も押していい?」と台紙に手を伸ばす。)コーヒー。……は食い物カテゴリか?微妙だなナポリタン。あと、甘いものもコーヒーと一緒なら割といける。(今までより悩む時間は少なく、スタンプ押す軽快さと重なる。残り一つの空欄見遣り、)最後の質問もう今していい?……この時間、スペンサーは楽しかった?(ラス一を華麗にかっさらう。)
江坂匡 08/18 (Tue) 17:28 No.94
(逸れていくレンズ越しの双眸追い掛け覗き込んだ先、誠実を肯定する級友の弁にパチリと碧眼瞬いた。ふと息を抜くように破顔し)めっちゃ嫉妬深くなるかもしんないし、ぜんっぜん頓着しないかもってこと? ちょっと見てみたい気持ちになるんだけど(ニヤリと悪戯に口角を歪め少しばかり根を掘ってみようと土足で踏み込むが、さて。ところが己の印象聞かされれば、えー!と上がる声は不満気。)ねえ〜〜ココそんっな顔だけ女っぽかった?!そりゃ顔がいいは最高だけどさ〜(ぶうと唇尖らせても"そんな事無い"は出てこない。寧ろ自ら言い募って認める程度にはイケメン好きだ。「オフコース褒め言葉♡」真実称賛の意だが、如何したって巫山戯た口吻は正しく伝わるか。)好きな食べ物を知れたらさ、ただっち狙いの女子は胃袋掴みにくるじゃん?だから内緒話にしといてっ(日本からの要請にあった江坂くんの好きな物リサーチ。自らの腹部撫でながらの一言に続けて「押して押して」とクシャった台紙差し出す。)ナポリタンはストレートにかわいい(アハッと笑い)ココ、ブラック飲めないんだけど ブラックもおいしいと思う?(お子ちゃま舌がぺろりと大人な彼へ質問投げた。最後の空欄埋める印は未だ見えねども、「うん」と首肯して、)お(パチリと瞬き一つ)わっ なんか、ねえ〜〜ズルかっこいいよ?!(喧しい笑声混じりにペシペシ指先で叩く仕草しつつ)ただっちはどう?楽しかった?(質問に質問で応う狡さ返し。)
スペンサー心 08/18 (Tue) 22:05 No.97
そういうこと。……はぁ?見せたくねぇわ、俺がスペンサーに恋したなら別だけど、……ってコレは誤解招くやつか?(するすると思うがままを紡ぐ唇に一時停止を掛けたとて放たれた言葉は戻らない。「もしもの話」とイフであることを重ねよう。)最高って最も高いって書くけど?はいはい、過去形だから。(子供を宥めるみたいな声色には分かりやすく笑みが点る。「そりゃどーも」と受け取る側の口振りだって似たような重量。)結局そういうのに繋がるのかよお前の思考は。まあ今までのよかハードル低いからいいけど。(高めのものばかりを繰り出された頭はすんなりと答えを唇に乗せさせる。何かの術中にはまっているかのようにスムーズさ。)可愛いか?あー、そうだな……味だけじゃなく、飲んでる時間も合わせての美味さとか楽しさだと思うから……それこそ好きな奴と一緒に飲んだら美味く感じるかもな?(果たして求めるような位置に落ちる返答であったか。「で、お前の好物は?」と傍らへ問うて笑む。残る空白を埋める存在へ向かう二人を夜風が撫でた。フライングの問い掛けに返ってきたのは、)お前もズルいだろ、それ。(同じ疑問符がそのまんま返ってきたのに対して、今日幾度となく言われた表現をこちらもお返しとばかりに紡ぐ。眼を凝らせば、最後のスタンプの輪郭が進行方向先に見えた。)つまんなかったら一抜けしてホテルの部屋でダラダラしてる。……楽しかったわ、スペンサーとこんな沢山会話する機会もなかったしな。(そっと伸びた手は最後のスタンプを押すこと託した意思表示だ。)
江坂匡 08/19 (Wed) 20:17 No.105
っえなに ちょっ ねえ〜〜ビックリした!!(あまりに卒然としたIFは現実味が無いから、パッと染まった頬も直様元通りに。「そんくらい知ってるわっ」と語気の割に軽やかな口吻が湿っぽい夏の夜に混ざる。)食べ物の好みって大事じゃん!(きょとんと碧眼弾いて、食い意地の強さを其れとは認識せずに宣えば級友の好物が自然と脳内に浮かんだ。)なんか、もっと大人な物好きって言うかと思った(アハッと笑い)……ゆっくりわたし時間、的な? ココはね食べるのが好き♡今はアイス食べたいから帰りもコンビニ寄ろ♪(珈琲の嗜好はやっぱりまだ理解出来ない為に首捻った回答は歪に的を外れるか。ほろ苦い芳醇より分かりやすい甘味求めた舌が「コーヒー味にしよっかな〜」なんて調子に乗る。最後まで軽い足取りは恐らく彼が否を唱えたとてコンビニまで引き摺る心算で、譲られるや遠慮せずに摘み上げながら)っあのね、(最後の一押し、島の輪郭が台紙で笑う)ココもめ〜〜っちゃ楽しかったよ!だからまたお喋りしよーね、ココにもコーヒーの魅力教えて!(当初の目的は何処へやら。見上げたレンズの奥にニヒと悪戯な笑み押し付けて、徐に自らの手の甲にもぽん。)今日の思い出♪ただっちも押しとく?(シャワーで流れてしまう青インクに託す本日の思い出が許されるならばもう一つの手の甲にも咲かせて、それからアイス求めて下っていこう。「もっこガムちょーだい」と無遠慮に掌差し出して、まだまだお喋りを続ける唇は暫く開いた儘で。)
スペンサー心〆 08/20 (Thu) 22:10 No.118
(桃色よりも余程、元気をくれるビタミンカラーが似合う彼女だ。もしもはもしも、夏夜独特の温度がイフを溶かし去ってくようだった。)まあ人間関係に於ては意外と重要かもな。……背伸びする必要ねぇし。(拗ねる三歩手前ほどの声も、実際に三歩進んだ頃にはほどける鳥頭仕様。その間にすり変わった話題にはは、と笑声落とし、)好きそう。朝も楽しんで食ってる感あるもん、お前。いーよ、こうなりゃとことん付き合うわ。(異なる価値観の持ち主同士が分かり合うのは難いが喧嘩する必要も無い。どうせ夜の屋外、彼女一人で出歩かせる選択肢など端からなかった男は再びの安請け合いめいた声色で二つ返事。「んじゃ俺はお前が好きな味にする」と雑に"好き"を交換する予告。)お、(前振りに向けた視線の先、最後の絵柄がお目見えしたら、)なら良かったわ。俺一人だけ楽しんでたら微妙だもんな。……まずは甘いのから始めようぜ、美味い喫茶店くらいなら案内する。(あわよくばこちらへ引きずり込まんとする逞しさは、けれど。)今日はとことん付き合うって決めたからな。ほら、綺麗に押せよ。(命令形紡ぐ口元だって楽しげな笑みを隠せてはいなかった。──揃いの感情咲き誇る夜、見える景色は昼間とも違う姿で心は弾むしどこか満ち足りた心地も覚えた。喋りも景色も満喫すれば、帰路を進む足取りも重くはない。傍ら歩く彼女からの頼みに探るポケット、またころりと転がり落ちるミント味を伴に。やがてそれが互いの好きな味した冷たさに変わっても、会話の花は咲き続けるのだ。)
江坂匡〆 08/22 (Sat) 04:14 No.124
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