(真夏のバカンス、華を添える存在は欠かせない)

(抜ける蒼穹から降り注ぐ太陽を反射する目映い真白な砂浜に野郎だけでっていうのも……。そんなサークル仲間の一言から始まったナンパ大会で敗北の二文字は避けたいとサングラス越しにビーチを見渡していたら、砂浜にも負けないホワイトが眩しいタンキニの後姿にテンションが上がった。アップヘアで惜しげ無く晒された頸には細い紐が、若さを感じさせるウエスト部にはカシュクールのようにクロスされて結ばれた生地の余りがそれぞれ揺れて、引っ張りたい欲に駆られる。男のサガだ。透け透けなワイドパンツも水着の一部だろうか、オフホワイトにレモン柄の奥には薄らとビキニショーツが見えたなら、ポケットからモンスター出すばりに心で唱える「君に決めた!」)ハァーイ!こんなキレイなビーチで一人?寂しくない?俺らと遊ぼーよ。おネエさん名前は?(背後から近寄って声を掛けるついで、馴れ馴れしく肩に腕を回して顔を覗き込む。此処が日本だったら絶対出来ない所業も海外だとオープンマインド。逆立ちしても困惑にしか見えない表情を笑顔に変える術は幾つか用意がある。)あっちのパラソルの下で冷たいものでもどう?俺奢っちゃうよ〜!
----- 07/13 (Mon) 09:31 No.3
(あれやこれやで一週間。初めてのビーチであれば水に突っ込みたくもなるが反して纏う色味は落ち着き、派手も面白味も物足りないサーフパンツは黒一色。しかし直射日光をきらって羽織ったラッシュガードは現地購入となると白地に淡い水色のリーフ柄で、中々渋った数日前を思い出す。片足をビーサンから砂浜に遊ばせてかれこれ数分か、飽きの訪れに辺りを見回してみれば無視なんぞ出来ない光景に直面。浮かべた表情を認めたなら一気に駆け出す。最中メンタル強男の対処法を何とか巡らせてみるも、今回ばかりは頭より先に手が出たがって男と反対の立ち位置にて彼女の腕を柔く掴み取る。「だれ?」そう聞きたくもなるだろう問いに対して)お 俺が奢るんで結構です!(反応待たずに背を向け走り出す様は真夏の逃避行なんて洒落たもんじゃない。まるで横取りしたみたいになったけど。ナンパ野郎の声はとっくに消えて迫る足音も始めからないが、ヒーロー気取った代償として余裕を失った青年はいまだ彼女の手首を握ったまま止まろうとせず。)
森地康太 07/14 (Tue) 03:05 No.14
(肌身離さず持ち歩く端末も、今日は文字通り海遊びする気満々だったから別荘でお留守番。防水仕様のApple Watchだけが唯一の連絡手段で、ゴールドのトングサンダルを引っ掛けてぽすぽすと砂浜歩いていたら背後から思いっきり迷惑被った。まず見ず知らずの人と剥き出しの肌が触れてるのが無理。無理オブ無理過ぎて平素の喧しさも何処へやら、ラメと真っ赤なリップで彩った顔は硬直した儘だったが)ぅへぇ?!(今度はくいと別方向に引っ張られて碧眼瞬いた。見慣れた横顔に沸騰する安堵で「ってことでバイバァ〜イ☆」と煽るだけ煽って駆け出す脚に迷いは無い。臍の上、肋骨の後ろで結んだカシュクールの裾が夏風を受けてはためく。青春一色のような逃亡劇も最初こそキャハハ!と甲高い笑声響かせていたが、1分も満たない内)ねえっねえねえこーちゃんっ、ちょっちょいストッ(プ!までは保たなかった。砂に縺れて思いっきり前へ倒れる。彼が避けなければ其の儘砂浜へ共倒れだが果たして。何れにせよ転んでへたり込んだ砂浜の上で我慢出来ず)ッハハハハ!!あ〜〜〜おもしろっ 砂あっつ!!ねえ〜〜〜(ぺしぺしと手に届く範囲を叩きながら)こーちゃんありがとねヒーローじゃ〜〜〜ん♪
スペンサー心 07/14 (Tue) 21:20 No.26
(白砂を蹴る度に南風が通り過ぎていく。眩いビーチでのナンパなんぞ言ってしまえば夏の風物詩だろう。そこに干渉した理由はたったひとつ、彼女であったから。離れる直前に放たれた元気の良すぎる煽り言葉には目をつむって、太陽のもと軽やかに弾く笑いを背に受けて暫し。すっかり慣れた呼称に振り返ろうものなら青春を憎んだ砂に足を奪われた。奇しくも彼女もよろけたタイミング。森地康太は器用ではない。抱き止めるは至難の業、せめてもと手を離す器量もなければ仲良く共倒れ。顔の砂を払いつつ胡坐をかく。)ちょっと。笑い過ぎ、心さん。(常と変わらないトーンで指摘こそしてみるがコンマのあとにすぐ噴き出す。彼女を襲った数分前にあほみたいに走ったさっき、全てが夏空に溶け込めば良い。ひとしきり笑い目尻を拭えばお礼の言葉を受けても苦笑いが浮かぶ。)いいよ、全然。てかヒーローならもっとスマートにやるんじゃない、こんな逃げるみたいに走らないで。今さらなんだけど大丈夫?なんもされてない?(あっちこっち見るものではないから彼女のひとみだけを捉えて。)
森地康太 07/14 (Tue) 23:06 No.30
(サラサラで少し粒立った感触の砂浜に二人して倒れ込めば、5歳児よりも浅い笑いのツボが壊れんばかりに転げた。ポニーテールにした七色を揺らし手の届く範囲の砂を払いながら、冷静な級友のかんばせも解れていくのを見て一層碧眼は細まる。)アハッこいつは俺のツレだぜ〜って?ごめんだけどちょっとこーちゃんのキャラじゃないよねっ?(遠慮無い口吻もズッコケ逃避行の後では面白くて語尾が弾む。)そっれがさぁ〜〜〜聞いてよ〜〜〜!!(然して心配を向けられると途端に被害者面する現金さは、大袈裟に眉下げ不躾な手が彼の肩をぺしぺし叩こうと揺れる。)肩!組まれたの!腕ぺたぁって……まじゾワッとした!!うわっ思い出したら鳥肌立つぅ……(白と黄色の花咲くピアスが喧しい赤リップと一緒にゆぅらゆら。ソワソワと自らを抱くように日焼け止め塗った二の腕を摩りながらのか弱いフリはここらが限界値で、あとはもう半笑いになりつつ)これはもう…パイナップルジュースでも飲まないと立ち直れないぃ……っぷふっ(悪戯な碧眼が数メートル先にあるビーチバーの目玉商品を目敏く捉えていた。)
スペンサー心 07/15 (Wed) 12:54 No.36
スペンサーは俺のツレだよ……うん、やっぱりなんか違うな。暑いのに寒くなってきた。言わせるなよ。(彼女が零したきざったらしい台詞に音のない笑いが息となって抜けた。自他共にキャラじゃないと認められるが反して喉を滑り落ちた音になにも求めるものではない。般若心経のほうがずっと抑揚あった。あっさり正解と認めるのも面白くなかっただけに発した結果は何もかもが渋くなった上に悪気もなく笑って振り回すような幼さをほっぽった。微かな振動に揺られつつ明るく伝えられた内容に「そりゃ災難」と返したなら片腕を縮めて存分に余った袖を彼女に差し出す。)はい、拭いて。こっちで買ったしまだきれいなはず。(横着して羽織った状態であっても脱ぐつもりもない。タオルの代替品とも到底言えないそれに彼女がどのような反応を示したか。二重の意味で輝きを放ち始めた先の目的に肩を震わす。)あ、偶然。心さんあんなところにパイナップルジュースがある。やったじゃん。俺が奢るって言ったし買って来るよ、ちょっと待ってて。(そうしてようやく立ち上がり足先を向けたも彼女を見下ろして。)行く?
森地康太 07/15 (Wed) 21:34 No.39
(気障な台詞に我慢限界値は早々に天元突破、むずむずと歪む唇は実に感情に忠実で)そこで苗字なのっ?!うそでしょ〜〜?!(折角払った砂が再び纏わり付くのもお構い無しに砂浜へ倒れる。笑い過ぎて眦に溜まった涙拭い痛む頬を指先で揉みながら起き上がって、「っはーおもしろ」と満足気に頭上の尾を撫で梳いた。然して空色の袖が差し出されれば、細まっていた瞳がきょとんと丸くなる。言葉が加わると驚愕と喜色で双眸見開いてキラキラと溢れんばかりに)な っっにそれイッケメ〜〜〜ン!!ねえこーちゃん優しすぎて心配になるありがとう!!(破顔して遠慮無く袖掴む癖、自らの肌に載せるのはちょんちょんと珍しく控えめに。結局二箇所思いっきり触れた所にだけ布を当てたなら「ありがとね」と瞼のラメを陽光に反射させながら袖はお返ししよう。腰を上げた彼を追い掛けるように自らも立ち上がり、水着とセットだったオーガンジーのワイドパンツを叩きながら待って待ってと砂浜を踏む。)行く行く! 奢るって、あれココのこと助けてくれるためのタテマエってのでしょ?また仲良くはんぶんこ(しよーよ!と続く筈の提案は空の両手を開いた瞬間に停止した。そういえば相棒タピオカメラと一緒に財布も別荘の自室の中だったと思い出し、そろそろと両手掲げて言外に現在一文無しであると伝えようか。)
スペンサー心 07/16 (Thu) 09:18 No.45
(一握りの勇気は要したので彼女のご意見に心当たりがあろうが耳を傾けられずに聞こえないフリ。汚れを構わず倒れ込む様子を眺め、おのずと口元に三日月が浮かぶ。なにはともあれ終わりが良ければそれでよいと彼女の表情で納得した。ころころ変わるさまを見れば飽きず、しかし彼女にとっては不要であろう心遣いを受けて瞬きもくすぐったそうに細められる。)心配ってなに。どんな心配してくれんの。詐欺に引っ掛かるとか?(興味ばかりが滲む視線を投げ、答えを待つ口角はいやに上がった。直後の勢いをなくした遠慮がちな手付きに果たして見えない汚れは取れたのか気になったもの、瞼のひかりを指先でそこと差す。)目の上、光ってる。泳いだら落ちない?(無粋を自覚した上の質問だった。彼女の立ち上がりを待った後に二人並びながらパイナップルジュースへの短い道、隣で揺れ動く虹色は太陽よりも手の届く距離にある分、目線も時おり流れてしまうが彼女の声は逃さない。はんぶんこに続く言葉が不自然に途切れても言わんとする事は十分に伝わった。とても易しいジェスチャーだ。)さっきは建前だったけど、今は本音で心さんにジュース奢りたいから奢らせてよ。立ち直って欲しいし。いいよとか良いから頷いて。(裏も表も感じさせない真っすぐさは眩しいほど。強要するようなそれは幼い子をあやすトーン。)あ、でも俺もスマホは置いて来ちゃったから写真は撮れないけど。映えたジュースだったら悔しいな。(なんてそんな悔しくなさそうなのは彼女の代弁だから。)
森地康太 07/16 (Thu) 21:13 No.54
うん。困ってる人助けたと思ったら財布すられちゃうとかさ…(心配を冠したド失礼発する唇に遠慮無し。親切心に全力で乗っかったくせ「気をつけなよ!」とは随分な口吻か。指し示された瞼を見せつけるように白眼剥くギリギリまで双眸伏せ、顔を左右に振れば大粒ラメやホロがキラキラと反射する。)かわいいっしょ? 全力で泳いだら落ちちゃうかもだけど、水遊びくらいならへーき!(バチッと目を開いて、今はレモンイエローに染まった人差し指と親指が輪を作る。ビーチカフェ目指す傍ら、異国の地で無一文状態の貧弱さに打ち拉がれた金髪に降り注ぐ優しさは、キラッキラの太陽よりも温かい。)っっねえ〜〜〜〜っこーちゃん優しさでできてるっ?胸キュン〜〜!! ココはもー元気なんだけどさっ今日はゴチになりまぁす!!(ぴょんぴょん跳ねる甲高い声と心臓押さえる仕草はおふざけにも見えようが、顔に浮かぶ満面の笑みは心底感謝に染まる。続いた言葉はまるで自分の心が透けてしまったかのようで思わずぶふっ!と噴き出した。)そしたらまた飲みにこよっ♡(なんせまだ夏は始まったばかりだから。悪戯な約束押し付けた所でお目見えするカウンター、意地悪い笑みで一歩後退。タンクトップが眩しいガタイの良い店員のサングラスは彼を捉えて、Hi. What would you like?)
スペンサー心 07/17 (Fri) 09:23 No.58
心さんは財布ふっつーに落っことしそうだよね(知りたがったくせしてカウンターを無遠慮に狙った。どんな反応が来ようとも「まあまあ心配ありがとう」と丸めこめる自信もまあそれなりに。みてみてと言う動作がまた子供みたいで素直に瞼が伏せられた隙から笑いが忍ぶ。かわいいらしいキラキラは、近付かなくても十分に届いたが可愛いはまだ理解及ばず。)うん、かわいい。てか心さんが光ってるって言うかカ カラフル…?華やか、そう華やか。爪もこの前と違うじゃん。へえ、器用なんだな。そういうの好き?(第一声は彼女の四文字まるごと真似たことを隠さない一定の音。作られた丸の爪先にようやく気付けばどこかドヤって話題に上げたが感心に落ち着き、前方への意識は散漫となる。そうして改めて知るような質問を投げた。)そーだよ俺がバファリンだよ。でも同じとこってのもつまんないから違うとこなら飲みに行く。(すっかり見慣れたテンアゲに優しくない他人任せの意思を寄り添わせた。巧みか天然か、彼女の言葉にすっかり優位の椅子に腰下ろしていたばかりにネイティブを浴びて言葉を失った3秒間。)……… あ。えーと、パイナップル、そう、それじゃない、イエス。うん。サンキュ。(10割店員の察しに救われた。無事にあまり映えしないタイプのジュースを両手に受け取って一歩のご帰還。)………買えたし。
森地康太 07/17 (Fri) 23:35 No.62
(「お、落とさない よっ!」言いつつ彷徨う視線、前科こそ無いものの未遂は多々あるこれまでを隠すにはあまりにも脆弱。)思ってないカワイイいただきました〜っありがと〜っ♡ そー塗り替えたの〜かわいいっしょ? 好き好き大好き!楽しい!(男女で差がある可愛いをまたも押し付けながら、手の甲を向けてレモンイエローを見せた。此の興味感心が勉学に向けばと嘆く母の思い虚しく、力入れて語るは今の所己を飾る事一点集中。好きな事を話す時は如何したって得意気な笑みが頬に浮かぶ。)ココはバファリンよりイブ派だけど乗り換えよっかな〜。えっ じゃあココナッツジュース今度行ってみよーよ!(キャハハ!と笑って冗句を放った舌根は直様別の興味を舐める。果実にストローぶっ刺して飲むあのスタイルへの興味で碧眼が輝いた。さて直情型の瞳が今捉えたる風景は、惑う背中と慣れた様子のマッチョのセット。携帯持ってたら絶対動画撮影していたのに、不所持の今は一対のレンズがカメラ代わりで意地悪くもぷるぷると震える肩に自重は無い。結果紙コップに入ったジュース携え生還した級友へ無遠慮に甲高い笑声ぶつけ)ナイスファイト!!ぶっふふふふ、ありがと〜!(遠慮無く両手伸ばして一杯強請りながらざっと店内の看板見渡せば「あっちの映えるやつはお酒だね」とボンッキュッボンなお姉さんを指差した。)
スペンサー心 07/18 (Sat) 22:34 No.71
落とすじゃん。心さんの未来が見えた。俺が持っててあげようか?(しどろもどろに追撃を重ね、善意ぶった提案はからかうみたく口の端を吊り上げて。次いでまたも気持ち薄めの「かわいい」を転がして溢れんばかりの気持ちが予想以上だと吃驚で言葉が止まった。)…はは、すごい伝わった。びっくりしたくらい。そんな好きなことがあるっていいな、そいつらも幸せそう。人にやったりもする?(そいつらなんて顎で示した彼女の指先。まるで感情あるみたいな言い方もあまりに楽しそうに笑ってくれたから。今日は偶然、後日の必然をいいよとあっさり約束交わすのは実現100%の信頼以上に森地もそりゃ飲みたさしかない。)どういたしまして。心さんが譲ってくれたおかげで俺の英語力メンタル柔軟性その他もろもろ、10は上がったね。はい、俺から取ってみて。(ちくちく小姑とも顔負けのやわい刺を何十本と存分に沈ませてやろう。言葉だけには収まらず、彼女の手がコップを掴む直前に上に下や右と左に取らせない意地悪さは何度の成功を見たか。これぞ夏の灼熱した勝負の末、すっかり渇いた喉に潤いを与えながら彼女の言った先を見つめ。)すごいな。うん?お酒か、お酒な。……お酒がなんだっけ。(グラマラスが視界を奪った矢先の一言だって多分のなにかと言うよりも巨大クジラを見る感覚。改めて聞き返せば場を取り戻すも主語は頭から綺麗さっぱり吸い上げられた。)
森地康太 07/19 (Sun) 16:01 No.77
財布は人に預けちゃダメだってお母さんが言ってた!!(なんせ脳の出来からして違うのだから口撃で勝てる訳無い。ギャン!と幼子の如く言い放って必殺ママカードを切ってみるが効果の程は果たして?)リップ直してあげたりはした かな?こーちゃんメイク興味ある?(キラッキラの好奇心を臆せず隠さず向ける碧眼は割とガチめな強さを孕む。ココナッツデーは今日が終わったら予定組むとして、チクチクと肌を刺す言葉達に戯けた風に肩を竦めた。ついでにドヤッと唇の端を持ち上げて)語学は実践あるのみ☆ってことで いただきま〜 ちょっ あの こーちゃ ねえええ〜〜〜!!!(父の受売りを然も自分の言葉として宣う図太さはバチコンとウインク飛ばしたが、その後目的の冷たい甘味は上下左右に逃げ惑うばかり。殆ど身長が変わらない者同士、だからこそ寸での所での空振りは悔しい。笑いながらの抗議の甲斐あってか漸く手にした結露するカップに刺さったストローに唇寄せて、意外とすっきりな甘さを堪能。ご機嫌に瞳が細まる。)……ぶっくくくく………!こーちゃんもオトコだね?!(呆けた様子の級友にド失礼な想像を押し付けて笑い転げてから)ほらあの看板にあった映え〜なやつ、あれはお酒だったんだ〜って話。(ぶっふふふと未だ笑いながら、パインにストローとハイビスカス刺さった写真を今度は指差し、再度セクシーダイナマイトなお姉さんへと視線を流す。)
スペンサー心 07/19 (Sun) 21:57 No.82
(最大の防御を前にして大きく噴き出した。そのまま止まることなく笑いの渦に身を任せ、勝者・スペンサー心。)う、うん。そうだよな、それはそう。お母さん悲しませないようにな。 は?(片腕で腹を押さえたまま、未だ浮かべた余裕の色は次なる質問に時間もろとも止まったよう。まぶい顔は冗談を言っているとも思えなかった。)ない、てか…、いや、ないかな。え、あるって言ったら?(その裏に隠された心理を探れず困惑の表情を露にもう一方の未来に好奇を向けた。そんな具合に忙しなく立場の入れ替えが行われる二人、彼女の指先で遊ぶ時間は意地悪く孤を描きながらうんと愉しんでからコップを手渡す。真正直な三文字を零したならまたストローをかじっていたが、誤魔化し切れなかったと彼女の震える声が訴えるものだから横目でこちらも訴えようか。でも声に出た。)うるさい。うるさいよ。ジュースは黙って飲む。(どう足掻いたって無理と悟る一方で口尖らせた子供のように注意ぶった言葉を投げてみたけれど。すぐ隣であれば見なくても彼女がどんな顔をしているか分かる。敢えてスルーの姿勢で改めて見るべき場所へと視線を向けたところで彼女の目線にも気付く。)心さんだって見てんじゃん。(耳打ちの声量はだよなって笑いながら。)
森地康太 07/20 (Mon) 20:36 No.89
(勝利もぎ取った筈なのに如何にも勝った気がしないのは何故か。握った拳で試しにガッツポーズしてみたが今ひとつ実感無い儘。然してぴたりと愉快な笑声止まればあらなんだか今度こそ勝った心地でにんまりと碧眼が半月象り)メイクするっきゃないっしょ♪(ワキワキと踊る指先で「任して♡」ととびきりの笑顔キメた。宛らシーソーのように目紛しく入れ替わる攻守は清涼な甘味が一時休戦を齎し肩並べたものの、直様目移りしてしまうのは楽しいからに他ならない。)給食当番かよっ!(キャハハ!と不躾な甲高い声が御もっともな注意を笑った。それにしたってお見事なボディライン、彼を揶揄っておきながらストロー咥えた儘ついつい目で追ってしまう。)いやぁ……見ちゃうよねアレはっ!男の子の気持ちちょっと分かった気がする!なんか……迫力ッ!(声量は控えめなれども鼻息荒く語るは憧憬ではなかった。早々に氷だけになったカップをダストボックスへシュートしたなら)ねえねえこーちゃんまだ暇?海で遊ぼーよ!(漸くビーチに訪った目的果たさんと笑って波打ち際へ誘って、答えも聞かずにズンズンと砂浜を進む。連れ立つ隣が無ければ早くー!と無遠慮に催促しながら。)
スペンサー心 07/20 (Mon) 23:42 No.93
任せない。…任せないよ?でも心さんがメイクしてるとこは見たいかも。どこからどこまでがしてんの。瞼のやつは分かったけどそれ以外はさっぱり。(巧みな指先に捕まったら終わりだと察して遠慮の首振りが二度続く。無邪気なまでにいたずら笑顔に思わず半歩退いたけれど、興味が勝ればすぐ半歩戻った。覗き込む身長差がなければ僅か顔を倒し、見つけたいと視線は探るように。)笑う時は口に手を当てる。…これじゃあお母さんだな。(続く注意は彼女の言葉を受けた見せ掛けに過ぎない。一瞬の疑似親子も互いの笑いで1年1組級友に元通り。赤に色づく口がそれより熱い思いをもって同調してくれるならば味わいながらの相槌は首肯で返した。ゴミ箱に吸い込まれていく様を見つめつつ、この後はどうしようかなんて脳裏を見透かしたようなタイミングと誘いがくすぐったくて目が細まる。)俺もこれ飲んだあとの予定考えてた。いいよ、行こ って聞いてないしもう行ってるし(そうやって肩を竦めても彼女は見ていないから。急かす声に「はいはい」なんてもう笑いながら波打ち際までやって来るなり足先が水を掬って彼女に軽やかに放つ。)やば、つめた。なんか、俺いますごい楽しんでる。
森地康太 07/22 (Wed) 20:59 No.107
え゛っっ(引いて)えっ♡(上がるテンションは超簡単。ペタとフィクサーのおかげで肌に張り付いた儘であろう頬紅入れた辺りを指で示し)美肌に見えてる〜〜?(ついで下唇に添えて)うるぷるリップに見えてる〜〜?(訊ねる語尾とは真逆に明け透けな欲望が碧眼に乗った。境目見つけようとする瞳にはどうかノンボーダーでありますように。一瞬構築された親子関係に「はぁ〜いママ♪」と間延びした声で応えて、笑声転がす際には控えめに指先を赤リップの前に添えた。不躾な指先は其の後ゴミを放って海を示し、彼もまた今暫く延長されてくれる気であると知れば一層無遠慮に。先に進む所為で級友の表情は見えねども、楽しんでくれてたらいい。波打ち際で脱いだサンダルが見守る先、踝まで海へ突っ込んだところで水滴の強襲に遭えば、負けじとやり返すのは予想された未来だ。)ねえ〜〜〜負けないからねっ!!(バシャバシャと宛ら犬が燥ぐかの如く手足使って思いっきり海を掬い上げ隣へと放る。最中に彼の弁を捉えた碧眼は一等喜色に細まって)ココもめ〜〜〜っちゃ楽しい!! テヤットウッ(小学2年男児だってもう少しまともな効果音を付けるだろうが、今はそれどころではない。笑い転げる唇の中に水飛沫が入れば「しょっぱ〜!」と叫ぶ声まで楽しくて堪らない。)
スペンサー心 07/22 (Wed) 22:58 No.109
(両目は彼女の指先を追って)見えてる。(存分に楽しませてくれるおしゃべりな唇も注視。)見えてる。どっちもメイクなんだ?へえ……なんか技みたいだな。将来はそういう仕事したいとか?(常夏に来てまで将来の話をするつもりなかったが手先が成したそれを間近に捉えてふと興味が湧く。改まった呼称は自業自得でも何度目かの含む視線を投げても、彼女の所作を見れば「さすが俺の娘」そう開き直った。砂浜を二人で駆ける事に留まらず海で掛け合ってしまえば夏を制覇してしまったよう。もちろん仕返しを期待していれば飛沫に目を細めても避けようとはしない。)まっ まてまて 心さん限度って知ってる?てか心さんも濡れちゃってない?いいの?(足先の森地に対して彼女のバケツは手と足となれば水の量だってその分ずっと多い。額に張り付く前髪を無造作に崩しながら伺うもきっと意味ない事だって分かって表情は綻ぶ。)なにそのかけ声。ヒーロー? 飲みすぎないように気をつけろよ、てか魚とか居んのかな。(首を落として探るけれど彼女の隙を作る罠でもあるから油断してはならない。日照りの元、とことん青春を色濃く残して惜しみなく楽しもう。帰る家も一緒ならば同じ家路の途中に挟んだ言葉は彼女と出会ってからの時間がこの身にすっかり馴染んでいたから。)今日って俺たち遊ぶ約束してたんだっけ。……あ、ちがう。ナンパだったな、そう言えば。あのナンパ、心さん的には何点だった?(はしゃぎ尽くした後の談笑は穏やかに眠気を誘って欠伸が何度洩れたか。)
森地康太〆 07/23 (Thu) 17:10 No.117
わは〜やったね〜♡んん、それはどうだろ、分かんないや!(上手い事化粧が誤魔化してくれているのであれば上々、ご機嫌な声は将来に派生したとて軽快な色を変えない儘。「こーちゃんは?将来の夢とかある?」と問うのも軽やかに、海より無限に広がる未来への期待で碧眼細めた。けれども今は瞬間を楽しむ事に精一杯、刹那の親子はぶっははと無遠慮に噴き出したし、水飛沫上げるのには一生懸命になり過ぎて口が開いた儘。オーガンジーが水を含んでもなんのその、手と揃いの指の爪がまた一杯パシャンと海を掬った。)限界は突破するためにあーるっ!! これね水着だからいーのいーの、水着は濡れるためにあーるっ!!(とんでも理論も笑い声に引っくるめて水と共に撒き散らす。「攻撃ったらこれでしょ?!テヤッ!」と卑怯な強襲はぴたりと止まって)いそう!もうちょい行ったら泳いでたりしないかな?行ってみよーよ!(コロッと次の話題へと指先を伸ばす単純さ。その内彼からの逆襲に遭ったりずっこけたりしながら、気付けば一度ずぶ濡れになって帰路に着く頃には乾いているだろう。当然並んで歩く短い帰り道の合間のお喋りには、ふふふとむず痒くはにかんだ。)90点!「スペンサー」じゃなくて「心」だったら100点満点花丸だったのになぁ〜(夕焼けに放ったのは見ず知らずのナンパ男ではなく、今隣を歩く級友に向けて、「今日はありがとね」が唇を割るまでもう少し。)
スペンサー心〆 07/24 (Fri) 16:17 No.126
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